姿勢が悪いと胃下垂になってしまうのか?
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
下垂することで胃の機能が低下してしまいます。
また、胃の不調だけではなく、各内臓の不調を引き起こす引き金にもなってしまう症状です。
太りたくても太れない、食後に下腹がぽっこり出るといった外見的な悩みも多く、深刻に悩んでいる方も少なくありません。
胃下垂の原因には、高身長で痩せ型といった体型の問題やストレス、急激な体重の減少などがありますが、その他の大きな原因の1つに、姿勢の問題があります。
では、どうして姿勢が悪いと、胃下垂を引き起こす原因になるのでしょうか?
姿勢が悪いと胃下垂を引き起こしてしまう2つの理由
姿勢の問題が胃下垂を引き起こす要因は、次の2つがあります。
1.猫背になることでお腹を圧迫し、下垂を助長している
猫背の方は、前屈みになることで上半身の重さがお腹にかかってしまいます。
胃下垂になりやすい痩せ型の人は、元々筋肉の支えが弱いところに、さらに上から圧力がかかることで、下垂を助長してしまいます。
2.自律神経が乱れ、内臓機能が低下し下垂を助長する
胃をはじめとする内臓の働きは、主に自律神経でコントロールされています。
その自律神経は、ストレスなどの心理的要因にも影響を受けますが、もう一つ影響を受ける大きな要因として、姿勢の問題があります。
自律神経は脳から背骨の中を伝って内臓へと流れているのですが、姿勢が悪くなることで、神経の通り道を圧迫してしまいます。
その結果、自律神経のバランスが乱れ、胃の働きが落ちてしまい、下垂を助長させます。
なぜ姿勢を良くしても、すぐ疲れてしまい、癖づかないのか
姿勢が悪く猫背になっている方が、キレイな姿勢をしようと背筋を伸ばしても、多くの方が長続きしません。
キレイな姿勢を意識的に保つというのは、簡単ではないことです。
というのも、猫背になっている方は、その状態が癖づいてしまっているからです。
意識的にキレイな姿勢を作るのに、筋肉を使っているため、筋肉が疲れるとすぐに元に戻ってしまうのです。
姿勢が悪く猫背になっている方は、骨盤のバランスが崩れていたりと、骨格のゆがみがあります。
もちろん普段の姿勢を気をつけることは良いことですが、良い姿勢を癖づけ、習慣化させるためには、骨盤をはじめとした骨格のゆがみを整えることが不可欠になります。
胃下垂で悩まないようになってください
一般的に、胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ですが、胃下垂を引き起こしている姿勢の問題や自律神経の乱れ、内臓機能の低下といった原因を取り除いていけば、けして良くならない症状ではありません。
自分で改善できる部分を改善することも大切ですが、それに加えて根本原因に対する治療を受けることをおすすめします。
そして一日も早く胃下垂で悩まないようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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