胃下垂になりたい方に知ってもらいたい体の変化とは?
どれだけ食べても太らない。
いつも痩せていて、ダイエットの必要がない。
このようなイメージを抱いていて、胃下垂になりたいと思っている方は少なくありません。
食事が好きな方や、体重のコントロールが難しく、すぐに増えてしまうと悩んでいる方にとって、どれだけ食べても太らないというイメージのある胃下垂になってみたいと思っているかもしれません。
ですが、多くの場合、胃下垂の太りにくいという特徴だけが知られていて、体にどのようなデメリットがあるかは伝わっていません。
そのため、太らないという一点だけに目がいき、安易に胃下垂になろうとすることは、おすすめできません。
当院には多くの胃下垂の方が来院されていますが、それぞれ非常に多くの悩みを抱えています。
では、具体的に胃下垂の方は、どのような悩みを持っているのでしょうか?
胃下垂の方が深刻に悩まされる問題とは?
1.下腹ぽっこりによるスタイルの悩み
胃下垂になりたいと思う女性の目的には、痩せて見えるというものがあります。
ですが、実際には胃下垂の方の多くは、自分の外見に悩みを持っています。
その中でも多いのが、下腹だけがぽっこりと出てしまう状態。
胃が下垂することで、食べ物が胃に溜まる食後などは、下腹だけがぽっこりと膨れてしまいます。
また、胃下垂が長期的になると内臓全体の下垂を招き、胃や腸などが骨盤まで下がることで、食後以外でも下腹ぽっこりの状態が続きます。
そのため自分のスタイルに悩み、腹筋など様々な対策を行うのですが、多くの場合これらの対策では効果がみられないために悩んでいます。
また本人は適度に痩せているというよりは、痩せすぎていると感じていることが多く、健康的に体重を増やしたいと考えている方が大半です。
しかし、胃腸の働きが低下してしまい、栄養を吸収する力が落ちているため、太りたくても太れない、という悩みを抱えています。
2.胃痛や胃もたれ、便秘など胃腸のトラブルを抱えている
胃下垂の方は、胃が下垂することでさまざまな内臓のトラブルを抱えています。
特によくみられるのが胃痛や胃もたれ、便秘といった胃腸のトラブルです。
胃薬や整腸剤では良くならず、慢性的な胃腸の不調に悩まされている方が多くいます。
3.肩こり、冷え性、婦人科系疾患など全身の不調の原因にもなる
胃が下垂することで影響を受けるのは、胃腸だけではありません。
下垂した胃に圧迫を受け、内臓の血流やリンパの流れが悪くなり、慢性疲労や免疫力の低下など、様々な問題を引き起こします。
また、血流やリンパの流れの悪化は全身にも及ぶため、肩こりや冷え性も引き起こします。
子宮が圧迫されることや冷え性体質で、婦人科系疾患に悩まされるケースも多くみられます。
このように胃下垂の方の大半は、様々な問題に悩まされています。
これらから分かるように、胃下垂になることは決してメリットではなく、都合の良い一面だけがクローズアップされて見えているだけなのです。
もし、健康的に痩せたい、リバウンドなどを防ぎ、キレイな状態を保ちたいという目的であれば、胃下垂になろうとすることは決して良い選択とは言えません。
実際に胃下垂になると、思っていた状態と違うと後悔することになるでしょう。
長い目で見ると、正しい食事や運動、生活習慣を身につけることが、体重コントロールのために最も効果的で、かつリスクの少ない方法だと言えます。
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