整形外科で首にゆがみがあると言われ、もう治らないのではと悩んでいた肩こりの方の改善例
今回ご紹介するのは、肩こりで悩まされていた女性、Hさんです。
<患者さんの紹介>
お名前:Hさん
年齢 :30代
症状 :肩こり
寝違え
首の骨の歪み(レントゲン撮影での診断)
恥骨の痛み(産後の骨盤)
立ちくらみ、ドライアイ、花粉症、
つまづきやすい など
Hさんが当院に来院するようになったキッカケは、一枚のレントゲンでした。
もともと長年の肩こりに悩まされていたHさん。
ある日、起きようと思って首を左に向けたところ、バキッと大きな音がして、それから首を動かせなくなってしまいました。
寝違えたと思ったHさんは、整形外科に行って、思ってもみない言葉をかけられます。
「首の骨がゆがんでいますね」
レントゲン撮影を見たお医者さんの指摘に、Hさんはとても不安になってしまいました。
(どうしてゆがんでしまったんだろう)
(ゆがみって治るんだろうか?)
(ゆがんだままだと、将来手足がしびれたり、何か悪いことが起こるんじゃないだろうか……?)
といった、悩みを抱えることになってしまいます。
Hさんはもともと肩こりがあって、首や肩の調子が良いとは言えない状態でした。
また、三人のお子さんを産んでいたこともあって、肩以外にも骨盤の開きや恥骨の痛みも気になっていました。
体のゆがみに対して気なっていたところに、レントゲンという客観的に体がゆがんでいることが分かり、ショックを受け、同時に治らないのではないかという、強い不安を抱くことになりました。
(もしかして立ちくらみもゆがみのせい?)
(ドライアイも、つまづきやすいのも、全部そうなんだろうか?)
一度不安になると、体の不調もゆがみのせいではないかと、すべてが怪しく感じてしまいます。
そんなHさんに対して、「良いところがあるから行ってみたら」と声をかけたのが、友人のKさんでした。
そして、Kさんが紹介してくれたのが当院でした。
Hさんの原因はどこにあったのか?
問診や検査をした結果、Hさんは次のような問題が分かりました。
レントゲンで指摘された首の骨のゆがみだけではなく、Hさんは全身のバランスが崩れてしまっていました。
骨格のバランスが崩れると、筋肉に負担がかかったり、神経の働きが乱れ、痛みや不調を引き起こしてしまいます。
寝違いが起きたのも、もともと体のバランスが崩れていて、普段から首に負担がかかっていたのが、ある日限界を超えたために起こってしまいました。
一般的に、体のゆがみはその方の特に弱いところ、普段から負担をかけているところが大きくバランスが崩れる傾向にあります。
Hさんの『全身のバランスの崩れ』には、産後の過ごし方が大きく関わっています。
女性の体は、妊娠しているときにお腹の中で子供を育てるため、関節が緩くなっています。
産後、体が元の状態に戻るのに、およそ8週間かかると言われています。
この関節が緩く、ゆがみやすい時期に、ゆっくりできる方は良いのです。
上の子どもがいたり、仕事があってゆっくりしていられないような状況の方は、体に負担をかけてしまい、バランスを崩してしまいます。
Hさんの場合には、お子さんが三人いる状態で、普段から家事や育児で体に大きな負担がかかっていました。
それが肩こりだけではなく、全身のバランスの崩れを招いてしまっていました。
このような原因からHさんの治療には、
・首の骨のバランスの調整
・骨盤の調整
・姿勢をはじめとした、全身のバランスの調整
を行いました。
Hさんの自覚症状として、一番訴えが大きかったのは、寝違えや肩こりといった、肩から上の症状でした。
ですが、本人が意識していないところに原因があることは珍しいことではなく、Hさんの症状を改善するには、全身の調整が必要でした。
また、治療で体のバランスを整えても、日常生活で過剰な負担をかけてしまっていては、またバランスが崩れることになってしまいます。
治療と合わせて、日常生活での負担の少ない体の使い方もお伝えしました。
信頼していたKさんの紹介だったこともあり、Hさんは不安なく通うことができたとおっしゃっていました。
治療を受けて
治療を受けるたびに、Hさん本来のキレイな姿勢になっていきました。
また、骨盤をはじめとした土台が安定することで、体にかかる負担が大幅に減っていきました。
血流やリンパの流れといった循環も良くなり、筋肉の状態も安定し、肩こりが治りました。
首の骨のゆがみに対して抱いていた不安も、解消することができました。
同じように肩こりでお悩みの方へ
肩こりはすごく悩んでいる方の多い症状です。
ですが、肩こりと言っても、人それぞれ引き起こしている原因は様々です。
単純に肩の筋肉が緊張して、肩こりになっている方はごく一部です。
Hさんのように体全体的なバランスが崩れていたり、肩だけの問題ではないことの方が多いぐらいです。
痛みやこりがあるからと、揉んだりストレッチをしても治らないと悩んでいる方がいるのは、ごく自然なことです。
ですが、その人の抱えている根本的な原因を解決していけば、筋肉の状態も良くなり、肩こりも良くなっていきます。
肩こりは治らない症状ではありません。
治らないのではなくて、あなたの問題に対しての解決策に出会っていない可能性がかなり高いです。
もし、肩こりを繰り返してしまう。
一時的に楽になっても、完全に良くなることがないと悩んでいるのなら、その時の肩の楽さではなく、根本的な原因を解消する治療を受けることを考えてみてください。
→つらい肩こりの症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の肩こりの施術をご覧ください
創輝(そうき)鍼灸整骨院
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