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テニス肘で仕事を休めない人に向けての、根本的な解決策とは?
テニス肘は一度慢性化してしまうと、治りづらい症状です。
安静にしていても改善が見られず、サポーターやテーピング、ステロイド注射をしても良くならないと悩んでいる方が多くいます。
お仕事をされている方では、肘が痛くても休んでいられないと、手を使い続け、負担がかかってますます慢性化や悪化に拍車がかかってしまうケースも珍しくありません。
当院に来院したKさんも、テニス肘の痛みを抱えながらも、仕事を休めないと悩んだ患者さんの一人です。
Kさんは50代の男性で、普段は会社員として過ごされています。
そんなKさんがテニス肘に悩まされるようになったのは、当院に来院される2ヶ月ほど前のこと。
久々に筋トレをしたところ、そこから肘が痛くなり、悩まされることになりました。
Kさんがテニス肘に悩まされるのは、今回が初めてではありません。
過去にも一度テニス肘になったことがあり、その時は特別に治療をしなくてもしばらくすれば治ったそうです。
そのような経験があったため、今回も大丈夫と思っていたのですが、痛みがキツく、治らない状態が続いてしまいます。
「今回もすぐに治るだろうと軽く考えていたんです」
「ところが思った以上に症状が長引いて、あれ、これは様子がおかしいぞ、とようやく気づきました」
Kさんは病院を受診し、処方された湿布を貼ったり、サポーターを使用して、できるだけ安静にするように指導を受けます。
また、整骨院でマッサージを受けたり、鍼灸院にも行きますが、症状が改善することはありませんでした。
「パソコンの入力とか、荷物を持ったりするのが痛いので、仕事に支障をきたすのがすごく困りました」
「日常のちょっとした動作でも痛みが出てしまい、それもツラかったです。肘周りに常に違和感がありました」
お仕事だけでなく、Kさんの普段の生活にも大きな支障をきたしてしまいます。
「他の人の迷惑にもなるので、仕事も休めないこともあり、手を休められそうにありませんでした」
「かといって無理をしたら痛みがひどくなってしまいますし、困りました」
いろいろな治療を受けても改善が見られず、どうすれば治るのかと、Kさんは治療を探し続けます。
そんな時に当院のHPを見たことで、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Kさんのお体の問題点が分かりました。
Kさんの肘周りの関節のバランスが崩れていたことが、テニス肘を引き起こしていました。
肘は上腕骨、橈(とう)骨、尺骨の3つの骨で構成されていて、これらの骨のバランスが適切な位置にあることで、滑らかに動くことができています。
これらの骨のバランスが崩れると、肘の痛みはもちろんですが、非常に多くの筋肉や靭帯が指や手に伸びているため、手や指の動きにも影響が出てしまいます。
Kさんは、おそらくは以前から軽く肘のバランスが崩れかけていたために、一度テニス肘を発症してしまっていました。
今回のトレーニングで、より大きく崩れたことで、慢性化してしまったのだろうと考えられました。
当院の治療では、Kさんの肘周りの関節のバランスを、正しい位置へと整えました。
関節のバランスが正しい位置へと整うにつれて、Kさんのテニス肘の症状は、しっかりと改善されていきました。
お仕事中に痛みに悩まされることがなくなり、負担がかかりやすいトレーニングも再開できるようになります。
治療が進むにつれて、痛みや違和感がしっかりとなくなり、再発の不安もなくなりました。
状態が安定したことを確認し、Kさんの治療を終了しました。
今もテニス肘に悩まされることなく、お仕事に励まれていることでしょう。
テニス肘で仕事を休めない方の原因と対策
テニス肘は、普段から手や腕をよく使う方に多く見られる症状です。
急性期には、安静にしていたり、サポーターやテーピングなどの適切な処置で改善されることも多いですが、一度慢性化すると、なかなか治らず悩むケースが多いです。
特に問題となるのが、負担がかかっていることは理解しつつも、仕事を休めないというケースです。
痛みを感じながら、だましだまし使っているうちに、本格的に慢性化してしまいます。
そして、一度慢性化するとあの手この手の治療を受けても、治らないようになってしまいがちです。
このようなケースでは、関節のバランスを整えないといけない可能性が高いです。
肘の関節は、上腕骨、橈(とう)骨、尺骨の三本の骨で構成されていて、そこに非常に多くの筋肉や靭帯が付着しています。
普段何気なく使っている手や肘の動きは、実際には非常に繊細なバランスの上で成り立っています。
そのため、関節のバランスが崩れてしまうと、途端に筋肉や靭帯に余計な負担がかかってしまい、過剰な緊張や炎症が起きて、テニス肘を発症してしまいます。
関節のバランスの崩れからきた筋肉や靭帯の緊張は、ストレッチやマッサージなどで一時的に緩和することはあっても、根本的に解決するケースは少ないです。
一度緩んでも、筋肉や靭帯が関節を守ろうと、またすぐに緊張してしまうためです。
反復した動作や急な負担などによって、関節のバランスは崩れてしまいます。
特に、痛みを抱えたまま無理に使い続けていると、筋肉や靭帯が守ろうとますます緊張し、関節のバランスが崩れやすくなってしまいます。
仕事で手を使わない訳にはいかないかもしれません。
ですが、
・痛みの調子を確かめるために、自分でわざわざ痛みを感じる動作をしない
・仕事でどうしても使わないといけない動作はともかく、可能な限り痛い動作は避ける
といったことに注意が必要です。
しっかりと関節のバランスが整うと、関節が滑らかに動くようになり、筋肉や靭帯から余計な緊張が取れていきます。
これまでに病院や整体に通っても良くならなかったという方でも、お仕事を続けながら、改善へと向かっていくケースは珍しくありません。
まずは、病院や近くの整骨院を受診し、本当にテニス肘なのかどうか、確認するのが良いと思います。
また、安静にしてサポーターやテーピングをして様子を見るというのも、けっして間違いではありません。
ですが、安静にしていても良くならなかったり、治療を受けて改善が見られない場合は、骨格のバランスを整える治療を検討してください。
当院でのテニス肘の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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