過敏性腸症候群の下腹部痛に悩まされやすい原因とその対策について

病院や整体院を数ヶ所回って、痛み・不調がどうしても良くならなかった人が、最後に選ぶ治療院


なぜ過敏性腸症候群の方は下腹部痛に悩まされやすいのか?

あなたは、このようなお悩みはありませんか?

  • check1過敏性腸症候群になって、下痢や便秘が続いている
  • check2下腹部が痛いけれど、原因が分からない
  • check3サプリメントや整腸剤を飲んでいるけど良くならない
  • check3下腹部痛がひどく、生活に支障が出ている

過敏性腸症候群(IBS)は、病院で腸の検査や血液検査を受けても、炎症や潰瘍といった明確な原因が認められないにも関わらず、下痢や便秘、お腹の張り、腹痛などの症状が現れる疾患です。

慢性化する方が多く、治りにくいのも特徴です。

過敏性腸症候群に悩む女性

過敏性腸症候群の方に多くみられる症状として、腹痛があり、その中でも特に、下腹部痛に悩まされる方が多くいます。

過敏性腸症候群によって引き起こされる下腹部痛は、症状が強く、頻度も高いため、日常生活に支障をきたしているという方が少なくありません。


通勤や通学で電車、バスに乗ろうとすると痛みに襲われたりするため、症状のひどい方では外出が困難になってしまうケースもみられます。

なぜ過敏性腸症候群になると、下腹部痛に悩まされてしまうのでしょうか?


また、どのような対策を取れば良いのでしょうか?


過敏性腸症候群が下腹部痛を引き起こす原因とは?

過敏性腸症候群のメカニズム

過敏性腸症候群が引き起こす下腹部痛は、便秘型や下痢型、ガス型といったタイプによって、微妙に発生原因が違いますが、その根本原因は共通しています。

それは、ストレスを感じたり、自律神経が乱れることで腸の筋肉が過剰に収縮し、痛みを発するということです。


手の筋肉などと違って意識できず、またコントロールすることも出来ませんが、腸には筋肉があり、便を排泄する働きがあります。

腸の筋肉は自律神経とホルモンによって調整されています。


強いストレスや慢性的なストレスを感じたり、自律神経のバランスが乱れることで、腸の筋肉の働きに異常が起こり、過剰に収縮します。

結果、腸の筋肉は痛みを発するため、下腹部痛が起こります。

ストレス

この下腹部痛の特徴は、腸の収縮によって引き起こされるため、一時的に整腸剤などで症状をやわらげても、根本的な解決にはなりません。

下腹部痛を改善するためには、過敏性腸症候群が引き起こされている原因自体を解消する必要があります。


また、下腹部痛と同時に腰痛や背中の痛みを感じる方もいますが、腸に過剰な収縮が起こることで、周りの神経や筋肉が緊張し、引き起こされることがあります。

では、過敏性腸症候群によって引き起こされる下腹部痛は、具体的にどのような対策を取れば良いのでしょうか?


過敏性腸症候群による下腹部痛でお悩みの方への3つの対策

過敏性腸症候群の原因であるストレスは、減らすことが重要だと分かっていても、症状自体がさらなるストレスとなるため、深刻な方ほど、メンタル面からストレスをコントロールすることは難しくなってしまいます。

また主な原因の一つである自律神経の乱れも、自分で解決するのは簡単なことではありません。


ですが、食事に気を付けることで腸の状態が良くなれば、症状自体が落ち着き、またセロトニンやドーパミンといった快楽ホルモンの分泌量も増えるため、ストレスのコントロールが効きやすくなります。


そのため、自分で実践しやすいことは、食事を変えて腸の環境を良くし、ストレス耐性を作ることです。

食事に関しての対策は3つありますが、過敏性腸症候群でお悩みの患者さんが来院された時に、当院がお伝えしている内容の一部で、非常に重要なポイントです。


1.野菜や果物を積極的に食べ、お肉や脂ものの比率を減らす

野菜サラダ

お肉や脂ものの多い食事は、胃酸の分泌量を増やし、消化にも時間がかかるため、胃腸への負担が大きくかかります。

また、腸内細菌叢の悪玉菌の割合を増やしてしまいます。


野菜や果物は、胃酸の分泌量も少なく、消化にかかる時間も短くすむため、胃腸に優しい食材です。

また、野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれていて、腸の善玉菌を増やしたり、便通を促す効果があります。


意識して食事に野菜や果物を取りいれるようにしてください。


2.インスタント食品やジャンクフードなどの食べる頻度を減らす

インスタント食品

身近に出回っている食品の中には、腸に良くない影響を与えるものが多くあります。

代表的なものがインスタント食品やジャンクフード、冷凍食品などです。


これらは便利ですし、また美味しいと感じやすいものでもあります。

ですが、食品添加物や化学調味料、酸化した油や防腐剤などは、胃に負担をかけ、腸内環境を悪化させてしまいます。


これらの利用する比率を極力下げることで、腸の状態を良くすることができます。


3.水をしっかり飲む

お水を飲む女性

胃腸をはじめとした内臓を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。

特に下痢が続くと、体内の水分が出てしまうため、脱水症状にもなりやすくなってしまいます。


また、食物繊維をとっても、摂取する水の量が少ないと、便秘を引き起こす原因にもなってしまいます。

1日に男性なら2~2.5リットル、女性でも1.5~2リットルの水が摂取の目安になります。


コーヒーや紅茶はカフェインの利尿作用で、体の水分を減らしてしまい、胃腸の働きを悪くしてしまいます。

嗜好品として飲むのは良いのですが、普段の水分補給はお水でとるようにしてください。


*短期間で極端に水の摂取量を増やすと、胃腸に負担をかける恐れがあるので、体の状態を見ながら徐々に摂取量を増やしてください。


過敏性腸症候群による下腹部痛に悩まされないために

まずはこれら3つの対策を取りいれてみてください。

症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。


ただ、食事による改善は非常に重要でありながら、改善がみられるまで時間がかかります。

また、症状のきつい方の場合、自力だけでの対策ではなかなか改善されない傾向があります。


過敏性腸症候群は生活に支障をきたしやすい症状です。

症状を抱えたままにしていると、下腹部痛や下痢などの症状のために外出が困難になり、通学ができなくなって将来就きたい仕事に就けなくなったり、やりたいことができなくなってしまう恐れがあります。


また、働いている方でも、仕事が続けられなくなるケースもあります。


もし、食事に関する3つの対策を行っても効果がみられない場合は、姿勢の調整や、自律神経のバランスの調整など、過敏性腸症候群を引き起こす根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。


過敏性腸症候群は引き起こしている根本的な原因を解決していけば、決して良くならない症状ではありません。

食事の摂り方といったご自身で対策を取れるところは取り、それに加えて根本原因に対する治療を受けることをおすすめします。


一日も早く、過敏性腸症候群による下腹部痛を気にせず過ごせるようになってください。


つらい過敏性腸症候群の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の過敏性腸症候群の施術をご覧ください


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