なぜ、若い高校生なのに逆流性食道炎になってしまうのか?
逆流性食道炎は幅広い年代層にみられ、最近では食生活を中心とした生活環境の変化によって、高校生をはじめとした10代でもみられるケースが増えています。
高校生といった若い年代でなってしまうのは、体に特別な何か、問題があると思ってしまう方も多いのですが、実はこの時期は逆流性食道炎を引き起こす原因が重なりやすい時期でもあります。
では、どういった原因で逆流性食道炎が引き起こされるのでしょうか?
また、どのような対策を取ればよいのでしょうか?
逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎は、胃から食道へ胃酸などが逆流する症状です。
胃酸が逆流することで、食道の粘膜を荒らし、炎症を引き起こします。
一般的な症状として、胃もたれ、胸焼け、げっぷ、腹部膨満感、のどの違和感、呑酸(どんさん)などがあります。
若い高校生が逆流性食道炎になってしまう原因とは?
1.食生活の変化による、野菜や果物の不足
逆流性食道炎を引き起こす原因には、食事内容が大きく関係しています。
和食を食べる機会が減り、洋食中心への食生活の変化や、ファーストフードなどの外食を利用する機会の増加などによって、タンパク質や脂もの、糖質を摂取する比率が増え、逆に野菜や果物などの摂取量は減っています。
厚生労働省が調査した「国民健康・栄養調査」では、350gの摂取目安量に比べて、高校生の一日の平均摂取量は243gしかなく、ほとんどの家庭では野菜不足であることが分かっています。
高脂質や高タンパクなどの食事は胃酸の分泌量を増やすため、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
2.長時間のゲームやスマホの使用による姿勢の悪化
猫背など背中が丸くなると、おなか側が圧迫されてしまいます。
その状態が続くと、胃が圧迫され、胃液が食道に逆流しやすくなります。
学校の授業で長時間座る機会が多いことに加えて、ゲームやスマホなどによって悪い姿勢が習慣化すると、猫背の状態が癖づき、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
3.便秘
多くの方が、便秘と逆流性食道炎との関係には気付いていません。
先ほど野菜不足が問題だとお伝えしましたが、野菜や果物の摂取量が不足すると、食物繊維が足りないため便秘になりがちです。
便秘になると腹圧が上がり、胃が圧迫されるため、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
4.肥満
食生活の変化により、若い世代での肥満も増加傾向にあります。
肥満は腹圧を上げてしまい、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
5.ストレス
思春期は多感な時期で、人間関係や受験などがあり、ストレスが重なりやすいです。
ストレスは胃に炎症を起こしたり、胃酸の分泌量を増やすため、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
逆流性食道炎は、これらの一つ、あるいは複数の原因が重なり合って、引き起こされています。
では、これらの原因に対して、どのような対策が取れば良いのでしょうか?
逆流性食道炎を良くするために重要な3つの対策
逆流性食道炎の対処法として、取り入れやすく、重要なものには次の3つがあります。
1.野菜や果物を積極的に食べる
野菜や果物は食物繊維が豊富で、腸内を掃除してくれたり、腸内細菌の善玉菌の割合を増やしたりと、便秘解消をはじめとした胃腸にとても良い効果が沢山あります。
またビタミンやミネラルといった、体を健康に保つ様々な栄養を豊富に含んでいます。
また、その中でもキャベツにはビタミンU(キャベジン)が含まれていて、胃酸の分泌量を押さえてくれたり、胃壁の保護をしてくれたりと、胃に良い効果が沢山あるため、特におすすめです。
2.姿勢に気を付ける
携帯ゲーム機やスマホを使用する際には、手元の低い位置で使うのではなく、少し持ち上げて、首が下を向き過ぎないように使用してください。
姿勢が悪く猫背になっている方は、骨盤のバランスが崩れていたり、骨格のゆがみがあります。
もちろん普段の姿勢を気をつけることは良いことですが、良い姿勢を癖づけ、習慣化させるためには、骨盤をはじめとした骨格のゆがみを整えることが不可欠になります。
そのため、セルフケアで症状に改善がみられない場合は、治療を受ける必要があります。
3.お水を飲む
人の体は約60~70%が水分でできています。
胃腸を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。
男性なら2~2.5リットル、女性でも1日に1.5~2リットルの水が摂取の目安になります。
また、コーヒーやお茶は、胃を刺激したり、体から水分を出そうとする働きがあったりと、嗜好品として飲むのは良いのですが、それらで水分補給をすることは避けてください。
*極端に水の量を増やすことは、胃に負担をかける恐れがあります。
胃の状態を見ながら徐々に水の摂取量を増やしてください。
逆流性食道炎を良くし、充実した高校生活を過ごすために
逆流性食道炎は、初期の症状が軽い時であれば、生活習慣の見直しなどで比較的改善がみられやすい症状です。
ですが、薬が効かないほど状態が悪化していたり、慢性化してしまうと、一般的には治りにくくなってしまいます。
逆流性食道炎は、引き起こしている根本原因をしっかりと改善していけば、決して良くならない症状ではありません。
まずは可能な範囲で生活習慣を見直し、それでも改善がみられない場合は、根本原因に対する治療を受ける必要があります。
高校生という大切な時期を、逆流性食道炎といった不調に悩まされず、充実して過ごせるようになってください。
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長年悩んでいた逆流性食道炎が、薬を飲まずにいけるようになり治りました
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胃の不調もなくなり、毎日の食事もしっかり食べれるようになりました
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院情報
院名
創輝(そうき)鍼灸整骨院
院長
尾原秀祐
所在地
〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F
最寄駅
JR阪和線 長居駅から徒歩30秒
地下鉄御堂筋線 長居駅から徒歩2分
治療時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
16:00~20:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
休診日
土曜午後・日曜・祝日