TFCC損傷でテニスができず、テーピングで治らない方の原因とは?
TFCC損傷は手首に強い負担がかかることで発症するため、テニスをしている方に多く見られます。
また慢性化や難治化しやすい症状で、テーピングやサポーターをしても治らないと悩む方が珍しくありません。
当院に来院されたHさんも、TFCC損傷でテニスができなくなり、テーピングを巻いたり、ステロイド注射をしたりと、治らずに悩んだ患者さんの一人です。
Hさんは60代の男性で、仕事を引退してからは週に3~4回ほどテニスをされる生活を送っていました。
Hさんにとってテニスは日常の一部であり、欠かせないものになっていました。
ところが、一年ほど前からテニスをしていると、手首に痛みが走るようになります。
痛みはキツく、ラケットを思うように振ることができません。
整形外科に行ったところ、TFCC損傷の診断を受けました。
Hさんは整形外科に通い、ステロイド注射を二回受けますが、痛みは治りませんでした。
ステロイド注射で痛みが良くならなったことから安静にするように医師から指導されて、テニスを休みました。
「本当はテニスを続けたいんだけど、痛みが取れないから、仕方なく休んでました」
「でも、それでも痛みが変わらなかったんです」
テニスクラブのトレーナーにテーピングを巻いてもらってテニスをしてみようと試したこともありましたが、痛くてテニスができる状態ではありませんでした。
治療を受けても、手を使わないようにしていても痛みが改善しない。
「TFCC損傷は治らないものだと、もうテニスはできないのかと諦めかけていました」
それでも、またテニスができるようになりたいと、Hさんは治療法を探しました。
そして、当院のHPを見たことで来院を決めます。
当院で問診や検査をした結果、Hさんのお体の問題点が分かりました。
Hさんの手首周りの、手根骨と呼ばれる手の小さな8つの骨の集まりと、橈骨(とうこつ)と呼ばれる前腕の骨のバランスが崩れてしまっていました。
関節のバランスが崩れたことで、手首の小指側、TFCCの部分に強い負担が常にかかるようになり、痛みを引き起こしていました。
当院の治療では、手根骨と橈骨のバランスを整える治療をしました。
関節のバランスが整っていくにつれて、Hさんの症状は改善していきます。
普段の生活で痛みや違和感がなくなっていき、テニスもできるようになっていきました。
そして、関節のバランスがしっかりと整った今は、手首を気にせず思い切りテニスができています。
「もう二度とテニスはできないかと思いましたが、諦めなくて本当に良かったです」
Hさんは以前のように、テニスをされ、充実した日々を過ごされています。
TFCC損傷でテーピングをしてもテニスができない方に必要なこと
テニスはラケットを力強く、反復して振り、ボールの衝撃も加わるため、手首に負担がかかりやすい競技です。
そのため、TFCC損傷に悩まされる方が少なくありません。
一般的に、TFCC損傷は治りづらい症状の一つとされています。
テーピングで固定したり、サポーターをつけたりして、安静にしていても良くならないと悩むケースは多く見られます。
テーピングは手首を固定し、関節を守るのには良い効果を発揮します。
症状が軽度だったり、急性期には改善するケースも少なくありません。
ですが、程度がキツい人は治らないことが多いです。
これは、根本的な原因として、手首周りの関節のバランスが崩れていることが多いためです。
関節のバランスが崩れることで、手首に強い負担が常にかかるようになり、いつまでも炎症が続いたり、TFCC部の損傷が治りません。
そのため、症状の根本的な解消には、関節のバランスを整え、余計な負担を減らすことが重要です。
関節の位置が正常なバランスを取り戻せば、痛みや炎症は治まっていきます。
テニスが好きで、真剣に取り組んでいる方ほど、TFCC損傷で思うように手が使えないことは、つらいと思います。
慢性化、長期化することで、もうテニスができないのではないか、と深刻に悩まれる方も少なくありません。
ですが、TFCC損傷は引き起こしている根本的な原因を取り除けば、けっして良くならない症状ではありません。
手首の骨格は、骨も小さく、またどこでも容易に整えられるわけではありませんが、きっと良くしてくれるところはあるはずです。
治るのを諦めないでください。
当院でのTFCC損傷の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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