便秘は慢性化しやすい症状の一つです。
薬を飲んだり、食事に気をつけたりしても治らないと悩む方がとても多くいます。
当院に来院されたMさんも、食事はバランスよく気をつけているのに、便秘が治らないと悩んだ患者さんの一人です。
Mさんは70代の男性です。
もともと快便快眠だったというMさん。
ある日、Mさんの娘さんに命に関わることがあり、極度のストレスを受けました。
その後、娘さんは命に別条はなく元気に過ごされているのですが、Mさんはそこから便秘が発症してしまい、お通じが出ない日々が続いてしまいます。
「ようやく出てもコロコロで、明らかに便秘と分かるような状態でした」
「夜も神経が乱れて寝れないし、ようやく寝れても途中で目が覚めるようになってしまいました」
Mさんは3年ほど前に一時期だけ便秘になったことがありました。
その時は漢方を飲んですぐに治ったのだと言います。
「最初はまた漢方を飲んだらすぐに治るだろうと考えていたんです。でも、今回は飲んでも全然治らなかったんです」
「まったく変化がなかったんで、これは別の治療を探さないといけないな、と思いました」
便秘の治療について調べ始めたMさんは、当院のHPを見たことで来院を決めます。
当院で問診や検査をした結果、Mさんのお体の問題点が分かりました。
Mさんは食事をバランスよく取っており、運動習慣もあるなど、一般的な慢性便秘の方が抱えがちな問題点は抱えていませんでした。
そんなMさんの問題となっていたのは、自律神経のバランスが乱れてしまっていたことでした。
非常に強いストレスをきっかけとして自律神経が乱れてしまい、そのバランスが戻らなかったことで、便秘が慢性化してしまっていました。
また、首の骨格のバランスが崩れていたり、姿勢が悪かったことで、自律神経が乱れやすいお体の状態になっていたことも、発症の原因になっていました。
当院の治療では、自律神経を安定させ、ストレスの影響を取り除く調整をしました。
また、治った後も何か強いストレスがかかると、自律神経が乱れてしまう可能性はある。
再発を防止するために、普段の姿勢に気をつけてもらい、体操をお伝えしたり、首を振ったり回すといった骨格のバランスを崩しやすい癖を止めてもらいました。
当院の治療を進めるにつれて、Mさんのお通じは順調に改善されていきました。
「全然問題なくなりました。バナナ便とぐっすり快眠になったので、日々快調に過ごせています」
今は良い状態を安定して保てています。
便秘が食事に気をつけても治らないときに考えられる原因
頑固な便秘に悩む方は、お水を飲んだり、食事に気をつけたりと、ご自身でも色々な対策を試されているケースが多いです。
中でも野菜や果物など、食事に気をつけている方は多いですが、それでも便秘が治らないとお悩みのケースが少なくありません。
そのようなケースで考えられる原因が、自律神経の乱れによるものです。
自律神経は胃腸をはじめとした内臓の働きをコントロールしています。
何らかの理由で自律神経のバランスが乱れてしまうと、内臓の働きが低下し、腸が動かなくなって便秘を引き起こすことがあります。
自律神経を乱す理由は多岐に渡りますが、主なものには次の3つの原因があります。
・非常に強い、または慢性的なストレス
・長期的な睡眠や運動の不足といった生活習慣の問題
・猫背などの不良姿勢や、首の骨格のバランスの崩れ
これら3つの中で、姿勢や骨格のバランスについては、悪影響を及ぼすとは知られていないために、対策を取れていない方が多いです。
・スマホやタブレットなどを低い位置で長時間見すぎない
・首を左右に振ったり、グルグル回さない
まずは、これらに気をつけてみて下さい。
便秘は長期慢性化することの多い症状です。
長いと何十年も治らずに悩んでいる方も少なくありません。
ですが、便秘は引き起こしている原因を取り除けば、けっして治らない症状ではありません。
大切なのは、抱えている原因が何かをしっかりと突き詰め、それを取り除くことなのです。
スッキリと出なくて悩んでいる方も、治るのを諦めないでください。
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