胃下垂になる一般的な原因と当院が考える根本的な原因
あなたはこのようなお悩みはありませんか?
- 胃下垂による胃痛や胃もたれに悩んでいる
- 太りたくても太れない
- 腹筋や逆立ちをしても胃下垂が良くならない
- 胃下垂を治したいけれど、治らない
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
下垂することで胃の機能が低下してしまい、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こします。
また、胃の不調だけではなく、太れない問題や、冷え性、肩こりなど全身の様々な不調を引き起こす引き金にもなってしまう症状です。
胃下垂は一般的に治りにくい症状と言われています。
また、胃下垂を良くしようと考えて、原因を調べてみると、さまざまな原因が挙げられています。
そのなかには、遺伝や体質といった原因が分かった所で解消が難しいものなどが多く含まれています。
また、なぜこれが原因になるのか、という分かりやすい説明がないケースも多くみられます。
当院では非常に多くの胃下垂の方が来院されています。
そして患者さんが改善していくのに必要な、解消すべき原因について分かりやすくご紹介します。
一般的に言われている胃下垂の原因とは?
一般的に言われている胃下垂を引き起こす原因は次の4つです。
1.痩せ体質
痩せている方は、胃を支える筋力も弱く、下腹部による脂肪による支えもないため、下垂しやすい状態になります。
無理なダイエットや急病などで一気に体重が落ちると、胃下垂になるケースがあります。
とはいえ、胃下垂によって痩せてしまっている方は、栄養の吸収能力が低下しているため、痩せているから太る必要があるとは言っても、改善は容易なことではありません。
むしろ、胃下垂による胃の働きの低下を改善することで、体重が増えていく(標準体重に近づく)ケースが多くみられます。
2.腹筋の力が弱い
当院に来院される胃下垂の患者さんの多くが、一度は腹筋による改善を試みて、改善せずに来院されています。
また、スポーツなどをされていて、一般の方よりも腹筋が強い方の場合でも、胃下垂で悩まされているケースが少なくありません。
そのため、腹筋の弱さによって胃下垂になる方は非常に限られていると考えています。
3.ストレス
ストレスと内臓の働きには大きな関係があります。
ストレスを感じると、胃は胃酸の分泌を増やすため、胃痛や胃炎を引き起こす原因となります。
そのため、胃下垂による胃痛や胃もたれなどの悪化要因になりますが、すぐに胃下垂を引き起こすような原因ではありません。
それよりも強いストレスや長期間のストレスを感じる事で、自律神経のバランスを乱してしまうことが、胃下垂へのより大きな問題になります。
4.遺伝的な要因
胃下垂は痩せ型で高身長の方に多いと言われています。
そのため、遺伝によって背が高く、痩せ型の方は胃下垂になりやすい状態です。
ただし、背が高く痩せ型の方全てが胃下垂という訳ではなく、遺伝的な条件の上に、下記の根本原因が重なることで、胃下垂になりやすいと考えられます。
当院が考える胃下垂の根本的な原因とは?
1.姿勢
胃下垂の方の多くは、猫背で肩が内巻きになっています。
その姿勢が癖づいてしまうと、上半身の重みが胸やお腹側にかかり、胃が上から下側へと圧迫され続けます。
結果、胃をはじめとする内臓が下垂しやすくなります。
2.自律神経の乱れ
胃は筋肉によって支えられ、下からは脂肪や他の内臓が土台になって支えています。
胃下垂の方は、胃壁の筋肉が弱くなっているため、胃の中ほどから下部が下に垂れ下がってしまいます。
胃を支えている筋肉は、自律神経によって無意識に働きを調整されています。
その自律神経は脳から背骨の中を通って、全身へと流れています。
背骨や骨盤といった、骨格のバランスが崩れることで自律神経が乱れてしまうと、支えている筋肉の働きが落ちてしまい、胃下垂を引き起こしてしまいます。
3.内臓疲労
お肉や脂ものの多い食事内容や、食べ過ぎ飲みすぎといった食生活の乱れがあると、胃腸に大きな負担がかかります。
慢性的に胃や腸が疲れた状態になると、食べた物を上手く消化や吸収、排泄ができません。
胃に食べたものが長時間留まるようになり、胃の中から下への力がかかり続けることで、胃下垂を引き起こしてしまいます。
胃下垂を改善するために、自分でできる対策とは?
胃下垂は自力ではなかなか改善がみられにくい症状です。
悪い姿勢が癖づいてしまっていると、骨格の調整などを行わないと、良い姿勢を取っても一時的なものになってしまいがちです。
また、自律神経の乱れを自力で改善することも、難しい問題です。
ストレスが原因だと分かっていても、体調が悪いとなかなかストレスコントロールが上手くいきません。
そのため、胃下垂でお悩みの方がご自身で取り入れやすい対策は、次の食事に関する2つを改善し、内臓疲労を取ることが重要になります。
1.お肉や脂ものの比率を減らし、胃の負担の少ない食材を増やす
お肉や脂ものの多い食事は、胃酸の分泌量を増やし、消化にも時間がかかるため、胃への負担が大きくかかります。
野菜や果物は、胃酸の分泌量も少なく、消化にかかる時間も短くすむため、胃に優しい食材です。
また、野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれていて、腸の善玉菌を増やしたり、便通を促す効果があるため、腸にも良い効果があります。
意識して食事に野菜や果物を取りいれるようにしてください。
2.よく噛んで消化を助ける
胃の働きは、胃酸で食べ物を消化するだけではなく、食べ物を胃の中で撹拌し消化しやすくしたり、腸へと食物を送り出す働きがあります。
噛む回数が少ないと、食物が大きいため消化に時間がかかり、また撹拌する際にも大きな力を必要とし、胃の負担になります。
よく噛むことで消化を助け、また腸への移動もしやすくなり、胃への負担を減らすことができます。
まずはこれら2つの対策を取り入れてみてください。
症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。
ただ、胃下垂の方の多くは程度がきつく、自力だけでの対策では、なかなか改善されない傾向があります。
もし、これらの対策を行っても効果がみられない場合は、姿勢の調整や、自律神経のバランスの調整など、根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。
胃下垂に悩まされないために
一般的に胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ご自身で色々な対策を取っても根本的な改善は見られづらく、治らないのではないか、と諦めかけている方も多くいます。
ですが、引き起こしている根本的な原因を解決していけば、決して良くならない症状ではありません。
食事の摂り方などご自身で取れる対策は取り、それに加えて根本原因に対する治療を受けることをおすすめします。
一日も早く、胃下垂に悩まされず過ごせるようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
関連記事 こちらもおススメです。合わせてお読みください
前の記事を読む
次の記事を読む
創輝(そうき)鍼灸整骨院
〒558-0003
大阪府 大阪市住吉区 長居3-2-3-1F
受付時間:午前 9:00~13:00
午後16:00~20:00
(定休日:土曜日午後・日曜・祝日)
> 詳しい道順はコチラ