起立性調節障害で3つの病院の検査で異常なしと言われた方の原因とは
起立性調整障害は、MRIなどの精密な検査をしても、画像上では異常なし、と判断されるケースが珍しくありません。
ですが、朝にまったく起きれなくなってしまったり、ひどい倦怠感や頭痛、めまいといった症状に襲われてしまいます。
その結果、学校生活を中心に、生活全般に大きな支障をきたすケースが多く見られます。
当院に来院されたNさんも、起立性調整障害と診断を受けるも、検査で異常が見つからずに悩んだ患者さんの一人です。
Nさんは中学生の女の子で、起立性調整障害になる前は、運動部に所属していたりする、普通の元気な女の子でした。
ところが2ヶ月ほど前から、どんどんと調子を崩して、朝に起きれなくなってしまいます。
それだけでなく、立ちくらみや頭痛、吐き気、ひどい体の疲れや倦怠感にも襲われてしまいます。
「起きようと思っても、しんどくて体がまったく思い通りに動かない感じでした」
Nさん本人だけでなく、両親もお子さんの状態の変化を不安に感じていました。
「声をかけても反応がないぐらい寝入っていて、普通じゃないないように感じました」
「調子が悪いから、イライラしてて、情緒の不安定さが今までとは違う感じで、何かがおかしいと思いました」
Nさんはお母さんと一緒に病院に行き、起立性調整障害の診断を受けます。
その後も脳神経外科に行ったり、心療内科にも行きましたが、これといった原因も分からず、薬を飲んでも症状に改善は見られませんでした。
「病院を回って、薬もしっかり飲んだけど治らなかったんで、今のままで治るのかなって不安でした」
学校に行けない日々が続き、Nさんとお母さんは、他の治療法を探し始めます。
そして、当院のHPを見たことで、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Nさんのお体の問題点が分かりました。
起立性調整障害を引き起こしていた原因は、首の骨格のバランスの崩れからくる、自律神経の乱れにありました。
自律神経は脳から背骨を通って、全身へと伸びています。
そのため、関節のバランスが崩れて神経の流れが悪くなると、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
Nさんの首の骨格のバランスが崩れてしまっていました。
原因を知るためNさんにお話を伺いました。
すると、起立性調整障害の症状に悩まされ始める少し前、クラブ活動で他の子と接触し、むちうちのような症状を起こしていたことが分かりました。
気持ち悪さが続いたものの、その気持ち悪さ自体は数日で解消されたため、深刻に捉えていなかったそうです。
ですが、自覚がなかっただけで、知らない間にどんどん調子を崩していたと推測できました。
当院の治療では、Nさんの首の骨格のバランスを整える治療を行いました。
当院で治療を重ねるごとにNさんは状態が改善していきました。
「原因が分かって、ダルさとかもなくなってきて、治るんだなって安心しました」
いつもしんどそうにしていたのが、元気になっていき、表情の豊かさや動きにも精彩さが見えるようになります。
「元気で無事に生活してくれるのが一番なので、本当に良かったです」
とお母さんも一安心といった様子でした。
Nさんは今は朝から元気に起きて、学校に通われています。
起立性調節障害では検査で異常なしが珍しくない?
起立性調整障害は、検査をしても異常がないケースが非常に多い症状です。
原因が分からず、薬を飲んでも改善が見られないと、本当に治るのか、いつまでもこのままではないのかと、不安になる方も多いと思います。
起立性調整障害の主な原因には、自律神経が深く関わっています。
ただ、脳や脊髄に何らかの異常が画像で判断できる、というようなケースは非常に稀です。
これは神経に炎症などの問題があるわけではなく、あくまでも機能になんらかの問題が起きて発症するためです。
そして、好発年齢である小学校高学年から高校生までは、日々体が成熟していく中で、自律神経が影響を受けてしまいやすくなっています。
自律神経は、運動、睡眠の長さや質・時間帯、日々のストレスといった、日常の様々なことに影響を受けて、そのバランスが変わります。
そのため、明らかに問題があるような、極端な運動不足や睡眠不足といった心当たりのあるものには対処したほうが良いです。
そういった比較的問題に気づきやすい問題だけでなく、気づきにくい原因としては、首のバランスの崩れや猫背などの姿勢の問題があります。
Nさんのように、急な衝撃によって起きるばかりではなく、日々の悪い姿勢の習慣などによっても、首や背骨に負担をかけ、自律神経を乱している方が多くいます。
特に近年では、スマホやタブレットの普及、悪い姿勢での長時間使用によって、自律神経を乱れてしまうケースがとても増えています。
長時間うつむいてスマホを見ていたり、うつ伏せに寝転んで使用している方は、一度普段の使い方に気をつけてください。
起立性調整障害は、自律神経を乱す原因を一つ一つ取り除いていけば、けっして良くならない症状ではありません。
思うように学校に行けなかったり、受験を控えていたりして、深刻に悩んでいる方も多いと思いますが、治るのを諦めないでください。
きっと良くなる方法はあるはずです。
当院での起立性調整障害の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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