子供にみられやすい膝の痛みの種類とその原因
大人に多い膝の痛みですが、成長期やスポーツによる繰り返しの負担の多い子供にもみられる症状です。
子供の膝の痛みは、転倒、スポーツでの接触プレーといった急性のケガや成長痛、スポーツによる繰り返しの負担によって引き起こされます。
スポーツを真剣に取り組んでいる子供は、痛みのためにまともに練習できなかったり、無理をするため慢性化してしまうなどの問題を抱えがちです。
結果、パフォーマンスの低下、痛みのため大切な試合に出れなかったり、最悪の場合は競技を続けることを断念しなくてはならないケースなどもよく見られます。
また、子供の頃の膝の痛みを引き起こす根本的な原因を解決しないまま無理を続けると、将来慢性的な膝の痛みを引き起こしてしまう原因となるため、適切なケアが必要となります。
子供にみられやすい膝の痛みの種類
1.オスグッド(オスグッド・シュラッター病)
膝下の脛骨という骨に、筋肉に引っ張られる負担が度重なり、成長途中の軟骨部分に痛みを引き起こすスポーツ障害の一つです。
10歳から16歳ぐらいの成長期の男子に多くみられます。
走る、ジャンプするといった動作で痛みを感じるほか、膝を深く曲げる動作や、膝下の骨を押したり着いたりといった圧がかかることでも痛みを感じるのが特徴です。
症状がひどくなると歩くだけでも痛みがあり、日常生活にまで支障をきたすケースもあります。
2.ジャンパー膝
大腿四頭筋炎、膝蓋靭帯炎とも言われ、膝のお皿の下の膝蓋靭帯と呼ばれる場所に炎症が起こり、痛みを引き起こします。
バスケットボールやバレーボールといった主にジャンプ競技の選手によくみられるスポーツ障害の一つです。
12歳から20歳ぐらいまでの男子に多くみられます。
3.ケガによる負傷
走っている際の急激なターンや転倒、競技中の衝突といった理由で、膝の靭帯や半月板、軟骨などに損傷が起こります。
負傷した際の膝の角度や加わった外力の強さなどによっても、負傷する場所、程度が変わるため、負傷箇所を特定させるためには検査が必要です。
4.成長痛
4歳から8歳ぐらいの子どものおよそ10~20%に見られ、膝裏や下腿に痛みを訴えます。
多くの場合成長とともに自然と解消していきますが、中には高校生ぐらいまで続く場合もあります。
昼間は元気に動き回っているのに、疲労の蓄積している寝る前や寝ている時に痛みを感じるという症状や、レントゲンなどの画像診断では骨に異常が見られないことが特徴です。
以前は下腿の骨が急激に伸びることで痛みを感じると言われたり、あるいはメンタルの不安の現れであるとも言われましたが、近年では家族で遺伝する傾向があることや、思春期を迎えても症状が継続するケースもあることから、別の原因があると考えられてきています。
よく歩いたり、スポーツをした後に特に症状の出現がみられやすいため、当院では下記の原因によって、骨に負担がかかりやすい状態になっており、痛みが出ていると考えられます。
子供にみられる膝の痛みの原因とは?
1.姿勢不良による骨盤の開き
普段から猫背などの姿勢不良があると、骨盤が開いてしまい、体重のかかり方が変化してしまいます。
骨盤は上半身の重さを適切に下半身に伝える役割をしています。
ところが、骨盤が開くことで体重の伝わり方に偏りができて、膝の内側にばかり負担がかかってしまうため、痛みを引き起こす原因になります。
2.骨盤のゆがみによる体重のかかり方の偏り
膝は膝自体のバランスはもちろんですが、骨盤の影響も大きく受けています。
脚を組む癖があったり、座っていて左右どちらかにもたれかかる癖があったり、スポーツをしていて使い方に左右のアンバランスがあると、骨盤のバランスが崩れてしまい、重心が偏ってしまいます。
その結果、片方の膝に大きな負担がかかり、痛みを引き起こす原因になります。
3.膝の関節自体のバランスの崩れ
膝の関節は、太ももの骨、下腿の骨、お皿の骨の3つで構成されています。
これら3つの骨が正しい位置にあることで、関節はスムーズに動くことができます。
ですが、スポーツによる反復動作や強度の強い負荷は、膝の関節のバランスを崩してしまいます。
前後や左右、捻れといった関節のバランスの崩れが起こることで、膝の滑らかな動きが妨げられ、より負担がかかりやすい状態になってしまいます。
4.筋肉の部分的な過緊張
膝の痛みの多くは、上記の骨格のゆがみや姿勢などによって引き起こされます。
ですが、一部の膝の痛みでは、膝周りの筋肉の一部分が過緊張を起こすことで、痛みを引き起こす原因となります。
膝の痛みの多くはこれら4つの原因によって引き起こされますが、その他にも、症状に特有の原因などもあるため、詳しくは個別のページをご覧ください。
