逆流性食道炎の喉のつかえが、なぜ検査で異常がないのに治らない?
逆流性食道炎は、一般的に難治性とされることの多い症状です。
胃痛や胸焼け、喉のつかえといった不快な症状が、薬を飲んでも良くならず、慢性化してしまうケースが珍しくありません。
当院に来院されたYさんも、逆流性食道炎による喉のつかえが治らないと悩んだ患者さんの一人です。
Yさんは20代の女性で、普段は会社員として忙しく働かれています。
そんなYさんが逆流性食道炎に悩まされ始めたのは、当院に来院する数ヶ月前のことです。
Yさんは病院を受診し、逆流性食道炎の診断を受けました。
ところが、処方された薬を飲んでいても、改善が見られません。
Yさんは別の病院にも受診しますが、そこでも治らない日々が続きます。
「胃カメラの検査を受けると、胃や喉はキレイと言われたんです。じゃあどうして治らないんだろう、どうしたら治るんだろうって、不安になりました」
「胃もたれや胸焼けだけじゃなく、喉も詰まる感じがして、すごく不快でした」
逆流性食道炎が発症したことで、日常生活で大きな支障をきたすようになってしまいます。
常に不快感に襲われるため、日々ストレスがかかり、体調にも影響が出てしまいます。
「体の疲れが取れず、毎日がしんどかったです」
Yさんは逆流性食道炎の治療を受けるだけでなく、自分でも原因や対策について調べており、普段の食事についても気をつけていました。
甘いものにお茶やコーヒー、お酒、刺激物といった、様々なものを取らないように気をつけましたが、それでも治りません。
「本当は気にせず食べたり飲んだりしたいんです。でも、喉のつかえがあまりにも不快で、治したい一心でガマンしてました」
好きなものを食べれないことが、日々ストレスになってしまいます。
「普通に食べたいものを食べたり、喉や胃を気にせず過ごす。これまではできてた、当たり前のことを取り戻すことが、とても難しかったです」
それでもなんとか治る方法はないかと、Yさんは治療法を探し続けます。
そんな時、Yさんは当院のHPを見たことで、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Yさんのお体の問題点が分かります。
大きく分けると2点、ストレスの蓄積と首の骨格のバランスの崩れが、逆流性食道炎を引き起こす原因となっていました。
元々Yさんが逆流性食道炎を発症した頃には、引っ越しをして環境が変わったこと、そして仕事のストレスを感じていたなどの、ストレスが溜まる状況だったそうです。
ストレスだけの問題であれば、環境の変化に慣れれば、改善していたかも知れません。
ですが、それに加えて、ストレスによる影響を受けやすい体の状態になっていたことが、治らなくさせてしまっていました。
自律神経は脳から背骨を通って、全身へと伸びています。
そのため、首の骨格のバランスが崩れたり、姿勢が悪くなると、神経の通り道が阻害されてしまい、自律神経の乱れを引き起こしやすくなります。
その結果、喉の粘膜には炎症が見られないのに、ひどいつかえを感じる、いわゆるヒステリー球と呼ばれる症状を引き起こしていました。
当院の治療では、Yさんの骨格のバランスを整え、姿勢を改善する治療を行いました。
また、ストレスの影響を取り除く調整を行い、働きの低下した胃腸を活発にする治療を行います。
当院の治療を続けるにつれて、Yさんの症状は着実に改善されていきました。
喉のつかえや胃もたれ、胸焼けといった症状に悩まされる頻度が減っていき、まったく気にならない日が増えていきます。
当院でお伝えしていた治療の目安を終えるころには、すっかりと症状は良くなり、普通の食事もできるようになりました。
「普通のことが普通にできるって、とてもありがたいなって実感しています」
状態が安定し、再発の不安もないことから、当院での治療を終了しました。
今も普通に食事も楽しみ、快適に過ごされていることでしょう。
逆流性食道炎による喉のつかえが治らない方に気をつけてほしいこと
逆流性食道炎でよく見られる症状の一つに、喉のつかえがあります。
何度も空咳をしたり、水を飲んだりしても、喉の違和感がずっと続いてしまい、不快感に疲弊してしまうという方が少なくありません。
また、処方された薬を飲んでいても、改善が見られないと悩むことの多い症状でもあります。
なぜ胃酸を抑える薬を飲んでも、改善が見られないのか?
これは、逆流性食道炎の方の喉や胃の粘膜を、胃カメラで検査しても炎症が見られないケースが多いことと、密接に関わっています。
根本的な原因に自律神経の乱れが関わっていて、喉(首)周りの筋肉が過剰に緊張したり、喉の粘膜が敏感になってしまい、喉のつかえを引き起こしてしまいます。
この自律神経の乱れに深く関わっているのが、首の骨格のバランスの崩れです。
というのも、自律神経は脳から背骨を通って、全身へと伸びています。
そのため首の骨格のバランスが崩れたり、姿勢が悪くなって首に負担がかかると、神経の通り道が阻害されてしまい、流れが悪くなってしまいます。
その結果、自律神経が過剰に反応しやすくなる状態、ストレス耐性の低下を招いてしまいます。
逆流性食道炎というと、多くの方が食事に気をつけ、お肉や脂っこいものをガマンしたり、コーヒーやお菓子、お酒や刺激物を避けたりされます。
もちろん、これらの対策も意味がないわけではありませんが、より根本的な原因が、症状を引き起こし、治らなくさせているかもしれません。
スマホやタブレットの使用で長時間うつむいていたり、猫背で同じ姿勢が続くなど、悪い姿勢をしないようにしてください。
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院情報
院名
創輝(そうき)鍼灸整骨院
院長
尾原秀祐
所在地
〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F
最寄駅
JR阪和線 長居駅から徒歩30秒
地下鉄御堂筋線 長居駅から徒歩2分
治療時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
16:00~20:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
休診日
土曜午後・日曜・祝日