胃下垂の方が太るために、プロテインは有効なのか？

病院や整体院を数ヶ所回って、痛み・不調がどうしても良くならなかった人が、最後に選ぶ治療院

胃下垂の方が太るために、プロテインは有効なのか？

あなたはこのようなお悩みはありませんか？

痩せていて太りたいけれど太れない
トレーニングをしているけれど、筋肉がつかない
プロテインを飲んでいるけれど効果がない
プロテインを飲むと、お腹の調子が悪くなる

胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。

下垂することで胃の機能が低下してしまい、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こします。

また、胃の不調だけではなく、太れない問題や、冷え性、肩こりなど全身の様々な不調を引き起こす引き金にもなってしまう症状です。

胃下垂に悩む女性

胃下垂の方にみられるお悩みの一つには、プロテインを飲んでも太れない、筋肉がつきにくいというものがあります。

胃下垂でお悩みの方は、痩せすぎを気にしていることが多く、プロテインを飲んだり、お肉を意識的に多く食べるといった、一般的に言われている筋肉をつけ、太る方法を試しています。

当院に来院される患者さんでも、プロテインを飲んでいたり、お肉を意識して多く食べているケースがみられます。

ですが、このような方の多くは、思っているような効果が得られずに終わってしまい、それどころか胃もたれや下痢といった胃腸の不調を慢性的に感じるようになってしまいます。

じつは、胃下垂の方は一般的な方に比べると、次の２つの理由によって、プロテインの効果が出にくい状態にあります。

どのようにすれば自然な形で体重を増やすことができるのでしょうか？

胃下垂の方がプロテインを飲んでも効果が出にくい理由

１．消化不良で、吸収率が下がっているから

胃下垂のイメージ

胃下垂の方は胃が下垂することで、胃酸の分泌や食べものの撹拌といった、消化の働きが低下しています。

プロテインを飲んでも、消化不良が起こるため、栄養が十分に吸収されにくくなっています。

また、胃で消化不良が起こった結果、胃もたれや胸焼けなどの不調を引き起こす原因にもなってしまいます。

２．タンパク質だけの摂りすぎによる胃の負担

ホエイプロテイン

プロテインは意図的にタンパク質を凝縮した食品です。

タンパク質は消化に時間がかかるため、胃下垂の方には特に胃の負担になってしまいます。

また、プロテインの一般的な商品は、ホエイプロテインと言って牛乳から作られています。

そのため、乳糖という成分を含んでいて、乳糖不耐症の方（牛乳を飲むとお腹を下す人）は、胃腸の状態を悪化させる原因になってしまいます。

胃下垂の方は、これら２つの理由によって、プロテインを飲んで太りたい、筋肉をつけたいと思っても、効果を得られにくい状態です。

では、どのような対策を取れば良いでしょうか？

胃下垂の方が筋肉をつけたり、太るための対策

１．胃に負担をかけずに、普段の食事から栄養を吸収する

植物性タンパク質の多い食事の写真

胃下垂の方は、胃の働きを活発にして、吸収しやすい状態で、食事を取ることが重要です。

そのため、サプリメントやプロテインといった形ではなく、自然な食品で栄養を吸収する方が、一見非効率に思えても、結果として太ったり、筋肉をつけるのに効果的になります。

おすすめは、大豆などの植物性タンパク質です。

植物性タンパク質は、一般的には動物性タンパク質よりも吸収率が悪いと言われています。

ですが、胃下垂の方に特徴的な、胃の不調によって栄養の吸収が悪くなっている方には、胃の負担にならず吸収しやすい形で消化されるため、非常に効果的です。

２．よく噛んで消化を助ける

よく噛む女性

胃の消化を助け、吸収を良くするためには、よく噛むことが効果的です。

食べ物が小さく噛み砕かれることで胃酸の消化を助け、胃の中で撹拌しやすくなったり、腸に送り出しやすくなります。

噛む回数が少ないと、食物が大きいため消化に時間がかかり、また撹拌する際にも大きな力を必要とし、胃の負担になります。

よく噛むことで消化を助け、胃への負担を減らしてください。

３．水の摂取量を増やす

水を飲む女性

胃腸をはじめとした内臓を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。

お水を飲む量が少なく、コーヒーやお茶などを水分補給と考えている方が多くいます。

コーヒーやお茶の摂り過ぎは、カフェインによって胃を荒らしたり、利尿作用で体の水分を減らしてしまい、胃腸の働きを悪くしてしまいます。

嗜好品として飲むのは良いのですが、普段の水分補給はお水ですることが重要です。

１日に男性なら２～２．５リットル、女性でも１．５～２リットルの水が摂取の目安になります。

＊短期間で極端に水の摂取量を増やすと、胃に負担をかける恐れがあるので、胃の状態を見ながら徐々に摂取量を増やしてください。

まずはこれら３つの対策を取り入れてみてください。

もし、これらの対策を行っても効果がみられない場合は、胃下垂による、胃の働きの低下自体を改善する必要があり、猫背などの不良姿勢の改善や、自律神経のバランスの調整など、根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。

胃下垂でも筋肉や脂肪をつけ理想の体型になるために

一般的に胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。

当院に来院される患者さんも、ご自身で色々な対策を取っても根本的な改善は見られづらく、治らないのではないか、と諦めかけている方も多くいます。

ですが、引き起こしている根本的な原因を解決していけば、決して良くならない症状ではありません。

食事の摂り方などご自身で取れる対策は取り、それに加えて根本原因に対する治療を受けることをおすすめします。

一日も早く、胃下垂に悩まされず過ごせるようになってください。

→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください

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