逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアの方に食事と共に大切にしてほしい事
逆流性食道炎は、胃から食道へ胃酸などが逆流する症状です。
胃酸が逆流することで、食道の粘膜を荒らし、炎症を引き起こします。
一般的な症状として、胃もたれ、胸焼け、げっぷ、腹部膨満感、のどの違和感、呑酸(どんさん)などがあります。
逆流性食道炎は幅広い年代層にみられ、最近では食生活の変化によって、20代~30代でなる方も増えています。
逆流性食道炎になる原因の1つに、食道裂孔ヘルニアがあります。
食道裂孔ヘルニアは、お腹と胸を隔てる横隔膜にできている穴(裂孔)から、胃の一部が胸側に飛び出てしまうというものです。
重症例では胃の半分以上が飛び出してしまうケースもあります。
なぜ食道裂孔ヘルニアだと逆流性食道炎になりやすいのでしょうか?
食道裂孔ヘルニアが逆流性食道炎を引き起こす理由
人の体には、胃酸や食べ物の逆流を防ぐ、二つの仕組みがあります。
一つは胃と食道の境目の所で、下部食道括約筋という筋肉の働きによるものです。
食道そのものが筋肉によって細く締まり、逆流を防いでいます。
もう一つは横隔膜の働きによるものです。
食道が通っている穴の部分で、横隔膜が食道を締めることで、逆流を防いでいます。
食道裂孔ヘルニアになってしまうと、胃が横隔膜の部分で本来ならかからない圧迫を受けてしまいます。
胃の中の圧力が高まることで、食道括約筋の締める力を越えてしまい、逆流しやすくなってしまいます。
また、横隔膜の働きも、逆流を防ぐのではなく、助長するようになってしまうため、食道裂孔ヘルニアが、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
食道裂孔ヘルニアになってしまう原因とは?
食道裂孔ヘルニアの主な原因は、強い、あるいは繰り返し腹圧がかかることで、胃が上部に押し出されてしまい起こります。
腹圧の上昇は胃を圧迫するため、同時に逆流性食道炎を引き起こす原因にもなります。
腹圧がかかる原因には次のようなものが考えられます。
1.猫背
普段の姿勢が悪く、猫背になっていると、お腹側を圧迫してしまいます。
猫背が習慣化すると、腹圧が高まり続け、食道裂孔ヘルニアを引き起こす原因になります。
普段から前屈みになりすぎないように注意しましょう。
2.便秘
腸に便が溜まることで腹圧が高まり、食道裂孔ヘルニアを引き起こす原因になります。
毎日お通じがある場合でも、しっかりと出きっていないため、腹圧が高くなっているケースもあります。
お水を意識的に量を増やす、野菜や果物の比率を高めるといった対策があります。
3.加齢
横隔膜は筋肉で出来ているので、加齢によって筋力が落ちてしまいます。
横隔膜が緩んだ結果、胃が飛び出しやすい状態になってしまいます。
加齢だけで食道裂孔ヘルニアが起こることは少ないですが、他の原因と重なることで、食道裂孔ヘルニアを引き起こす原因になります。
4.喘息、慢性気管支炎
咳をするときには、大きな腹圧がかかります。
咳を繰り返す喘息や慢性気管支炎によって、胃が食道裂孔に突き上げられ、食道裂孔ヘルニアを引き起こす原因になります。
逆流性食道炎の方は、胃酸でのどが刺激され、咳が出やすいため、注意が必要です。
5.先天性
生まれつき横隔膜の食道裂孔が大きいため、食道裂孔ヘルニアを引き起こしやすいケースがあります。
食道裂孔ヘルニアの対処法
逆流性食道炎の原因の一つである食道裂孔ヘルニアを、自力で改善するのは、難しいことです。
取り入れやすい対処法としては、普段からキレイな姿勢を心がけること、お通じをしっかり出すために、お水や食物繊維をしっかりと摂ることの2点があります。
便秘の方は、水の摂取量が少ないケースが非常に多いです。
人の体は約60~70%が水でできています。
腸を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。
男性なら2~2.5リットル、女性でも1日に1.5~2リットルの水を飲みましょう。
*極端に水の量を増やすことは、胃に負担をかける恐れがあります。胃の状態を見ながら徐々に水の摂取量を増やしてください。
