TFCC損傷で筋トレができない! 安静やマッサージで治らない理由とは?
TFCC損傷は動作の繰り返しによる負傷や、衝撃による急性のケガでなることの多い症状です。
特に高負荷のトレーニングは、関節に強い力が加わって、負傷するケースが多いです。
一度発症すると、その後を安静にしていても良くならない。
サポーター・テーピングなどで保護しても、思うようにトレーニングができないと悩む方が多く見られます。
今回ご紹介するNさんも、TFCC損傷に悩む二十代の男性です。
会社員として働きながら、すでに5年程トレーニングを続けていました。
Nさんは運動好きで、トレーニングはすでに生活の一部。
ストレス発散のためにも、健康のためにも、日々に欠かせないものでした。
ところがトレーニングの最中、手首に強い痛みを感じるようになります。
Nさんは整形外科に通い、そのときTFCC損傷と診断を受けました。
シップや痛み止めを処方されますが、良くなりません。
手首の痛みはひどく、日常生活にも支障をきたすようになります。
「ペットボトルの蓋を開けるのにも痛いし、仕事中でも痛くて、何とか治さないとと必死でした」
Nさんはこれらの間もトレーニングを続けようとしますが、痛みのせいで思うように体が動かせないだけでなく、上手くいかないことで十分に楽しむこともできません。
「これまで挙げられてた重量が痛くてぜんぜん挙がらなくなって困りました」
手首への負担を減らすため、手首を固定するサポーターをつけるようになりました。
それでも持てる重量が下がったり、トレーニングの種目が限られるなど、思うようにいかない状態になってしまいます。
「せっかく鍛えたのに戻ってしまいそうで、一日も早く良くしないと、って焦りがありました」
Nさんは整体について調べ始め、当院に来院を決めます。
問診や検査の結果、Nさんの手首と腕の関節のバランスが大きく崩れていることが分かりました。
バランスが崩れた結果、手首の関節の一部に強い負担がかかり、痛みが出ていたのです。
また、関節を守るために、前腕の筋肉が過剰に緊張していました。
当院の治療では、原因となっている手首周りの関節を整えました。
トレーニングは徐々に再開し、最初はテーピングをした状態で大丈夫に。
そして、回数を重ねるごとにテーピングも不要になります。
「この前ベンチプレスの自己ベストを更新できました」
そう言って報告してくれたNさん。
今では支障なく日常生活を過ごし、どのトレーニングもサポーターを使用せずともできるようにまで治りました。
現在、Nさんはさらなる自己ベストを目指して、鍛え続けています。
トレーニングでのTFCC損傷の原因は、関節のバランスの崩れが多いです
ウエイトトレーニングを始めとした高負荷のトレーニングで、TFCCを損傷する人が少なくありません。
TFCC損傷で問題になるのが、治りにくいことです。
安静にしていても、手首周りの筋肉をマッサージやストレッチをしても治らない。
サポーターやテーピングで保護しても、トレーニングを再開するとすぐに痛みがぶり返してしまう、というケースがよく見られます。
治らないTFCC損傷の原因として考えられるのが度重なる負担・急な予期しない負荷による、関節のバランスの崩れです。
関節のバランスが崩れると、周りの筋肉は守ろうと緊張します。
この筋肉の緊張をストレッチやマッサージなどで解消しようとしても、関節のバランスが崩れたままでは、痛みが取れない状態が続いてしまいます。
関節の問題に対して、筋肉の緊張を取ることで治そうとしても、根本的な解決に繋がらないため、長引く原因になっています。
バランスの崩れはほとんどの場合、ひとりでには整いません。
ですが、根本的な原因を解消できる治療院に通えば、治らない症状ではありません。
とはいえ、手首の関節は小さな骨が10個、指先まで含むと29個もの骨が複雑に関係し合っています。
そのため、「関節のバランスの崩れによるTFCC損傷」は、どこでも適切に整えられるとは言えません。
安易に治療院に行けば治るとは言えませんが、問題となっている原因を取り除けば、けっして治らない症状ではありません。
どうか諦めないでください。
当院でのTFCC損傷の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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