TFCC損傷の一般的な原因と当院が考える根本原因とは?
あなたは、このようなお悩みありませんか?
- 手首が痛くてスポーツができない
- サポーターやテーピングをしているけど、どんどん痛くなってきている
- 手術をしても治るか分からないので、できればしたくない
- ドアノブを回すと痛いなど、日常生活にまで支障が出ている
- 病院や整体に行っても治らず、このまま治らないのではと不安
TFCC損傷は正式には『三角線維軟骨複合体損傷』といい、手首の小指側に強い痛みやしびれを感じる症状です。
手をついて倒れたり、強く捻ったなど外傷的に受傷するケースと、野球や剣道、テニス、ゴルフといった競技で手首を繰り返し使うスポーツ障害として発症するケースがあります。
TFCC損傷はレントゲンでは原因が分かりにくい症状です。
MRIを使用したり、関節造影剤というレントゲンに反応する液を手首に注射して、レントゲンを撮ったりして診断されます。
TFCC損傷は一般的には治りにくい症状の一つです。
当院ではTFCC損傷が病院や整体に通っても治らずに困り、来院される患者さんが多くいます。
手首の痛みのためにスポーツが続けられなくなったり、仕事に支障をきたしてしまっています。
これはTFCC損傷を引き起こすと言われている一般的な原因に加えて、根本的な原因が解決されていないためです。
では、どのような原因で、TFCC損傷は引き起こされてしまうのでしょうか?
一般的に言われているTFCC損傷の原因とは?
1.手首の繰り返す負担(オーバーユース)
TFCC損傷の多くは使い過ぎ(オーバーユース)が原因によって引き起こされます。
- 野球や剣道、テニス、ゴルフといった手首を捻る競技
- 指先を極端に使うボルダリングなどの競技
- 腕立て伏せやウエイトトレーニングなどの手首に大きな負担のかかる動作
- ドライバーを使ったり、美容師さんなどの手首を良く使う仕事
これらによって手首に繰り返し負担がかかることで発症すると言われています。
2.尺骨突き上げ症候群
手首は腕の2本の骨と、手首の細かい8つの骨で構成されています。
一般的によく言われるTFCC損傷の原因は、尺骨突き上げ症候群と呼ばれるものです。
これは腕の2本の骨の小指側、『尺骨』が先天的に長いため、動かすたびに靭帯や軟骨がぶつかり傷つきやすいと考えられています。
ただ、実際には尺骨突き上げ症候群でなくても、多くの方がTFCC損傷になるケースがみられるため、あくまでも要因の一つと考えられます。
3.強く手をついた際に痛めてしまう外傷性TFCC損傷
転倒時に手をつくなど、強い衝撃が手首にかかった際に痛めてしまうケースがあり、外傷性TFCC損傷と呼びます。
自転車で転倒し、手をついて発症することが多いです。
また交通事故のときに運転している方が、ハンドルからの衝撃によってTFCC損傷を引き起こすケースもみられます。
バーベルなどを使用したウエイトトレーニングでは、繰り返しによって負傷するほか、急激な負荷による発症するケースもみられ、外傷性に含まれることもあります。
これら3つが一般的に言われている原因です。
その他には加齢による組織の変性(いわゆる老化)も関係しているとは言われていますが、TFCC損傷は若い方にも多く見られるため、要因の一つと考えられます。
当院が考えるTFCC損傷の根本的原因とは?
突発的な外傷を除くと、TFCC損傷でお悩みの方のほとんどは、手首にかかるくり返しの負担によって発症します。
ですが、同じ手首に負担がかかる競技や仕事をしていても、TFCC損傷になってしまう方もいれば、手首に問題を抱えず使っている方もいます。
両者の違いはどこにあるのでしょうか?
