学校を休むほどツラかった過敏性腸症候群の便秘型の改善例
今回紹介する患者さんは、過敏性腸症候群の便秘型に悩まされていた高校2年生の女の子Tさんです。
<患者さんの紹介>
お名前:Tさん
年齢 :高校2年生
症状 :過敏性腸症候群-便秘型
便秘・腹痛・お腹の張り・ガスなど
彼女は、お通じが3日に1度ぐらいしか出ないことに加えて、お腹の張りやガスといった症状に悩まされていました。
特につらいのが、授業中や教室が静まり返るテスト中の腹痛です。
シンと静まり返り、用紙にペンの書く音だけが響き渡る中、お腹の痛みでテストに集中できません。
また、ガスの症状も強いストレスになっていました。
臭いのせいで周りの誰かに嫌われてしまうんじゃないだろうか、と不安を感じてしまっていたのです。
このような症状に悩まされ続け、学校を欠席してしまうことも多くなってしまいます。
お腹を気にせず、毎日学校に通いたい。
そんなごく普通のことも、お腹の痛みや張りがあると難しくなってしまいます。
過敏性腸症候群は状態が悪いほど、改善するケースは少なくなっていきます。
Tさんも病院に通い、薬を飲んでも、症状が良くなりませんでした。
学校に通いたいのに通えない、病院に行っても治らない。
彼女はどうやったら治るんだろうと強く悩んでいました。
そんな娘さんの姿を見る親御さんも、とても心配されていました。
どこか、過敏性腸症候群を治してくれるような場所はないんだろうか?
当院のHPを見て来院を決めたのは、そんな時のことです。
どこに問題があったのか
当院に来院されて、問診や検査などで詳しく原因について調べていったところ、とくに彼女の場合は、
・周りに気を使い過ぎてしまう
・細かいことを気にしてしまう
・便秘(3日に1度ぐらいの頻度、お通じがあるときもしっかりと出しきれていないこと)
が問題であることが分かりました。
Tさんはとても優しく、気づかいのできる性格です。
ですが、それが逆にコミュニケーションで失敗したくない、誰かに嫌われたくないという悩みにも繋がってしまっていました。
ガスの症状もあり、学校を休みがちになれば、余計に人の目が気になってしまいます。
自分の性格がストレスの原因になっていると分かっていても、なかなか思うように考えを変えられるわけではありません。
これらの原因から、彼女の場合には、毎回の治療に加えて、
・意識の向け方を変えること(思考パターンを変える・大事なことにフォーカスするなど)
・食事指導を行い、お通じをしっかり出せるようになってもらうこと
が改善に必要でした。
通院し、話を聞いていく中で、家族にすら気を使い過ぎてしまいながらも、「性格だからしょうがないのかな」と思っていたことも分かってきました。
患者さん自身は、どうしようもない、変えようのない問題だと捉えてしまっていることでも、治療やアドバイスを受けることで改善できるケースは少なくありません。
そんな問題を拾い上げ、改善に導くことも、症状を良くするためには重要です。
治療を受けて
Tさんは、今では周りを気にし過ぎることがなくなりました。
誰にでも気遣いができる優しい性格はそのまま、必要以上に誰かを意識することはなくなりました。
自分にとって大切な人や物ごとに意識をフォーカスできるようになり、余計なストレスをほとんど感じなくなっています。
誰にも同じように気を使って、心を疲れさせていた姿はありません。
また、お通じも毎日しっかり出るようになって、以前のようにお腹を気にすることなく学校に通えています。
ストレスがかかってお腹が痛くなりやすいテスト中でも、お腹が痛くならない、と喜んでいました。
表情が明るくなり、雰囲気も変わっていきました。
「娘が毎日学校に通えています」と親御さんもとても喜んでいました。
当院の治療だけでなく、本人がとても治療に前向きだったこと、お母さんも治療に対してとても協力的で、食事指導の内容をしっかりと守ってくださったことも、治療がより効果的に働いた要因の一つです。
同じように過敏性腸症候群にお悩みの方へ
過敏性腸症候群が原因で、不登校になってしまう学生さんは少なくありません。
授業中にトイレに行くことや、ガスの問題はとてもツラいことです。
多感な時期でストレスを抱えやすい上に、女の子であれば、なおさら周りの目が気になってしまうでしょう。
過敏性腸症候群は一般的に、なかなか改善がみられにくい症状と言われています。
ですが、過敏性腸症候群と言っても、引き起こしている原因があります。
原因は人によって違いますが、その方の抱えている原因を解決していけば、けっして改善しない症状ではありません。
たった一度しかない学生生活、過敏性腸症候群の症状に悩まされて過ごすのと、お腹を気にせずに過ごすのには、とても大きな差があります。
学生生活というあなたの大切な時間は、今この瞬間しかありません。
大人になって、あの時しっかりと治療を受けていれば、学校生活がもっと良かったのかなと思っても、過去に戻ることはできないのです。
また、痛みや不調を抱えたままでは、集中して授業を受けることも難しく、将来の進路にも悪影響をおよぼしかねません。
当院は、本来であれば良くなれる症状が、治らずに悩んでしまう。
症状が治らないことで、やりたいこと、できることができなくなってしまう。
そんなもったいない事態を少しでも減らしたいと考えています。
少しでも早く良くなって、痛みや不調に悩まされず、有意義な時間を過ごせるようになって欲しいと思います。
→つらい過敏性腸症候群の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の過敏性腸症候群の施術をご覧ください
創輝(そうき)鍼灸整骨院
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