膝の痛みが筋トレで治らないのは何が問題なのか?
膝の痛みは治らずに悩んでいる方の多い症状です。
ストレッチやトレーニングといった、筋肉に対してアプローチをするリハビリをしても良くならない、と悩んでいるケースが少なくありません。
当院に来院したEさんも、リハビリをしても膝の痛みが治らずに悩んでいた方です。
Eさんは30代の女性で普段は保育士として働いています。
子どもの頃からスポーツが好きで、バスケをはじめいろいろなスポーツをされてきました。
過去に半月板損傷や、腸脛靭帯炎など膝を痛めたことがあったのですが、5年ほど前から痛みがひどくなります。
いつもならば、動く量を減らしたりすれば楽になるのですが、痛みがいつまでも続きました。
保育士の仕事は、小さな子どもたちと目線を合わせるため、何度も膝を着いたり、深くしゃがむ必要がありました。
また遠足の日には、膝が痛くてもたくさん歩き続ける必要があります。
(子どもたちは好きだけど、これ以上膝が痛かったら、仕事を続けるのは難しいな……)
Eさんは病院や整形外科を受診します。
理学療法士の指導の下、6か月間ほどリハビリをしました。
ですが、マシにはなるものの、治りきるまでには至りません。
その後、ジムに通い自分でもトレーニングをして膝周りの筋肉を鍛えたりもしましたが、治りきることはありませんでした。
(病院で言われた筋肉を鍛えているのに、どうして楽にならないんだろう? 痛くてこれ以上動かすのも難しいし、どうしたら良いだろう?)
膝が痛いから、なかなか運動ができない。
トレーニングも負荷がかかり過ぎると、膝の痛みをひどくしてしまう。
でも鍛える必要がある。
ほど良い加減を見つけるのも難しく、トレーニングもままなりません。
そうこうしている内に症状は悪化し、Eさんは、歩くだけでも痛くなりました。
もともと体を動かすのが好きなEさんは、膝が痛くて思うように外出もままならなくなったことに、ストレスが溜まります。
(このままだと出かけたり、旅行に行ったりもできそうにない。なんとか治る方法を見つけないと)
今のまま続けていても治りそうにない。
Eさんは整体を探し、当院に来院することを決めました。
問診や検査の結果、Eさんの膝には一つの問題が見つかります。
それは関節のバランスが崩れていたことでした。
膝は3つの骨がバランス良く、協調して滑らかに動くことで、体重を支えています。
関節のバランスが崩れたことで、膝の一部に負担が集中し、痛みを感じる状態になっていました。
当院の治療で関節が整うにつれて、Eさんは膝の痛みが減っていき、どんどん痛みなく歩けるようになっていきます。
しゃがむといった日常の膝の曲げ伸ばしも問題なくできるようになり、用事で遠方に出かけるときも、膝の痛みに悩まされることがなくなりました。
治療を終えたEさんは現在、好きな運動のウォーキングを続けています。
治らない膝の痛みは関節のバランスが大切
膝の痛みに対して、太もも周りの筋肉を鍛えることは、多くの方に知られている、スタンダードな手法の一つです。
症状の程度が軽度の場合、筋トレやストレッチで改善する例は多くあります。
膝を守るのに必要なのは確かであり、筋力が強ければ、保護する能力が高まります。
ただ、太ももやふくらはぎの筋肉がしっかりと膝の関節を守るには、膝自体の関節がしっかりと整っている必要があります。
膝の関節は、大腿骨(太もも)と脛骨(すね)と膝蓋骨(お皿)の3つの骨で構成されています。
これらの骨が上手く噛み合って動くことで、滑らかに動き、体重を支えます。
関節のバランスが崩れると、噛み合わせが悪くなって骨同士がぶつかったり、筋肉のサポート力がしっかりと発揮されなくなることで、痛みを引き起こします。
膝の関節は
- ・しゃがむなどの深く膝を曲げる
- ・膝立ちの状態を続ける
といった動作を長時間することで、バランスが崩れてしまいやすくなります。
これらの動きを避けてもらうことが重要です。
Eさんも保育士として働く際に、しゃがむことが多かったですが、完全に腰を落とし座ってもらうなど、この2点に気を付けてもらいました。
膝の痛みが治らない。
どれだけトレーニングやストレッチをしても良くならない。
そんな悩みを抱えている方は、関節のバランスが原因になっているかもしれません。
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