当院では、次に紹介する根本的原因によって、同じように使っていても、手首により負担がかかりやすい状態になっていると考えています。
手首の関節のバランスの崩れ
スポーツで同じ動作を繰り返したり、転倒時などに強い衝撃を加えると、手首周りの関節のバランスが崩れます。
手首はとても複雑な関節で、腕(前腕)にある2本の骨と、手首にある手根骨という8つの細かい骨のバランスが、動きに大きく関わっています。
関節のバランスが整っていることで、様々な動きを滑らかに行えていますが、TFCC損傷の方は関節のバランスに崩れがあり、手首の動きや指に余計な負担がかかるようになってしまっています。
これらはレントゲンなどでは判断しづらい位置異常の問題ですが、実際には手首や指の動きに大きな影響を与えています。
また、TFCC損傷の方によくみられる症状に、『手・指のしびれ』や『握力の低下』がありますが、これらは手首の関節のバランスが崩れることで、手根管という神経の通り道を圧迫してしまうことで起こります。
一度、ご自身でチェックしてみてください。
痛い側と痛くない側の、手首のシワの角度を比べてください。
1.痛くない側は、ほとんどまっすぐにシワが走っていると思います。
2.痛い側は、親指側が下がって、斜めにシワが走っていることでしょう。
この『2』の状態が、腕(前腕)にある2本の骨や、手首にある手根骨という骨の位置関係の崩れを表しています。
これが小指側に負担をかけ、TFCC損傷を引き起こす根本的な原因です。
関節のバランスが崩れた状態のままだと、手首に負担がかかり続けるためなかなか良くならず、手術をしても、痛みを再発させてしまう原因にもなりかねません。
TFCC損傷をひどくさせないための対策とは?
1.痛いのに無理をして使わない
手首に違和感や痛みがある状態で、無理をして使っていると、関節のバランスの崩れがより大きくなってしまいます。
炎症は安静にしていれば治まりますが、関節のバランスはひとりでには整いません。
そのため、痛みをガマンして無理に使った結果、関節のバランスが大きく崩れてしまい、治りにくくなってしまったり、再発を繰り返してしまう原因になってしまいます。
2.わざわざ痛みの出る動作を確認しない
わざと痛みの出る動作をして、状態を確認ばかりしていると、痛みのある関節部分に繰り返し負担をかけることになってしまいます。
この繰り返し動作は、症状を悪化させ、回復を遅らせる大きな原因の一つです。
痛みがあると気になってしまうものですが、痛みの確認はできるかぎり避けてください。
痛い動作を避けるためにテーピングやサポーターはどうかという場合は、「なぜTFCC損傷でサポーターをすると余計にひどくなる方がいるのか?」をご覧ください。
3.逆の手も良く使う
TFCC損傷は、繰り返し動作によって引き起こされるため、負担のかかりやすい側に発症しやすい症状です。
普段の動作でも使われがちですが、逆の手で代わりにできることは、逆の手を使うようにしてください。
日常生活の動作は、一つ一つの負担は少なくとも、積み重なると大きな負担になってしまいます。
日常のちょっとした動作を逆の手で使う、これだけでも負担を大きく減らすことができます。
TFCC損傷の手首の痛みに悩まされないために
まずはこれらの対策を取りいれてみてください。
症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。
ただし、
- ・症状がきつく、生活やスポーツ、仕事に支障が出ている方
- ・症状が慢性化していて、一般的な治療では効果がみられない方
- ・すでに上記の対策を取り入れていて、それでも症状でお悩みの方
は、根本的な原因に対する治療を受ける必要があります。
TFCC損傷は、症状のきつい方や無理をして使ってきた方は、放っておいて良くなることはありません。
また、安静にしていて痛みが取れても、ひとりでに関節のバランスが整うことはないため、根本的な原因が解決しているわけではありません。
スポーツを続けたり、手に負担をかける仕事を続けるならば、再発する可能性が高いため、治療が必要です。
TFCC損傷は、引き起こしている根本原因をしっかりと改善していけば、決して良くならない症状ではありません。
手首の痛みに悩まされず、スポーツや仕事に打ち込めるようになってください。
→つらいTFCC損傷の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院のTFCC損傷の施術をご覧ください
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