なぜTFCC損傷は安静にして良くなっても、すぐ再発してしまうのか?

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なぜTFCC損傷は安静にして良くなっても、すぐ再発してしまうのか?

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なぜTFCC損傷は安静にして良くなっても、すぐ再発してしまうのか?

TFCC損傷は一般的に治りづらいとされている症状の一つです。

一生懸命に安静や固定を続けても良くならず、また痛みがマシになっても、すぐに再発すると悩む方が多くいます。


医師から「手術しても治るかどうか分からない」と言われることも多い症状です。


当院に来院されたA君も、TFCC損傷が何度も再発してしまい、深刻に悩んだ患者さんの一人です。


A君は中学生の男の子で、キックボクシングをしています。

力が強く、将来有望な選手です。


A君がTFCC損傷に悩み始めたのは、当院に来院する一年前のこと。


強力なパンチが持ち味の選手ですが、強打をした際に右の手首が痛くなり、それ以来まともにパンチが打てなくなってしまいました。


「軽く打つだけでも手首がジンジンと痛かったです」

「特にフックを打つとめちゃくちゃ痛くて、練習もできないぐらいでした」


最初は整骨院に通ったA君ですが、良くならなかったため病院に通いました。

検査をした結果、TFCC損傷と診断を受けます。


「3か月間、とにかく手を使わないように言われました」


A君は3か月間、体がなまらないように足腰を鍛え、パンチの練習を続けたい気持ちを抑え、手を使わず安静に過ごしました。

3か月後、ようやく手首の腫れは収まり、痛みがなくなったことで医師から許可を得てパンチ練習を再開しますが、すぐに痛みが再発してしまいました。


A君は再び病院に通います。


「少しでも動かしたらアウト(治らない)、手術するしかないと言われて、サポーターをつけて動かさないように必死でした」

「手術って言われても確実に治らないなら、後も痛みが残るかもしれないし、やりたくなかった」


再度3か月間の安静を指示されたA君は、まともな練習ができない現状に、強い焦りを抱えていました。


「本当は休まずに今すぐ練習したい。自分が休んでる間にも、他の人たちが練習してる。どんどん強くなってると思うと、焦ってしまってました」


それでも指示された安静期間、もどかしさに耐えながら安静を保ちました。


安静期間が終わった後、練習を再開するA君ですが、またもや痛みが再発してしまいました。

A君のお父さんはそんな再発が続く状況に、別の治療手段を探しはじめます。


「まずは信頼できるお医者さんの治療を受けるべきだと思ってたんです。けど、話をしっかりと聞いてもらえず、とにかく安静にしなさいとだけ言われていて、手術をお願いするだけの信頼関係が築けなかった。別の治療を受けようと思いました」


インターネットで色々な治療法を探した末に、当院のHPを見たことで来院を決めました。

当院でA君の問診や検査をした結果、原因が分かりました。


TFCC損傷を引き起こしていた原因。

それは、肘の関節のバランスが崩れていたことです。


TFCCを含む手首の関節は、手の小さな8つの骨、そして前腕の2本の骨で構成されています。

肘の関節のバランスが崩れると、前腕の骨の位置がおかしくなり、動きに滑らかさが失われて負担がかかります。


また、手を着いたり、パンチの際などに手首にかかる衝撃を上手く吸収できなくなり、痛める原因になってしまいます。


詳しく話を伺ったところ、A君は小学校の頃に熱心に野球をしていて、右の肘を過去に痛めていました。

恐らくはその時から、前腕(橈骨)の位置のバランスが崩れて、手首の小指側に負担がかかりやすくなっていたと考えられました。


当院の治療では、崩れていた前腕のバランスを整えていきました。

関節のバランスが整うにつれて、日常生活での痛みがなくなります。


練習で軽いパンチが打てるようになり、症状が改善していきました。

そして、前腕の骨の位置が正しい場所へと戻ったことで、A君はパンチを問題なく打てるようになり、治療を終了しました。


「最近はしっかり練習できるのが嬉しいです。これからみっちり練習して、遅れを取り戻して頑張ります!」


これから出場する試合に向けて、練習に励まれていることだと思います。


TFCC損傷の再発を防ぐには、根本原因からの解決が必要です

TFCC損傷を再発させないためには、根本原因からの解決が必要です

TFCC損傷は安静やサポーターの固定で一度良くなっても、普通に手を使い始めると、再発することの多い症状です。


手を使わず生活することは、あらゆることに不便を強いられてしまいます。

推奨される安静期間は、3~4カ月程度と非常に長い間続きます。


治したい一心でガマンして安静にし、ようやく痛みが治まったと思って手を使いだすと、すぐに症状が再発してしまう。


本当に治るんだろうか。

手術するしかないんだろうか。


など、強い不安に襲われる方も多いです。


どうして再発するのか?

それは、TFCC損傷を引き起こしている根本原因を解決できていないからです。


TFCC損傷の方の多くに共通する根本的な原因は、手首周りの関節のバランスが崩れてしまうことです。

手首周りには非常に小さな骨が集まっていて、これらの位置がバランス良くあることで、手や指の滑らかな動きが行えています。


関節のバランスが崩れると滑らかな動きが失われ、日常生活や仕事での反復動作などで、関節に強い負担がかかります。

また、スポーツなどで衝撃が加わった時も上手く吸収できず、関節を痛める原因になります。


関節のバランスが正しい位置に戻ることで、余計な負担がかからなくなり、痛みや腫れを引き起こさず手首が使えるようになります。


ただ、手首周りの骨のバランスを整えるのには、繊細な治療が必要です。

そのため、どこの治療院でも改善すると、安易に推奨できるわけではありません。


その上で、改善のためには骨格のバランスを整えられる治療を受けることをおススメします。


当院でのTFCC損傷の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。


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院情報

院名

創輝(そうき)鍼灸整骨院

院長

尾原秀祐

所在地

〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F

最寄駅

JR阪和線 長居駅から徒歩30秒
地下鉄御堂筋線 長居駅から徒歩2分

治療時間

受付時間
9:00~13:00 ×
16:00~20:00 × ×

休診日

土曜午後・日曜・祝日

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