風邪薬やのど飴で治らないのどの違和感は、胃下垂が原因なのか?
あなたはこのようなお悩みはありませんか?
- のどの違和感が常にあり、気になって仕方がない
- のどが気になって咳ばかりしてしまう
- のど飴を舐めたり、風邪薬を飲んでものどの違和感が治らない
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
下垂することで胃の機能が低下し、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こしてしまいます。
また、胃の不調だけではなく、肩こりや冷え性など全身の問題を引き起こす原因にもなってしまいます。
胃下垂の方にみられる症状のひとつに、のどの違和感があります。
一日中のどの違和感が気になって、気分が落ち着かない。
咳ばかりをして、のどが枯れてしまうと悩んでいる方が多くいます。
最初は風邪を引いたのかと風邪薬を飲んで安静にしたり、のど飴を舐めたりする方が多いのですが、喉の違和感が良くならず、胃の不快感が続いているため、やがて胃下垂が原因ではないかと悩むケースがみられます。
なぜ胃下垂だと、のどの違和感に悩まされるようになるのでしょうか。
また、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
胃下垂がのどの違和感を引き起こしてしまう原因とは?
胃下垂の方は、胃の機能が低下することで胃酸の逆流が起こりやすく、のどに炎症を起こし、違和感に悩まされてしまうケースがあります。
風邪によってのどに炎症が起きているわけではないので、風邪薬やのど飴では根本的な解決はみられません。
具体的には、胃下垂による次の二つがのどの違和感に大きく関わっています。
1.食べ物を少しでも消化しようと胃酸過多になるから
胃は胃酸を分泌して食べものを消化する働き、食べものと胃酸を絡みやすくし消化を助ける働き、そして消化したものを腸に送りだす働きがあります。
胃が下垂し胃の働きが低下することで、食べものの消化も悪くなり、胃は少しでも早く食べものを消化しようと、胃酸の分泌を増やします。
その結果、消化不良を起こしているにもかかわらず、胃酸過多や胃痛といった症状を引き起こしてしまいます。
胃の中に胃酸が多くなることで逆流しやすくなってしまい、のどの粘膜が胃酸で炎症を起こし、強いのどの違和感や咳を引き起こしてしまいます。
2.長時間食べ物が胃に留まっているから
胃が下垂すると、食べものを消化する働きだけではなく、消化したものを腸に送りだす働きも低下します。
その結果、胃酸や食べものがいつまでも胃に留まることになってしまいます。
長時間胃に食べものが留まることで、胃酸や食べものが逆流しやすくなってしまいます。
胃下垂によるのどの違和感への対策
胃下垂自体を自力で改善することは、とても難しいことです。
そのため自分でできる対策としては、食事を見直し、胃への負担を減らすことが重要です。
具体的な対策は、つぎの3つです。
1.野菜や果物を積極的に食べる
お肉や脂ものの多い食事は、消化に時間がかかるため、胃腸に負担が大きくかかります。
野菜や果物は、胃酸の分泌量も少なくすみ、消化にかかる時間も短くすむため、胃に優しい食材です。
また、野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれていて、腸の善玉菌を増やしたり、便通を促す効果があるため、胃だけではなく腸にも良い効果があります。
意識して食事に野菜や果物を取りいれるようにしてください。
2.よく噛んで消化を助ける
胃下垂の方は胃の働きが低下することで、消化が不十分になっています。
胃の消化を助け、吸収を良くするためには、よく噛むことが効果的です。
食べ物が小さく噛み砕かれることで消化を助け、胃の中で撹拌しやすくなったり、腸に送り出しやすくなります。
同時に、しっかりと噛むことは食べ物に含まれる空気の量を減らすため、ガスの量を減らすことにも、とても効果的です。
よく噛むことで消化を助け、胃への負担を減らしてください。
3.水を積極的に飲む
胃腸を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。
男性なら2~2.5リットル、女性でも1日に1.5~2リットルの水が摂取の目安になります。
コーヒーやお茶の摂り過ぎは、カフェインの利尿作用で、体の水分を減らしてしまいます。
また、カフェインをよく摂取する人は、頭痛が慢性化、悪化しやすいことが分かっています。
嗜好品として飲むのは良いのですが、普段の水分補給はお水ですることが重要です。
*短期間で極端に水の摂取量を増やすことは、胃に負担をかける恐れがあるので、胃の状態を見ながら徐々に摂取量を増やしてください。
胃下垂やのどの違和感を気にせず、快適に毎日を過ごせるように
まずはこれら3つの対策を取り入れてみてください。
胃下垂による症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。
ただし、
- ・症状がきつく、生活に支障が出ている方
- ・症状が慢性化していて、薬では効果がみられない方
- ・すでに上記の対策を取り入れていて、それでもお悩みの方
は、猫背などの不良姿勢の改善や、自律神経のバランスの調整など、根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。
胃下垂は一般的に治りにくい症状だと言われています。
自分で腹筋や逆立ちなど、さまざまな対策を取っても良くならず、胃下垂は治るんだろうか、と悩んでいる方が多くいます。
ですが、胃下垂は引き起こしている根本的な原因を解決していけば、けっして良くならない症状ではありません。
胃下垂を良くし、のどの違和感に悩まされず、快適に毎日を過ごせるようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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