母指CM関節症のステージ4の方が、手術せずに改善した理由とは?
母指CM関節症は、一般的に治りづらい症状の一つとされています。
特に症状の程度を段階的に示すステージの、1~4の数字が増えるにつれて、どうすれば良いのかと深刻に悩むケースが多く見られます。
病院を受診して「手術しかない」「治らない可能性が高いから、手術はできない」と医師から告げられる方も少なくありません。
当院に来院されたMさんも、病院で母指CM関節症のステージ4と診断を受け、なんとか手術をせずに治らないか、と悩んだ患者さんの一人です。
Mさんは50代の女性で、普段は主婦として、そして会社員として日々を忙しく過ごされています。
以前から、手の痛みや違和感は感じていたというMさんですが、当院に来院する半年ほど前、その症状が急に悪化してしまいました。
「スマホを操作するだけでも痛かったです。鍋を持ったり、ボタンを留めるような、親指をグッと押さえるような動作は、激痛が走るような状態でした」
「仕事にも家のことにも支障が出てしまって、とても困りました」
Mさんが病院を受診したところ、レントゲン撮影などの検査の結果、母指CM関節症の診断を受けました。
医師からは、もっとも状態の悪いステージ4の重症との診断を受け、手術しかないと言われてしまいます。
「手術をしたら骨を削ったりする必要があって、でも確実に良くなるかは分からないと言われました。手術をせずに治るなら、それが一番だと思いました」
「趣味でゴルフをしたり、ジムに通ったりしてるので、痛みが治ったら再開したい思いがあったので、別の治療を探し始めたんです」
手術を避けたかったMさんは、別の治療法を探しました。
そして、当院のHPを見たことから、来院を決めます。
当院で問診や検査をした結果、Mさんのお体の問題点が分かりました。
Mさんの親指から前腕にかけて、骨の関節のバランスが崩れてしまっていたことで、親指に強い負担がかかってしまっていました。
指の動きは、実際には指先だけではなく、手根骨と呼ばれる手首周りの骨や、前腕の2本の骨、それらに付着している多くの筋肉などが、うまく協調することで成り立っています。
何らかの原因で、関節のバランスが崩れてしまうと、その協調性が失われてしまい、大きな負担がかかるようになります。
当院の治療では、Mさんの崩れていた関節のバランスを、正しい位置へと整えていきました。
来院当初はサポーターをつけて、できるだけ手を使わないようにされていたMさんでしたが、当院での治療が進むにつれて、痛みなく指を使える範囲が増えていきました。
日常生活で、支障なく過ごせることが増えていき、お仕事だけでなく、ゴルフやジムのトレーニングなど、親指に大きな負担がかかるような動作でも、痛みを感じずに使えるようになっていきます。
「もう大丈夫なんだって、確信が持てました」
「治らないかもしれないと、ずっと不安に思ってただけに、すごく嬉しかったです」
痛みや違和感がまったくなくなり、再発の不安もなくなったことを確認し、当院の治療を終了しました。
今はゴルフやジムをたっぷりと楽しみ、不安なく日常生活を過ごされていることでしょう。
母指CM関節症のステージが深刻だから治らないわけではありません
母指CM関節症は、レントゲン上での状態に合わせて、ステージと呼ばれる段階がつけられます。
ステージには1から4まであり、一般的に
・骨と骨の隙間が狭くなる
・骨に骨棘(こつきょく)と呼ばれる変形が起きる
ものほど、ステージの数字が増え、状態が悪いと判断されています。
ただ、必ずしもレントゲン上での重症度と、実際の症状の強さとは一致しません。
そのため、「患者さんの状態に合わせて手術が必要か検討する」というのが、一般的に医学界で言われている方針になります。
当院では、母指CM関節症の根本的な原因として、親指を含めた、手首や前腕といった腕全体での関節のバランスの崩れが引き起こしていると考えています。
長年の手の使い方に問題があったり、使いすぎによる負担の蓄積、あるいは転倒して手をついたなどの急な衝撃によって、関節のバランスが崩れてしまいます。
その結果、親指の付け根の部分に強い負担がかかるようになってしまい、母指CM関節症を引き起こしてしまいます。
関節のバランスが正しい位置へ整うことで、関節への負担が減ったり、骨と骨にスペースが生まれ、滑らかに動くようになります。
その結果、骨がすり減った状態でも、痛みや違和感なく手が使えるようになるケースはとても多いです。
手術をしたくないと考えている方や、あるいは医師から手術はできないと言われている方もいるかもしれません。
そのような方でも、改善される可能性は十分にあります。
ただ、手首周りの骨はとても小さく複雑で、微妙(繊細)な調整を必要とします。
特に同じ母指CM関節症でも、状態の悪い方の場合、より複雑な調整が必要かもしれません。
そのため、どこで治療を受けても良いというわけではありませんが、きっと自分に合った治療院はあるはずです。
このまま治らないのでは、と不安になっているかもしれませんが、諦めないでください。
当院での母指CM関節症の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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