捻挫の後、足首のぐらつきに不安を感じたら?
足首の捻挫はその時の痛みだけではなく、その後になって慢性的な痛みや腫れ、捻挫癖といった症状に悩むケースが少なくありません。
その時の痛みや腫れも治まるため、病院でレントゲンやMRIといった検査を受けても異常が見られない。
「原因なし」と言われたのに不調が続くなどの悩みを抱える方の多い症状です。
当院に来院されたAさんも、足首の捻挫の後遺症に長らく悩まされた患者さんです。
Aさんは50代の女性で、普段は介護のお仕事をしながら、家事もと忙しく過ごされています。
Aさんが右の足首を捻挫したのは、当院に来院される2年前のこと。
キツい捻挫をして、足首が大きく腫れました。
病院に行って治療を受けたものの、そこから一向にくるぶし周りの腫れが引きません。
「階段の昇り降りは痛いし、地面がでこぼこしてると、ゆっくりとしか歩けないぐらい足首がぐらついて怖くなりました」
介護の仕事は動くことが多く、力仕事もよくあります。
足首の痛みや不安定さは、仕事に大きな支障をきたしました。
「整形外科でもレントゲンを撮ったりしたんですけど、腫れている原因は分からないと言われました」
Aさんは病院や整骨院、マッサージなど色々な治療を受けますが、足首の腫れとぐらつきに改善は見られませんでした。
何とか治る方法はないのかと、Aさんは治療できるところを探し続けました。
そして、ある日当院のホームページに辿りつきます。
Aさんは捻挫をしてから二年もの月日が経って、当院に来院することになります。
当院でAさんのお体について問診や検査した結果、問題点が分かりました。
足首の関節のバランスが大きく崩れていたのです。
左右の足のくるぶしを比較して見てみると、痛い右側の足首の外くるぶしだけが下がった状態になっていました。
関節のバランスが崩れることで安定性が失われて、常にグラグラした状態になっていました。
また、バランスの崩れた状態で足首に体重がかかることで、関節の一部に常に大きな負担がかかり、炎症が続いてもいました。
長年痛みを抱えたまま無理をしていたためか、バランスの崩れ方も、通常とは違った少しいびつなズレ方をしていました。
とはいえ、一つ一つの骨のバランスの崩れは脱臼と呼べるほどひどい物でもないために、レントゲンやMRIでは問題とならなかったのです。
当院の治療では、足首のバランスの崩れを正しい位置へと調整しました。
関節のバランスが整うにつれて、Aさんは歩いたり階段の昇り降りに不安を感じることが減っていきます。
「仕事でもどんどん痛みがなくなって、気にせず動けるようになっていきました」
でこぼこの道でも気にせずに歩けるようになったとAさんは喜ばれていました。
その後もAさんは安定した足で、忙しくお仕事をされています。
足首のぐらつきはバランスの崩れが関係しています
足首は一度ひどく捻ってしまうと、その後関節が緩くなって、何度も捻挫を繰り返してしまう、いわゆる捻挫癖になるケースが多く見られます。
不安定感を感じ、ちょっとした地面の凹凸(おうとつ)や段差ですぐに捻挫してしまいそうになって、怖く感じてしまいます。
その結果、安定性のあるウォーキングシューズなどしか靴が履けない。
あるいは、怖くて遠出できないといった悩みを抱えることが多いです。
足関節不安定症は、一般的には捻挫後の処置が適切でなかったために、足首を守っている靭帯が延びてしまい起きると考えられています。
当院に足首の捻挫癖で来院される方の多くに共通しているのが、足首の関節のバランスの崩れです。
特にくるぶしの外側、腓骨(ひこつ)と呼ばれる骨のバランスが崩れ、くるぶしの内外の高さが傾いて見えるケースが多いです。
足首が傾いているために足が地面に着くときに捻りやすくなります。
サポーターやテーピングで足首を固定するのも良いのですが、根本的な改善にはバランスを整える必要があります。
関節のバランスを整える治療は、どこでも受けられるわけではありませんが、これまでに足首周りの固定やトレーニングをしても治らなかった方は、骨格のバランスを整える治療を考えてみてください。
当院での足首の捻挫の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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院情報
院名
創輝(そうき)鍼灸整骨院
院長
尾原秀祐
所在地
〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F
最寄駅
JR阪和線 長居駅から徒歩30秒
地下鉄御堂筋線 長居駅から徒歩2分
治療時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
16:00~20:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
休診日
土曜午後・日曜・祝日