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テニス肘が治らない人に考えられる原因とは?
テニス肘(上腕外側上顆炎)は、一度慢性化すると治りにくい症状です。
ストレッチやマッサージといった治療に加え、時にはステロイド注射を打つケースもありますが、それでも治らないと悩んでいる方が多くいます。
今回ご紹介するHさんも、テニス肘がなかなか治らないと悩んだ方です。
Hさんは30代の女性で、会社員として働くかたわら、趣味の和太鼓を楽しみ、忙しい日々を送っていました。
ある日、仕事で外に出ていたHさんは、重要な資料が入った重いスーツケースを一日中引っ張っていました。
段差を乗り越えるためにグッと持ち上げた瞬間、肘に強い痛みが走ります。
「いたっ!と思ったら、そこからずっと痛くて、最初は捻挫をしたのかなって思いました」
ズキズキと痛く、Hさんは病院に診察を受けます。
そこでテニス肘と診断を受けました。
シップを処方されて、少しの間安静にするように言われます。
Hさんはそれを守りますが、症状は改善されません。
仕事でパソコンを使っていて、キーボードやマウスを使うのにも支障が出ていました。
「仕事も困りますが、それだけじゃなくて趣味も続けられないかもしれない状態になって、本当に困りました」
Hさんの趣味は和太鼓。
かなり真剣に取り組んでいて、近々イベントも控えていました。
ですがバチを握り、太鼓を叩く動作は肘に負担をかけ、もっとも痛みを感じる動作でした。
「練習も必要ですし、二ヶ月後に発表を控えている本番も、万全の状態で迎えたかったので、一刻も早く治す必要がありました」
Hさんは病院だけでは治らなかったので、鍼灸院にも通い始めましたが、そこでも思うような結果は出ません。
(もしかして、ずっとこのままなんだろうか?)
(太鼓も諦めないといけないかもしれない……)
不安がよぎりますが、かといって諦めきれません。
病院でも鍼でも治らないなら、整体に行ってみよう……。
わずかな望みを賭けたHさんは、当院に来院することを決めます。
問診や検査の結果、Hさんのテニス肘は、肘の関節のバランスの崩れが原因になっていることが分かりました。
スーツケースを引っ張ったり、持ち上げているうちにバランスを崩してしまったのでしょう。
二の腕の上腕骨と呼ばれる骨と、前腕の2本の骨(とう骨、尺骨)のバランスが崩れたことで、関節を痛めたり、筋肉が余計に緊張したりして、痛みを感じていました。
当院の治療では、崩れてしまったバランスを整えていきます。
合わせて、腕の筋肉の緊張に対するセルフケアもお伝えしました。
「通うたびに痛みが取れていって、練習も再開できるようになって、本番にも希望が持てるようになりました」
Hさんはかなり大きく関節のバランスを崩してしまっていたのですが、順調に改善していき、見事本番に間に合いました。
「何の支障もなく腕が振れて、すごく楽しい一日になりました」
Hさんは現在、良くなった腕で、お仕事も集中して取り組め、日々和太鼓も楽しんでいます。
テニス肘は筋肉の問題以外のケースも多くあります
テニス肘は、一般的には肘周りの筋肉を使い過ぎることによって起きる症状です。
お仕事や趣味、あるいは育児中の抱っこなどの理由で、長時間肘に負担がかかることで発生します。
一時的な使い過ぎによるテニス肘は、多くの場合安静にすることで症状が改善していきます。
その一方で、肘周りの関節のバランスの崩れが原因でテニス肘を発症しているケースも珍しくありません。
- ・不意の衝撃が加わって関節がズレた
- ・仕事など反復する動作によって徐々にバランスが崩れた
- ・物を持っているなど持続する負荷でバランスが崩れた
などの原因で、関節のバランスが崩れます。
そしてストレッチやマッサージ、安静といった対処では、自然とは関節が整わないため、良くならないことがとても多いのです。
なかなか筋肉が原因なのか、関節のバランスの崩れが原因なのか、自分では判別がつきにくいです。
第一選択として安静にしたり、マッサージ・ストレッチをするのも良いのですが、それで良くならないなら、関節のバランスの崩れが原因になっている可能性が高いです。
あなたが治らないのは原因に対するアプローチができていないだけかもしれません。
当院でのテニス肘の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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