胃下垂だと冷え性になりやすいことを知っていますか?
胃下垂は、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
胃が下垂することで胃の機能が低下してしまい、さまざまな症状を引き起こします。
また、胃の不調だけではなく、各内臓の不調を引き起こす原因にもなってしまいます。
その胃下垂の方に多い悩みの一つに、冷え性があります。
では胃下垂と冷え性の間には、どんな関係があるのでしょうか?
胃下垂の方が冷え性になりやすい理由とは?
胃下垂によって冷え性になってしまう原因は大きく二つあります。
一つは、内臓からの熱の生産量が落ちてしまうこと。
もう一つは、末端まで血がじゅうぶんに流れなくなることで、熱が手足の先まで届かなくなることです。
お腹(内臓)は血管やリンパ節が密集し、全身の血流やリンパの流れに影響を与える場所です。
あまり知られていませんが、人の体の熱を産生するのには、内臓の働きが大きく関与しています。
体を動かしている時でも35%、安静時には50%もの熱が内臓で産生され、体温を保っています。
胃下垂になってしまうことで、下垂した胃が内臓を圧迫してしまい、内臓の働きを低下させてしまいます。
その結果、熱の産生量が減ってしまい、体が冷えてしまいます。
また、下垂した胃によって圧迫を受け、お腹の血液やリンパの流れが滞ってしまいます。
手足の末端まで血が十分に流れないため、末端が冷えてしまいます。
特に、男性に比べると女性は筋肉の量が少ないため、より内臓の熱の産生量が重要になり、影響を受けやすく、冷え性になりやすいのです。
胃下垂の方が冷え性を改善するためには?
胃下垂の方が冷え性を改善するためには、大きく2つの方法があります。
一つが、胃下垂自体を改善させること、もう一つが、筋肉をつけ、熱の産生量を増やすことです。
ですが、冷え性の方の多くは女性で、筋肉がつきにくいという特徴があるため、熱の産生量を増やすのには、それほど効果的ではありません。
ですので、胃下垂の方が冷え性を改善するためには、胃下垂を良くし、内臓全体の機能を上げ、熱の産生量を増やすことが重要になってきます。
そのためには、胃腸に負担をかけない生活を送るのが一番効果的です。
・食べすぎや飲みすぎに気を付ける
・甘いものを食べる頻度を減らす
・よく噛んで食べる
・水分はしっかり補充する
・睡眠不足に気を付ける
ひとつひとつは当たり前なことの積み重ねですが、それを増やしていくと確実に体は変わってきます。
思い当たる節があれば、気を付けてみてください。
胃下垂や冷え性に悩まされないために
一般的に、胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ですが、胃下垂を引き起こしている姿勢の問題や自律神経の乱れ、内臓機能の低下といった原因を取り除いていけば、けして良くならない症状ではありません。
もし、あなたが胃下垂による冷え性や、胃腸の不調といった症状で深くお悩みで良くしたいなら、根本原因に対する治療を受けられることをおすすめします。
一日も早く、冷え性や胃腸の不調に悩まされなくていいようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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