毎年夏バテがひどく、秋口まで調子が戻らない。そんな方は体が冷えていませんか?
暑い夏がすごく苦手で、すぐに食欲がなくなってバテてしまう。
毎年夏になると調子を崩し、秋まで不調が続く。
このようなお悩みのある方には、共通した問題が見られることが少なくありません。
それは、体が冷え過ぎてしまっていることです。
エアコンや扇風機が自分には寒い、と体を震わせている。
寝ていて目が覚めたら、思わず震えてしまうほど体が冷えている。
このような経験をしたことはありませんか?
もしかしたら、体が冷えることに対し、そこまで悪いとは考えていないかもしれません。
ですが、体が冷えるということは、気付かないうちに健康面で多くのデメリットが生じてしまいます。
なぜ私たちがこんなことをわざわざお伝えするのか?
当院では、施術で痛みや不調を改善するだけではなく、良い状態を長く保ってほしいと考えています。
その大きな妨げに成りうるのが、体の冷えの問題です。
体が良い状態になることで、冷えが解消される。
冷えが解消されることで、体が良い状態になっていく。
これらは相互に影響を与え合います。
そのため、一人でも多くの方に夏の冷えの問題を解決してほしいと思っています。
体が冷えることで、どんな問題が起きるのか?
当院に来院される患者さんの傾向と、医学的統計から、次のような悪影響が考えられます。(1)(2)
- 生理痛とか生理不順、婦人科系疾患を抱えやすい
- 関節の痛みの悪化
- 首や肩こりを引き起こす、悪化させる
- 頭痛が起きやすい
- 免疫力を低下させる
- 肌のターンオーバーが遅れ、美容にも良くない
- 内臓が疲労し、全身の慢性疲労を招く
- 気分が落ち込みやすい
夏場になると毎年のように調子を崩してしまう、という方もいるかもしれません。
体が冷えると、筋肉や血管といった体の組織がギュッと緊張します。
上記の諸症状が出るのは、体が冷えることで循環が悪くなり、内臓や自律神経といった健康を保つ全身の機能が十分に働くことができなくなるためです。(3)
どうやって対策すれば良いのか?
これから紹介する対策は、一日で劇的な変化をもたらすものではありません。
ですが、人の体をしっかりと働かせるために、どれも重要なことばかりです。
一つずつ実際に行っていくと、確実に体に良い効果が現れていきますので、ぜひ取り入れていって下さい。
1.深呼吸をする
一度乱れてしまった自律神経を、自分で調整できる方法は、ほとんどありません。
呼吸はその調整ができる、数少ない方法の一つです。
よく緊張したときにリラックス目的に深呼吸を薦められます。
これは人の体の仕組みから考えると、とても理にかなった手段です。
特に吐く息を長くするように意識すると、副交感神経が刺激されて、自然とリラックス状態に近づきます。
ふだん口呼吸になっている方は、鼻で呼吸することを意識すると、より高い効果が期待できます。
2.体を冷やしすぎない
長時間座っていたり、朝目が覚めたとき、体がひんやりと冷えていた、ということはないでしょうか?
このような時は、体の表面だけではなく、内部まで冷えた状態です。
一時的に体の表面が冷えた状態と、深部まで冷え切った状態では、大きな違いがあります。
体が冷えすぎると、免疫力が低下したり、循環が悪くなったりします。
対策としては、エアコンの設定温度を上げたり、エアコンや扇風機の風向きを直接当たらないようにするのがポイントです。
特に寝ているときには、直接当たらないようにすると、冷えすぎを防ぐことができます。
3.冷たいものを飲みすぎない
冷たい飲み物は、飲みやすく水分補給という点では良いのですが、内臓を冷やしてしまいがちです。
常にダメというわけではなく、暑い時に飲むのは問題ありません。
ですが、エアコンが効いて涼しい時など極端に暑くない時には、キンキンに冷えた状態で飲むのは避けましょう。
体の冷えすぎに繋がってしまいます。
4.積極的にお風呂に浸かる
暑くなってくると、どうしてもお風呂に浸かる頻度が減ってしまいがちです。
ですが、入浴には全身の血流を良くしたり、体の緊張を解きほぐす効果もあります。
また、体の奥深くを温めると、睡眠の質が高くなる効果もあり、夏バテ予防にも効果的です。
5.胃腸を活発にする食べものを取る
夏になると、どうしてもさっぱりとした食事、冷たい食事が中心になりがちです。
食欲が落ちてまったく食べないよりは、食べた方が良いのですが、その結果、胃腸をかえって疲れさせてしまうケースが少なくありません。
野菜や果物はビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、胃腸の働きを助けてくれます。
積極的に野菜を摂るようにしてください。
6.歩くなど足腰を使う
人の体は適度に使っているときに全身の機能が十分に働くようにできています。
体を動かさないと、機能が落ちてしまいます。
暑いからと体を動かす量を減らすと、循環や自律神経の乱れから、疲れや冷えを招いてしまいます。
涼しい室内で、あるいは早朝や夜といった、比較的暑さのマシな環境で体を動かすなど、できるだけ活動量を減らさないようにしてください。
まとめ
疲れや体調不良を少しでも減らすには、毎日の習慣が関係してきます。
対策はどれもありきたりに見えるかもしれませんが、大切なことばかりです。
毎年暑い夏の時期になると、体調を崩してしまう。
病院で検査を受けたりしても、夏バテですね、と言われてどう対策して良いか分からない。
そんなお悩みをお持ちの方は、自分で当てはまった点について、取り入れてみてください。
きっと、例年と違うな、と感じていただけると思います。
参考文献
創輝(そうき)鍼灸整骨院
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