膝の痛みを良くし、スポーツを楽しむために
膝の痛みがひどくなると、スポーツなどの負荷の大きな動きはもちろんですが、階段の昇り降りなど日常生活の様々な動きに支障をきたしてしまいます。
そして、膝の痛みは非常に多くの方が経験していますが、同時になかなか良くならない症状でもあります。
そのため痛みを抱えた本人はもちろん、家族の方も良くなるのか不安に感じているケースが少なくありません。
ですが、膝の痛みは引き起こしている根本原因をしっかりと改善していけば、決して良くならない症状ではありません。
一日も早く、膝の痛みを気にせずにスポーツに打ち込めるようになってください。
関連記事 こちらもおススメです。合わせてお読みください
- ・膝裏の痛みを引き起こす5つの原因と、避けたい2つの動作
- ・膝の内側の痛みが出る3つの原因と、それぞれの対処法
- ・膝の痛みが階段の昇り降りで出てしまう原因と対策
- ・繰り返す膝の痛みに困っていませんか?
- ・育児中のお母さんに膝の痛みが多い理由とは?
- ・なぜ足首の捻挫の後遺症で、膝の痛みまで起きてしまうのか?
- ・なぜ股関節に問題があると、膝の痛みが引き起こされるのか?
あっちこっちの病院に行ったので、本当に治るのか迷いはありました・・・
歩けないくらいの痛みがあり、ふつうに歩きたかった。
あっちこっちの病院に行ったので、本当に治るのか迷いはありましたが、とにかく一度行ってみようと決めました。
10回程度通い、ちゃんと歩けるようになりました。
痛みも消えてしまいました。
ここなら、ちゃんと必ず治していただけます。
住吉区在住 吉田 壽子さん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
確実によくなってきているのがわかり、来院するのが楽しみになりました
膝の痛みに悩まされていました。
本当に治るかどうか半信半疑でしたが、院前の看板とHPを見て、よさそうな感じだったので、来院を決めました。
治療は、施術されていないかのようにソフトだが、確実によくなってきているのがわかり、来院するのが楽しみになりました。
また、膝だけの問題ではなく、体全体のことも教えて頂き、気をつけていこうと思いました。
もう治らないかもとあきらめている方、ぜひ一度来院してみて下さい。
一歩ふみ出すことで、確実に明るい生活を取り戻せると思います。
私も、これからもっと活動的に生活していけるのを嬉しく思います。
住吉区在住 K.Fさん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
膝の水が溜まらなくなり、今もスポーツを続けれています
10年ほど前からハードな運動をすると、左膝に水が溜まるようになりました。
自己流でケアをして、運動を続けていた所、右膝にまで水が溜まるようになってしまいました。
ホームページで膝や腰のバランスを調整すれば、痛みが良くなるという内容を見たので、来院を決めました。
施術を受けて水が溜まらなくなり、今もスポーツを続けれています。
好きなスポーツを続けたい、痛みなくしっかり歩きたいという方は、ぜひ来院してみてください。
住吉区在住 K.Oさん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
肩こり・膝の痛みもなくなりました
お腹が張る感じが多く、胃下垂かと思い来院しました。
肩こり・膝の痛みにも悩まされていました。
良くなるのか疑問があったけど、人に誘われ来院を決めました。
治療を受けて、お腹がスッキリしたし(毎日便が出るようになった)、肩こり・膝の痛みもなくなりました。
何かしら不調がある方は、だまされたと思って1度来院すると考えが変わると思います。
橿原市在住 武田 景子さん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
今では正座もできるようになりました
膝がしっかり曲がらなかったので、正座ができるようになりたいと思っていました。
こちらで悪い所を治してもらえるか心配でしたが、孫が通院して良くなったと聞き、予約を頼みました。
治療を受けると、毎回良くなっていくのが分かり、今では正座もできるようになりました。
東大阪市在住 K.Hさん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
創輝(そうき)鍼灸整骨院
〒558-0003
大阪府
大阪市住吉区
長居3-2-3-1F
受付時間:午前 9:00~13:00
午後16:00~20:00
(定休日:土曜日午後・日曜・祝日)
> 詳しい道順はコチラ