胃下垂の方がサプリメントを飲んでも効果が得られにくい理由とは?
あなたはこのようなお悩みはありませんか?
- 痩せていて太りたいけれど太れない
- サプリメントを飲んでいるけど、体重が増えない
- 頑張って食べると胃痛や胃もたれになってしまう
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
下垂することで胃の機能が低下してしまい、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こします。
また、胃の不調だけではなく、太れない問題や、冷え性、肩こりなど全身の様々な不調を引き起こす引き金にもなってしまう症状です。
胃下垂の方は痩せていることが多く、太りたい、体重を増やしたいと思っている方が多くいます。
ところが、がんばって食べようとしてもすぐに苦しくなってしまったり、食べている割には少しも太らない方が少なくありません。
そのため、少しでも栄養を摂ろうと、様々なサプリメントを使用しているケースがみられます。
ですが、いろいろなサプリメントを飲んでいても、体重が増えなかったり、胃もたれや胃痛といった不調が続いていたりと、期待しているほどの効果を実感できていない方が大半です。
ではなぜ胃下垂の方は、サプリメントを飲んでも効果が得られにくいのでしょうか?
また、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
胃下垂の方がサプリメントの効果が得られにくい原因とは?
1.胃が下垂することで、胃での消化が不十分になってしまうから
胃は食べ物を消化し、吸収しやすい状態にして腸へと送り出しています。
ところが、胃が下垂することで働きが低下してしまうと、消化が不十分になり、腸での栄養の吸収がしづらくなってしまいます。
そのため、サプリメントを飲んだり、意識して多くの食事を取っても、十分な吸収ができなくなってしまいます。
その上、胃の働きが落ちている状態で多量の食事を取ると、消化が追いつかず負担になります。
胃もたれや胃痛を引き起こす原因にもなってしまい、ますます胃の働きが悪くなるという悪循環を引き起こしてしまいます。
2.胃下垂によって、腸に大きな負担がかかっているから
胃が下垂すると、腸に大きな負担がかかります。
ひとつは消化不良の食べ物が腸に送られるため、栄養の吸収がしづらくなり負担になること。
もうひとつが、下垂した胃に圧迫を受けることで、腸の血流やリンパの流れが悪くなってしまうことです。
これらの原因によって腸の働きが低下してしまい、腸の栄養を吸収する力も落ちてしまいます。
胃下垂の方の根本解決のための対策とは?
胃下垂の方は、これらの原因によってサプリメントを飲んだり、食事を多く取っても、その栄養を十分に吸収することができない状態です。
そのため、根本的な解決には先に胃下垂自体を良くし、胃腸の働きを高めてあげる必要があります。
ご自分で取れる対策として、普段の食事を見直すことで胃腸への負担を減らすことができます。
1.野菜や果物を積極的に食べる
お肉や脂ものの多い食事は、胃酸の分泌量を増やし、消化にも時間がかかるため、胃への負担が大きくかかります。
野菜や果物は、胃酸の分泌量も少なく、消化にかかる時間も短くすむため、胃に優しい食材です。
また、野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれていて、腸の善玉菌を増やしたり、便通を促す効果があるため、胃にも腸にも良い効果があります。
意識して食事に野菜や果物を取りいれるようにしてください。
2.よく噛んで消化を助ける
胃の消化を助け、吸収を良くするためには、よく噛むことが効果的です。
食べ物が小さく噛み砕かれることで胃酸の消化を助け、胃の中で撹拌しやすくなったり、腸に送り出しやすくなります。
噛む回数が少ないと、食物が大きいため消化に時間がかかり、また撹拌する際にも大きな力を必要とし、胃の負担になります。
よく噛むことで消化を助け、胃への負担を減らしてください。
3.水を積極的に飲む
胃腸を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。
コーヒーやお茶の摂り過ぎは、カフェインの利尿作用で、体の水分を減らしてしまいます。
嗜好品として飲むのは良いのですが、普段の水分補給はお水ですることが重要です。
男性なら2~2.5リットル、女性でも1日に1.5~2リットルの水が摂取の目安になります。
*短期間で極端に水の摂取量を増やすことは、胃に負担をかける恐れがあるので、胃の状態を見ながら徐々に摂取量を増やしてください。
胃下垂を良くし、悩みを気にせず過ごせるように
まずはこれら3つの対策を取り入れてみてください。
症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。
ただし、
- ・症状がきつく、生活に支障が出ている方
- ・症状が慢性化していて、薬では効果がみられない方
- ・すでに上記の対策を取り入れていて、それでも症状でお悩みの方
は、猫背などの不良姿勢の改善や、自律神経のバランスの調整など、根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。
胃下垂はそのままにしておくと、胃だけではなく様々な不調を引き起こす要因になります。
そのため、冷え性や便秘、慢性的な疲労など、肩こり以外にも様々な不調でお悩みの方が少なくありません。
また、一般的に胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ですが、引き起こしている根本的な原因を解決していけば、決して良くならない症状ではありません。
一日も早く、胃下垂からくる肩こりを良くし、不調に悩まされず毎日を過ごせるようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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