胃下垂の方のお腹の特徴とは? 胃下垂かどうかの見極めポイント
あなたはこのようなお悩みはありませんか?
- 下腹ぽっこりに悩んでいるけれど、胃下垂かどうか分からない
- 胃痛や胃もたれがつらい
- 食後にお腹が張って苦しい
- 腹筋をしても下腹ぽっこりが良くならない
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
下垂することで胃の機能が低下してしまい、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こします。
また、胃の不調だけではなく、太れない問題や、冷え性、肩こりなど全身の様々な不調を引き起こす引き金にもなってしまう症状です。
下腹ぽっこり、痩せていて太れない、胃痛や胃もたれといった問題に悩んでいる方は、自分は胃下垂なんだろうか、とお悩みの方が少なくありません。
スマートフォンやパソコンで胃下垂について調べてみると、症状や原因などは、比較的見つかります。
ですが、自分が胃下垂かどうかはハッキリしないため、胃下垂なんだろうか、それとも胃下垂とは違う原因で体の不調が起こってるんだろうか・・という不安が解消されません。
当院ではとても多くの方が、胃下垂のお悩みで来院されます。
そして、検査を行ってみると、来院された患者さんの中には、胃下垂ではなく別の原因によって、胃の不調などの問題を抱えているケースもみられます。
当院が見分けている胃下垂の方のお腹の特徴とは、どのようなものがあるでしょうか?
胃下垂の方のお腹の特徴とは?
1.みぞおちの凹みが大きい
胃下垂の方のお腹で共通してみられる特徴が、みぞおちの凹みです。
胃下垂が長期間にわたると、その他の内臓も圧迫を受けることで、全体的な内臓下垂を引き起こします。
下垂した内臓は、最終的に骨盤で受け止められます。
下腹部に内臓が集まるため、下腹のぽっこりと出た状態になってしまいます。
同時に、内臓が本来あるべき位置から下がってしまうため、その部分が一度凹み、下腹部に行くにしたがって、ぽっこりと出た状態になります。
2.胃下垂が腹筋や逆立ちでは改善しないケースが多い
当院に来院される胃下垂でお悩みの方の多くが、一度は腹筋などの対策を取られています。
あるいは、「腹筋はした方が良いですか?」と質問されるケースが多くみられます。
ですが、残念ながら胃下垂のほとんどのケースは、腹筋では改善がみられません。
そのため、当院ではご自身でできる対策としては、腹筋をおすすめせず、姿勢を良くするためのポイントやカンタンな体操をお伝えしています。
胃下垂によるお腹の不調の特徴とは?
胃下垂は様々な不調を引き起こす原因となる症状です。
大まかには、次の3つの不調を引き起こします。
- 1.胃痛や胃もたれ、胃酸過多などの胃の不調
- 2.肩こり、冷え症、婦人科系疾患など、全身の不調
- 3.太れない、肌荒れ、薄毛など、外見的な問題
具体的には、『胃下垂かどうかチェックしたい時に確認すべき症状や特徴とは?』をご覧ください。
では、もし自分のみぞおちが人より凹んでいたり、腹筋や逆立ちをしても改善がみられない、また、胃下垂の症状に当てはまることが多かった場合、どのような対策を取ることができるでしょうか?
胃下垂を改善するために自分でできる3つの対策
胃下垂を悪化させる要因としては、
- ・不良姿勢によるお腹への圧迫
- ・ストレスによる内臓機能の低下
- ・自律神経の乱れによる胃の機能の低下
- ・食事による胃腸への負担
などがあります。
ただ、胃下垂は自力ではなかなか改善がみられにくい症状です。
悪い姿勢が癖づいてしまっていると、骨格の調整などを行わないと、良い姿勢を取っても一時的なものになってしまいがちです。
また、自律神経の乱れを自力で改善することも、難しい問題です。
ストレスが原因だと分かっていても、体調が悪いとなかなかストレスコントロールが上手くいきません。
そのため、胃下垂でお悩みの方がご自身で取り入れやすい対策は、次の食事に関する3つがあります。
1.お肉や脂ものの比率を減らし、胃の負担の少ない食材を増やす
お肉や脂ものの多い食事は、胃酸の分泌量を増やし、消化にも時間がかかるため、胃への負担が大きくかかります。
野菜や果物は、胃酸の分泌量も少なく、消化にかかる時間も短くすむため、胃に優しい食材です。
また、野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれていて、腸の善玉菌を増やしたり、便通を促す効果があるため、腸にも良い効果があります。
意識して食事に野菜や果物を取りいれるようにしてください。
2.よく噛んで消化を助ける
胃の働きは、胃酸で食べ物を消化するだけではなく、食べ物を胃の中で撹拌し消化しやすくしたり、腸へと食物を送り出す働きがあります。
噛む回数が少ないと、食物が大きいため消化に時間がかかり、また撹拌する際にも大きな力を必要とし、胃の負担になります。
よく噛むことで消化を助け、また腸への移動もしやすくなり、胃への負担を減らすことができます。
3.水の摂取量を増やす
胃腸をはじめとした内臓を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。
お水を飲む量が少なく、コーヒーやお茶などを水分補給と考えている方が多くいます。
コーヒーやお茶の摂り過ぎは、カフェインによって胃を荒らしたり、利尿作用で体の水分を減らしてしまい、胃腸の働きを悪くしてしまいます。
嗜好品として飲むのは良いのですが、普段の水分補給はお水ですることが重要です。
1日に男性なら2~2.5リットル、女性でも1.5~2リットルの水が摂取の目安になります。
*短期間で極端に水の摂取量を増やすと、胃に負担をかける恐れがあるので、胃の状態を見ながら徐々に摂取量を増やしてください。
まずはこれら3つの対策を取り入れてみてください。
症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。
ただ、胃下垂の方の多くは程度がきつく、自力だけでの対策では、なかなか改善されない傾向があります。
もし、これらの対策を行っても効果がみられない場合は、姿勢の調整や、自律神経のバランスの調整など、根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。
胃下垂によるお腹の不調に悩まされないために
一般的に胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ご自身で色々な対策を取っても根本的な改善は見られづらく、治らないのではないか、と諦めかけている方も多くいます。
ですが、引き起こしている根本的な原因を解決していけば、決して良くならない症状ではありません。
食事の摂り方などご自身で取れる対策は取り、それに加えて根本原因に対する治療を受けることをおすすめします。
一日も早く、胃下垂に悩まされず過ごせるようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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