TFCC損傷でトレーニングができない方が治るために必要なこと
TFCC損傷はトレーニングで発症することの多い症状です。
一般的に治りづらい症状の一つとされていて、安静にしていたり、サポーターやテーピングをしても治らないと悩んでいる方が多くいます。
何らかのスポーツに真剣に取り組んでいる方にとって、TFCC損傷は治りづらい上、痛くて思うようなトレーニングや動きができないと、非常に深刻な悩みに繋がりやすいです。
当院に来院されたTさんも、TFCC損傷に深刻に悩まされた患者さんの一人です。
Tさんは20代の男性です。
プロのトレーナーをされていて、人にトレーニングを指導をしながら、ご自身もボディビルの大会に出場するほど体を鍛え上げられています。
TさんがTFCC損傷に悩まされ始めたのは、当院に来院する3カ月前。
高重量のトレーニングをしている最中に、手首を痛めてしまいました。
高負荷・高重量のトレーニングが当たり前の世界。
「自分たちのレベルでやってる人は、全員どこかしら痛めているので、覚悟の上でやってます」
とTさんは言います。
そのTさんご自身も、右の手首のTFCC損傷だけでなく、右肩、両膝も痛みを抱え、満足なトレーニングがままならない状態でした。
整形外科に通った結果、TFCC損傷と診断を受け、難治性の症状だと知ります。
Tさんは仕事柄手首を痛める人を多く見ていたこともあって、安静や湿布などの対策をすぐに取りましたが、少しも症状は改善されません。
「トレーナーの仕事に支障が出てしまう。自分自身も大会に出たいこともあってトレーニングは休めない。一日も早く治したい気持ちでいっぱいでした」
TFCC損傷について調べたTさんは、当院のHPを見たことで来院を決めます。
当院で問診や検査をした結果、Tさんのお体の問題点が分かりました。
度重なるトレーニングの負荷によって、Tさんの手首や肩、膝の関節のバランスが崩れてしまっていました。
特にTFCC損傷を引き起こしていた手首は、手根骨と呼ばれる手首の小さな8つの骨のバランスや、前腕の2本の骨のバランスが崩れて、痛みを引き起こしていました。
当院の治療では、手首と前腕のバランスを整え、肩や膝の関節も正しい位置へと整えました。
関節のバランスが整うにつれて、Tさんは痛みに悩まされることがなくなっていきます。
Tさんの場合は負傷中もトレーニングが欠かせない事情がありましたが、痛くてできなかった種目も、痛みなくできるようになりました。
その後、痛みが再発することもなくトレーニングが継続できることを確認でき、Tさんの治療は終了しました。
「これでまた限界まで追い込むことができます」
「何かあったときに来て治してもらえると思うと、すごく安心してトレーニングができます」
と、Tさんは喜ばれていました。
今はボディビルの大会に向けて、一生懸命にトレーニングをされていることでしょう。
TFCC損傷でトレーニングができない時、手首はどうなっている?
TFCC損傷はトレーニングを真剣に取り組んでいる人によく見られる症状です。
一度発症すると安静にしていてもなかなか良くならず、痛みが治まったと思っても、使いだすと再発してしまうケースも多く見られます。
また、病院では「手術しても治るかどうか分からない」と言われることも多い症状です。
TFCC損傷のTFCCは正式には『三角線維軟骨複合体』といい、手首の小指側にある負担を吸収する軟骨や靭帯などの組織をいいます。
TFCC損傷は、この組織に炎症や損傷が起きた状態です。
高重量を取り扱ったり、高負荷のかかるトレーニングは、どうしても関節への負担が大きく、負傷を引き起こしやすい傾向にあります。
そのため、トレーニングで痛めるのは仕方がないこと、と考える方もいるかもしれません。
ですが、高重量や高負荷で一度に痛めているケースは稀で、繰り返しの負荷が関節のバランスが崩し、発症しているケースが大半です。
手首の関節のバランスが崩れることで、知らず知らずのうちに手首の小指側に負担がかかり症状を引き起こしてしまいます。
どれほど強固な筋肉の支えがあっても、関節のバランスが崩れると、関節を守れなかったり、筋肉が十分に力を発揮できなくなってしまいます。
関節のバランスがしっかりと整うと、痛みなくトレーニングができるだけでなく、自然と本来の力が発揮でき、より高負荷、高重量のトレーニングでも耐えられることも多いです。
TFCC損傷は安静やテーピング、サポーターも良いのですが、関節を整えないと良くならないケースが多いです。
どこに行っても関節を適切に整えられるわけではありませんが、当院をはじめ、TFCC損傷に対応できる治療院はきっとあるはずです。
しっかりとトレーニングができるようになることを諦めないでください。
当院でのTFCC損傷の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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