捻挫でバスケがしたいのに、何度も繰り返してしまう理由とは?
バスケットボールは捻挫に悩まされることの多い競技です。
また、捻挫を繰り返してしまったり、痛みや違和感といった後遺症に悩まされ、度々安静にせざるをえなくなって、もっとバスケがしたいのに、と悩む方も少なくありません。
当院に来院されたNさんも足首の捻挫を短期的に繰り返してしまい、もっとバスケがしたいのに、と悩んだ患者さんの一人です。
Nさんは小学生の男の子です。
ミニバスに参加していて、毎日とても熱心に取り組んでいました。
そんなNさんが捻挫に悩まされ始めたのは、当院に来院する一ヶ月ほど前のことでした。
足首が腫れ、痛みがあったため、練習を休むことになります。
しっかり安静にしていたこともあって、日に日に自然と症状が治まっていき、競技に復帰することができました。
ところが復帰してすぐに、Nさんは再度足首を捻ってしまいます。
今度はよりキツく捻ってしまい、前回の痛みを上回る状態の悪さに、整形外科でレントゲンを撮ったところ、剥離骨折と診断されました。
復帰したばかりのタイミングでの再度の捻挫に、Nさんは強いショックを受けます。
「バスケが大好きだから、一日でも早くやりたいのに、この前から休んでばかりでツラい」
本当は今すぐバスケがしたい。
なのに、足が痛くてできないと、もどかしさを感じていました。
そんなNさんの状況に、お母さんも不安を感じていました。
「バスケが本当に好きな子で、練習がない日も私と一緒に自主練をするぐらいなんです。今の剥離骨折が安静にしてて治ったとしても、またすぐ捻挫しちゃうんじゃないか、と思うと不安でした」
「足を気にせず思う存分、プレイできるようになってほしいけど、どうしたらいいのか分かりませんでした」
とはいえ、安静にしているしか方法がない。
そんな時、チームメイトの子が負傷し、当院で治療を受けて改善します。
そして、紹介を受けたことで、Nさんも当院に来院することを決めました。
当院で問診や検査をした結果、Nさんのお体の問題点が分かりました。
足首には下腿の骨と足回りの小さな骨が密集しているのですが、Nさんの足首は、その関節のバランスが崩れてしまっていました。
足首周りの関節のバランスが崩れてしまうと、足首が内反した(小指側が下がった)状態で着地を繰り返すようになってしまいます。
足首を捻るリスクが非常に高くなり、またその程度もキツいものになりやすい状態です。
おそらく、Nさんは前回に捻挫した時、痛みや腫れはなくなってからも、関節のバランスが崩れままになっていたのでしょう。
その状態で捻挫をしたことで、強く捻ってしまい、剥離骨折にまでなってしまいました。
当院の治療では、Nさんの崩れた関節のバランスを整えました。
また、剥離骨折が早く治る治療も行います。
当院の治療を重ねるにつれて、Nさんの状態は改善していきました。
最初は足を引きずりながら来院していたNさんですが、すぐに普通には歩けるようになりました。
そして、治療を終了するころには不安なく走ったりジャンプをして、着地の際にもまったく不安を感じずにすむ状態になりました。
どんな動作でも不安を感じなくなったことで、今後はすぐに捻挫をする心配がなくなったと、安心してプレイに復帰できています。
お母さんも、
「思いきり動き回ってる姿を見て、本当にホッとしました。バスケがしたいという気持ちを潰さずにすんで良かったです」
と喜ばれていました。
今も一生懸命バスケの練習に取り組んでいることだと思います。
捻挫でバスケがしたいのに、捻挫を繰り返してしまう原因とは?
足首の捻挫は、受傷直後だけでなく、その後に影響を受けやすい症状です。
痛みや違和感が慢性化したり、あるいは捻挫を繰り返す捻挫癖と呼ばれる状態になるケースが多く見られます。
・いつまでも痛みや違和感が残る
・関節がグラグラしてる感じがする
・すぐに軽く、またはキツく捻ってしまう
このような症状が見られる場合には、足首の関節のバランスが崩れてしまっている可能性が高いです。
足首の動きには、非常に多くの骨が関わっています。
関節のバランスが崩れてしまうと、足が内にかえしたような状態が続く上、筋肉や靭帯が適切な緊張を保てなくなり、着地のたびに捻挫のリスクが高まってしまいます。
ほとんどの場合、関節のバランスは自然と戻るわけではなく、正しい位置へと調整する必要があります。
関節が正しい位置へ整うと、足がちゃんと地を着いている感じがしたり、しっかりと踏ん張っても痛みや違和感がなく、不安定な感じがなくなる、しっくりくる、といった感覚になる方が多いです。
じっと安静にしているのがツラく、もっとバスケがしたい、試合に出たいし、普段から練習もしたい。
周りの選手が練習に励んでいる姿を見れば見るほど、焦ってしまいがちです。
無理をして、また怪我を繰り返してしまう方も少なくありません。
そんなお悩みの方は、関節のバランスを整える治療を検討してみてください。
バスケに、やりたいことに集中できる状態になってほしいと思います。
当院での足首の捻挫の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
他の足首の捻挫の改善例はコチラ
・足首の捻挫でバスケが長年できず悩んだ少年が全力でプレーできた理由
・足首の捻挫が腰痛や膝の痛みの引き金になるって知っていますか?
・病院で手術をしたのに足首の捻挫の痛みが残ってしまった時の原因は?
・足首の捻挫が治らずにヨガができなかった方が治った理由とは?
・足首が捻挫の後遺症でグラグラ、グニャグニャになってしまう原因とは
・足首の捻挫の痛みが慢性化していた方が気付かず抱えていた原因
・いつまでも子供の足首の捻挫が治らない時、考えられる原因とは?
・捻挫でバスケがしたいのに、何度も繰り返してしまう理由とは?
・捻挫でバスケの練習ができない?痛みや違和感が続いてしまう原因
創輝(そうき)鍼灸整骨院
〒558-0003
大阪府 大阪市住吉区
長居3-2-3-1F
受付時間:午前 9:00~13:00
午後16:00~20:00
(定休日:土曜日午後・日曜・祝日)
> 詳しい道順はコチラ