足首の捻挫が完治しない人の抱えている問題とは？

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足首の捻挫
足首の捻挫が完治しない人の抱えている問題とは？

足首の捻挫が完治しない人の抱えている問題とは？

足首の捻挫は何年も後遺症が残り、生活に支障をきたすケースが少なくありません。

その結果、立ったり歩いたり、靴を履くといった日常におけるちょっとしたことでも、痛みや違和感に悩まされてしまいます。

当院に来院されたＫさんも、足首の捻挫に長年悩まされた方です。

Ｋさんは２０代の女性で、小学校の先生をしています。

足首を捻挫したのは、当院に来院する７年も前のことだと言います。

Ｋさんは高校生のときに陸上競技をしていて、その時に何度か捻挫をした経験があります。

それが本格的な痛みや違和感に変わったのは、Ｋさんが大学生になってからのことです。

「なんだか最近足首の調子がおかしいなあ。どうしたんだろう？」

長時間歩いていると強い痛みが出てきて、それ以上歩いたり、立っていることが難しくなります。

ヒールの高いパンプスを履くことも難しくなりました。

また当時、Ｋさんは音楽フェスが好きだったのに、立っていたら痛い、テンションが上がったときにジャンプができないなど、思うように楽しめない状況にも悩まされました。

整形外科や整骨院にも通いましたが、良くなりません。

足首を良くするための運動も教わり、Ｋさんは自分でも取り組んでいましたが、痛みは続いてしまいます。

「足首の捻挫なんてすぐに治ると思ってたのに、全然治らない。もしかしてずっとこのまま続くの？」

Ｋさんは大学を卒業し、学校の先生になってからも、足首の捻挫の後遺症に悩まされます。

「授業中に立っていて後半に痛くなるし、体育の授業では動くのが痛くてつらいです」

痛みや違和感に耐えながら、授業を続けること数年。

大学生の頃からずっと痛かったため、もう治らないのかなと思ってたと言います。

それでもどこか治せるところがあるはずだと、Ｋさんは足首の捻挫について色々と調べた結果、当院に来院を決めます。

問診や検査の結果、Ｋさんの足首のバランスの崩れていることが分かりました。

足首の関節のバランスは多くの場合、足首の内外のバランス、外くるぶし側の「腓骨」と呼ばれる骨が下がって問題になっているケースが多いです。

Ｋさんの場合は左右のバランスだけでなく、前後にもバランスが崩れた、特に状態の良くないケースでした。

当院の治療でＫさんの足首のバランスを整えていきました。

関節のバランスが整っていくにつれ、長年続いた足首の痛みが取れていきます。

長時間立ったり、歩いたりすることにも問題なくできるようになっていき、Ｋさんの治療を終了しました。

「授業中に足のことを気にせずにすみ、すごく気が楽になりました。授業にも集中して取り組めています」

その後もきっと、Ｋさんは小学校の先生として、無理なく授業を行っていることでしょう。

捻挫のあとの関節のバランスの崩れが完治しない原因に

関節のバランスの崩れが後遺症の残る原因になります

足首の捻挫はいつまでも、何年も治らずに悩んでいる方が少なくない症状です。

そんな方は、足首周りを鍛えてみたり、サポーターをしてみたりと、色々な対策を取っても痛みが治まりません。

長時間立つことや歩くことが制限され、履きたい靴が履けないなど、日常生活において大きな制限を受けています。

そんなキツい後遺症に悩まされる方は、靭帯の損傷だけでなく、足首周りの関節のバランスが崩れてしまっているケースが非常に多いです。

足首を捻ったときに、固定したり安静にしたりしても、ズレが残ってしまっているケースがよく見られます。

関節のバランスの崩れには、上記画像のように、腓骨と呼ばれる外くるぶしが下がっていることが多いのですが、それ以外にも前後の崩れや、足の軸の捻れなど、複合的に崩れてしまっているケースもあります。

程度がきつかったり崩れ方が複雑なケースほど、普通に生活していても改善することはまずありません。

そんな後遺症に悩む方々でも、関節のバランスを整えると負傷前のように、支障なく動くことが可能になります。

足首の関節のバランスを整える治療をしているところは少ないのが現状です。

身近ですぐに見つかるとは断定できませんが、治る可能性は十分にある症状です。

治らないと諦めないでください。