有痛性外脛骨で歩けないほど痛い方にして欲しい3つの対策
有痛性外脛骨は一度症状が出るとなかなか治らず、歩くと痛いために外出もままならないと悩む方の多い症状です。
また、安静にして負担をかけないようにしているにもかかわらず、治らないと悩んでいる方が多くいます。
当院に来院されたYさんも、有痛性外脛骨に悩まされた患者さんの一人です。
Yさんは20代の女性です。
旅行やショッピングが好きで、毎日を楽しんで過ごされていました。
ですが、ある日足が痛くなって、まともに歩くことも難しくなってしまいます。
休みの日は家族と出かけることも多いのですが、それも難しくなってしまいました。
「少し長く歩くと、足が痛くなって、熱を持って腫れてしまいました」
有痛性外脛骨に悩まされるようになってからは、せっかくお姉さんと旅行に行っても、自分だけホテルに残るようになっていたほど、歩くのがツラくなっていました。
「旅行に来てるのに、全然楽しくなかった。足さえ治れば一緒に出歩いたりできるのにってすごく悲しかったです」
Yさんは病院に通っただけでなく、自分でも色々と調べた末に、手術をせずに治したい、と考えるようになります。
そんな時にYさんのお母さんが当院に通院していたこともあり、紹介され来院を決めます。
「こんなに足が痛いのに、整体で治るんだろうか。施術が痛くないなんて本当だろうか。正直半信半疑になりながらも、それでも治るならと思いました」
問診や検査の結果、Yさんのお体の問題点が分かりました。
・足の関節のバランスが崩れていた
・外脛骨が元々あった場所からズレていた
・ふくらはぎなどの下腿の筋肉の状態がとても悪かった
といった3つの問題がありました。
当院の治療では、崩れた足の関節のバランスを整え、外脛骨の位置を整えました。
また内臓の働きを活発にするような治療も行いました。
当院の治療以外にも、Yさんに内臓を活発にするため、お水をしっかり飲んでもらったり、ふくらはぎの柔軟性を取り戻すストレッチをお伝えしました。
「強い痛みがなくなって、一気に歩くのが楽になって驚きました」
治療を続け、再発を防止するため、問題点をしっかりと改善できた頃には、遠出や運動も支障のない状態まで症状は良くなりました。
少し前は大好きな買い物に出かけるのも憂鬱だったYさん。
今はお母さんと乗馬を楽しんだり、お姉さんとショッピングを長時間楽しめています。
有痛性外脛骨は筋肉の状態にも影響を受けます
一般的な有痛性外脛骨の治療は、外脛骨への負担を減らすことが第一の目的とされています。
安静の指導と合わせて、多くの場合シップやインソールの処方が行われます。
そして、長期間安静にしていても改善しない場合には、手術を検討するケースが多いです。
当院で考える外脛骨障害の原因は、足周りの関節のバランスの崩れ、姿勢の問題などがありますが、その他に筋肉の緊張が大きく関わっています。
ふくらはぎ全体の緊張がひどくなると、歩いている時の衝撃を吸収する能力も落ちてしまい、足に大きな負担がかかってしまい、痛みの原因になります。
加えて、外脛骨自体にも、後脛骨筋という筋肉が繋がっています。
筋肉が緊張することで、骨が引っ張られてしまう可能性も高くなってしまいます。
筋肉の状態を良くして、外脛骨の痛みを和らげるには、次の3つの対策が効果的です。
- 1.お水をしっかり飲むこと(1日2リットルを目安に*1)
- 2.ストレッチをして足首の柔軟性を高める(イラストを参照)
- 3.お肉や脂ものの食べすぎなどで内臓を疲労させないこと
これら3つの対策は、循環を促したり、筋肉の疲労物質を分解するためとても重要です。
(*1 一度に飲む水の量を増やすと、胃腸の負担になることがあるため、少しずつ飲む量を増やしていってください)
安静にしていても良くならない。
シップやインソールでは治らない。
そんなお悩みを抱えている方は、ぜひ試してみてください。
当院での有痛性外脛骨の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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