女性の冷え性は便秘が原因になっていることが多いのはなぜ?
キツい冷え性で、冬だけでなく夏でも悩んでいる方が少なくありません。
体を温めようと色々な対策をしても全然良くならない。
そんな冷え性の原因として、便秘が関係していることが多いです。
当院の治療を受けたIさんもまた、長年の便秘からくる冷え性に悩まされた患者さんの一人です。
Iさんは長年冷え性と便秘に悩まされていました。
冷え性の悩みは深刻で、夏でも全然汗をかけなかったと言います。
「真夏でも靴下を履かないと眠れないんです」
「夏、エアコンが寒くて電車で座っていられませんでした」
Iさんは温かい物を食べたり、冷え性に良いとされるお茶を飲んだりと、インターネットや雑誌などで知れる対策を色々試しましたが、改善は見られませんでした。
それどころか、年々冷えはひどくなっていきます。
「色々な健康情報が多すぎて、どれが本当に良くなるのかと、今まで散々悩んできました」
何をしても良くならない。
冷え性をなんとか治したい。
そんな悩みを抱えていたIさんは、当院で治療を受けることを決めます。
問診や検査をした結果、Iさんのお体の問題点が分かりました。
一番の問題点は、腸の働きが落ちて、上手に体の熱を産みだせなくなっていたことです。
体で産みだされている熱は内臓の割合が大きく、安静時には約40%にもなります。
特に女性は男性に比べ筋肉が少ないため、体の熱の産生は、より内臓の働きに左右されます。
Iさんは長年、便秘薬でお通じを出していました。
それが腸の働きを悪くしていました。
お腹が張って張って、どうしようもない時に便秘薬を使うのは悪いことではありません。
ですが慢性的に頼っていると、薬で刺激を与えられることに腸が慣れてしまいます。
薬を使用しない時に、腸が動きにくくなっていました。
Iさんの冷え性を改善するには、腸の働きを活発にする必要がありました。
当院では働きの落ちた内臓を活発にする治療を行いました。
また、便秘を解消して内臓をしっかり働かせるために、食事指導を行いました。
当院での治療効果に加えて、Iさんも食事をしっかりと実践されました。
自分の状態に対して、何をすれば良いのかが明確になったことも、実践しやすい理由になっていたようです。
当院での治療と食事の改善が続くと、Iさんのお体に変化が表れていきました。
「薬に頼らず、自力でお通じが出せるようになりました」
「それからは真夏でも冷えていたのが、汗をかけるようになりました」
Iさんは寒さに震えなくなったことで、日々の生活に大きな変化が起きました。
夏でも、非常に快適に過ごせるようになっていきました。
「いつも寒い寒いって思ってたのがなくなりました」
「教えてもらった食事をこれからも続けようと思います」
状態が良くなり、安定したことで当院の治療を終了しました。
しっかりと働くようになった腸で、今も調子良く過ごされていることでしょう。
どうして便秘が冷えを引き起こす原因になるのか?
冷え性のキツい方は、深刻に悩まれているケースが少なくありません。
足がキンキンに冷えて、靴下を履いてもなかなか眠れない。
冬はカイロが手放せない。
夏場でもエアコンが寒くて震えてしまう。
など、様々な悩みを抱えています。
また、慢性的に体が冷えることで、血流やリンパの流れが悪くなってしまい、肩こりや腰痛といった不調の他、女性の場合は婦人科系疾患を引き起こす原因にもなります。
分厚い靴下が欠かせなかったり、温かい物を食べたり、生姜湯(紅茶)を飲んだり、また半身浴など、体を温めるために色々な対策を取られます。
これらの対策も効果的ではあるのですが、根本的な解決には体が上手に熱を産みだせるよう、体質を変えていく必要があります。
そして、そのためには内臓を活発に働かせることが大切です。
人の体の熱を生みだす能力は、運動時には主に筋肉の影響が大きいです。
ですが、じっと座っていたり、寝ているような安静時には、内臓の影響がとても大きくなります。
安静時における内臓の熱の割合は、およそ40%にもなります。
便秘の方は、腸が活発に働けていないことで、上手に熱を産みだせない状態が続いてしまっています。
そのため、冷え性を根本的に解決するには、自分の内臓を活発に働かせる必要があります。
便秘の方の場合は、薬に頼らず自力でお通じが出せるようになることが欠かせません。
お通じを改善し、腸を活発に働かせる方法として、当院では次の点に気を付けてもらっています。
- 1.野菜や果物を積極的に食べる
- 2.お肉や脂ものの食べすぎに気を付ける
- 3.お水を2Lを目安に飲む(少しずつ飲む量を増やす)
人それぞれライフスタイルも違うので、できる程度も違うと思います。
お腹を活発にして、自力でお通じを出せるようになることは、冷え性の改善だけでなく、健康の維持に欠かせません。
少しずつ出来る範囲で実践してください。
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