過敏性腸症候群でストレスに自覚がないときは〇〇が原因かも
「働きたいけど体と心がついていかないんです」
初診時、そう言って涙を流す方がいました。
過敏性腸症候群に悩むMさん、当時27歳の男性です。
上司から昇進を打診されるほど、仕事に打ち込んでいました。
「仕事が好きです。もっと活躍したいと思っていました」
そんなMさんの日々が一変しました。
Mさんは過敏性腸症候群を発症してしまったのです。
胃腸を壊すことが多くなり、仕事を休む日が出てきました。
食後にお腹の調子が悪くなるため、不安を感じながら食事を取るように。
もともとスリムだった体はさらに痩せ、体重が10kgも落ちました。
何よりも、好きだった仕事を2ヶ月も休むことになったのが、Mさんにはつらいことだったそうです。
「ストレスが原因ですね」
病院ではそう言われたけれど、ストレスと聞いて思い当たることがない。
仕事は好きで、ストレスを感じていない。
ストレスが思い当たらなければ、取り除きようもない。
自覚のない原因に不安で仕方がない日々を過ごしました。
自分でも色々と試し、それでも良くならない。
Mさんが当院に来院されたのは、発症から二ヶ月ほどが経った日のことでした。
一体何が原因でしょうか。
当院で問診をしていくうちに、一人暮らしをし始めていたことが分かりました。
とは言っても、Mさんは自炊もでき、食事はしっかりとしたものを食べていました。
食事の面からの問題はありません。
また一人暮らしにストレスを感じているということもありませんでした。
問診や検査の結果、原因として考えられたのは、姿勢の悪さの問題です。
Mさんは一人暮らしを始めてから、スマホの使用時間が極端に延びていました。
首をうつむくようにして見ることが増えていたのです。
そのため、首が正常な位置よりも前方に移動していました。
首のバランスが崩れると、神経の多くが首を通っている関係で、自律神経が乱れやすくなってしまいます。
自律神経は腸の働きをコントロールしているため、過敏性腸症候群の原因になっていました。
Mさんの首のバランスを整え、姿勢を改善、生活でも姿勢に気を付けてもらうようになると、どんどんと改善していきました。
ずっと休んでいた仕事も完全に復帰できるようになり、今では元通りに働かれています。
自律神経の乱れによって引き起こされる心身の不調は多くあります。
そして、その乱れが首から来るケースがあることは、あまり知られていません。
そのため、治らずに悩み続けている方が多くいます。
これまでメンタルは強いと思っていたのに、急に不安を感じたりすることがある。
ストレスの原因に心当たりがないのに、ストレスが原因だと言われた。
もしそんな悩みを抱えている人がいるなら、一度自分の普段の姿勢に注意を払って欲しいです。
- ・うつむいてスマホを見ていないか。
- ・パソコンやスマホの使用時間が以前よりも延びていないか。
気付かないうちに、自分の体を悪くさせていることがあるかもしれません。
院情報
院名
創輝(そうき)鍼灸整骨院
院長
尾原秀祐
所在地
〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F
最寄駅
JR阪和線 長居駅から徒歩30秒
地下鉄御堂筋線 長居駅から徒歩2分
治療時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
16:00~20:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
休診日
土曜午後・日曜・祝日