機能性ディスペプシアは甘いものの取りすぎが関係している?

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機能性ディスペプシアは甘いものの取りすぎが関係している?

機能性ディスペプシアは、一般的に慢性化しやすい症状の一つです。

胃痛や胃もたれ、胸焼けといった不快な症状で悩んでいるにもかかわらず、検査をしても原因が分からない、薬を飲んでも改善が見られないと悩んでいるケースが珍しくありません。


実は、その原因の一つとして、食事内容、とくに甘いものの食べ方が関係しているケースが見られます。


当院に来院されたMさんも、機能性ディスペプシアに深く悩んだ患者さんの一人です。


Mさんは40代の女性で、普段は看護師として働かれています。

そんなMさんが機能性ディスペプシアに悩まされたのは、当院に来院する何年も前のこと。


明確なキッカケがあったわけではなく、少しずつ胃もたれや胸焼けに悩まされるようになりました。

そして、その症状は次第に慢性的なものになり、悪化してしまいます。


「胃の調子がずっと悪くて、疲れやすいし、動悸や息切れもしました」

「生理痛もキツく、体も冷えてしまい、本当にいろんな不調が出てきて、なんか体がおかしいなってのが分かりました」


過去には胃潰瘍になったこともあったと言います。


Mさんは看護師ということもあって、すぐに病院で診察や検査を受けました。

そして、機能性ディスペプシアの診断を受け、処方された薬を飲み始めます。


ところが、Mさんの症状は、改善が見られませんでした。


「胃腸の調子が悪いのは変わらなかったですね」

「ストレスのせいかなとか、自分なりに考えてはいたんですけど、だからといって、どうしたら良くなるってのも分かりませんでした」


Mさんは、症状に改善が見られなかったことから、別の治療法を探し始めます。

そして、当院への来院を決めました。


当院で問診や検査をした結果、Mさんのお体の問題点が分かりました。

症状を引き起こしている原因は、主に2つありました。


1つめは、ストレスの問題です。

ストレスが自律神経を乱すことは、一般的にも知られています。


Mさんの場合は、職場がストレスフルな人間関係になっていたことや、夜勤を担当する回数が多くなっていたことなどもあって、ストレスが溜まっていました。


2つめは、食事の問題です。

Mさんご自身に、普段の食生活についてお伺いしたところ、普段の食事には大きな問題はないものの、甘いものを食べる頻度が、かなり高いことが分かりました。


これは看護師さんたちが、お菓子を持ち寄って、休憩中に食べる、という習慣があったため、ついつい高頻度で食べていたそうです。

砂糖は適量ならばともかく、量や頻度が増えすぎてしまうと、腸内環境を悪くしてしまいます。


腸と胃は連続しているため、腸の働きが悪くなると、胃の消化にも悪影響を与えてしまいます。

また脳腸相関といって、腸の働きが悪くなると、脳にも悪影響を与え、自律神経の乱れから、胃の働きだけでなく、疲労感や生理痛、冷えといった、様々な不調にも繋がります。


当院の治療では、Mさんの胃腸の働きを活発にする調整と、ストレスによる影響を取り除く調整をしました。

また、Mさんには、お菓子を食べる頻度を抑えてもらいました。


完全に除去する必要はないのですが、食べ過ぎに注意してもらいます。


当院での治療を重ねるにつれて、Mさんの症状は改善していきました。

胃もたれや胸焼けに悩まされなくなっていきます。


また、腸が良くなったことで、疲れやすさや生理痛、体の冷えといった不調に加え、気分も良くなりました。

職場でストレスを感じることはあっても、体にその悪影響が出ることなく、過ごせるようになりました。


「ストレスと甘いものの2つで、こんなにも影響があったとは思いもよらなかったです」


症状がしっかりと改善し、再発の兆候もないことから、Mさんの治療を終了しました。

その後、メンテナンスとして来院されることもありますが、今では元気に日々を過ごせるようになり、仕事にも励まれています。


機能性ディスペプシアに甘いものの取りすぎがダメな理由とは?

胃腸の働きを低下させている原因を取り除くことが重要

機能性ディスペプシアは、一般的に慢性化しやすい症状の一つとされています。

薬を飲んでも改善が見られないと悩んでいるケースが珍しくありません。


これは、胃の働きをコントロールする機能自体に、何らかの問題が生じて、症状を引き起こしているためです。

胃薬などで一時的に胃の粘膜を保護したりしても、胃の働き自体は悪い状態が続いているため、薬の効果が切れると、症状が戻ってしまいます。


機能性ディスペプシア原因は色々とありますが、甘いものの取りすぎが、原因になっているケースがあります。

これは、内臓の働きを主にコントロールしている自律神経が、脳だけでなく、腸からも影響を受けているためです。


脳腸相関と呼ばれている現象で、脳と腸はお互いに影響を与え合っていることが分かっています。

そのため、腸の状態が悪くなると、脳の働きにも悪影響が現れて、自律神経を乱してしまいます。*1


そして、甘いもの(砂糖)の取りすぎは、腸内の悪玉菌を増やしてしまい、腸内細菌叢のバランスを乱してしまいます。*2


多くの人にとって、普段の食事は長年続けているため、自律神経に影響を与えているとは思ってもおらず、知らない間に悪化させていることが多いです。


とは言え、食べることが悪いわけではありません。

ただ、一度に多量に食べたり、毎日のように食べていると、胃腸の負担になってしまいます。


まずは普段の生活で、甘いものの取りすぎがないか、気をつけてみてください。

間食をする際に、自然な甘み、フルーツや焼き芋、甘栗などに置き換えたりすることも効果的です。


もちろん、適切な治療を受けられるのが一番ですが、状態を悪くしている原因を取り除いていくことは、良くすることと同じぐらい重要です。


そして、それでも治りきらない、とお悩みの方は、一度根本的な原因を取り除く治療を検討してください。

どこでも対応できるわけではありませんが、機能性ディスペプシアは、適切な治療を受けられれば、けっして改善しない症状ではありません。


ひどい症状に悩んでいる方も、治るのを諦めないでください。


当院での機能性ディスペプシアの治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。


参考文献

1)The Vagus Nerve at the Interface of the Microbiota-Gut-Brain Axis


2)Adaptation of the Gut Microbiota to Modern Dietary Sugars and Sweeteners


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院情報

院名

創輝(そうき)鍼灸整骨院

院長

尾原秀祐

所在地

〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F

最寄駅

JR阪和線 長居駅から徒歩30秒
地下鉄御堂筋線 長居駅から徒歩2分

治療時間

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