ただ、姿勢が悪く猫背になっている方は、骨盤のバランスが崩れていたり、骨格のゆがみがあります。
もちろん普段の姿勢を気をつけることは良いことですが、良い姿勢を癖づけ、習慣化させるためには、骨盤をはじめとした骨格のゆがみを整えることが不可欠になります。
そのため、セルフケアで症状に改善がみられない場合は、治療を受ける必要があります。
食道裂孔ヘルニアによる逆流性食道炎を良くするために
食道裂孔ヘルニアは、逆流性食道炎の原因の一つです。
ですが、食道裂孔ヘルニアになっていても、これといった不調を感じずに生活している方は、多くいます。
食道裂孔ヘルニアによる逆流性食道炎に悩んでいる方は、食道裂孔ヘルニア自体ではなく、不快な症状を引き起こしてしまう腹圧の上昇が根本的な問題であるケースが大半です。
逆流性食道炎は、引き起こしている根本原因をしっかりと改善していけば、決して良くならない症状ではありません。
一日も早く、食道裂孔ヘルニアや逆流性食道炎に悩まされないようになってください。
→つらい逆流性食道炎の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の逆流性食道炎の施術をご覧ください
関連記事 こちらもおススメです。合わせてお読みください
前の記事を読む
次の記事を読む
長年悩んでいた逆流性食道炎が、薬を飲まずにいけるようになり治りました
逆流性食道炎と肩こりに悩んでいました。
どうしても治したかったから、最後に行きつくところですというフレーズと体験談を見て、こちらにかけてみようと思いました。
治療に通って、長年悩んでいた症状が、薬を飲まずにいけるようになり治りました。
ずっと病院へ行っていたのに、行かずに自分の持つ力で体が良くなっている実感があります。
ぜひ来てみてほしいです。
東住吉区在住 R.Nさん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
片道1時間20分をかけてでも、通院するだけの費用対効果があります
1.股関節の痛み 2.便秘 3.逆流性食道炎
に悩んでいました。
通院に、片道1時間10分~20分かかること、回数が重なることによる費用のことで迷いましたが、転居前に通院していた先生の紹介なので来院を決めました。
施術を受けて、改善を実感できます。
当初は1のみの目的であったが、2と3も改善されました。
費用対効果は大きなものがあります。
長い人生、この際に体質改善も含めて、来院して下さい。
阪南市在住 阪上 正敏さん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
胃の不調もなくなり、毎日の食事もしっかり食べれるようになりました
胃もたれ、むかつき、胃下垂、胃痛で、食欲があっても食べれない。
また、すぐに胃の不調が出るので、体の疲労感、寝ても疲れが取れないという悩みがありました。
20才前より胃に関して良いこと?(胃薬、ハーブティ、鍼治療など)を色々してきましたが、改善に繋がりませんでした。
遠方で、少し治療費も高いので、改善するか不安でしたが、年々体力も落ちていくので行くことを決意しました。
今では胃の不調もなくなり、毎日の食事もしっかり食べれるようになりました。
時間も、お金も必要ですが、体が変わっていく喜びを感じられると思います。
伊丹市在住 M.Sさん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
逆流性食道炎が徐々に良くなっていき、症状も感じなくなりました
逆流性食道炎で、口の中、舌がヒリヒリ、のどに舌たいがひっついた感じがあり悩んでいました
インターネットでいろいろ探して、自宅から近く良さそうだったので、行くことにしました。
治療を受けていくと、徐々に良くなっていき、症状も感じなくなりました。
同じ症状の方、一度来院していただいたら良いと思います。
住吉区在住 A.Kさん
*個人の感想で、成果を保証するものではありません。
創輝(そうき)鍼灸整骨院
〒558-0003
大阪府 大阪市住吉区 長居3-2-3-1F
受付時間:午前 9:00~13:00
午後16:00~20:00
(定休日:土曜日午後・日曜・祝日)
> 詳しい道順はコチラ