子供の胃下垂は、早めに対策することが大切
胃下垂は、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
胃下垂を引き起こす主な原因として、筋肉や脂肪が不足していて、胃をはじめとする内臓を正常な位置に保てないと言われています。
背が高く痩せている方に多く、また猫背の方にも多くみられます。
胃が下垂することで機能が低下してしまい、胃にさまざまな症状を引き起こします。
また、胃の不調だけではなく、各内臓の不調を引き起こす原因にもなってしまいます。
胃下垂は大人だけではなく、子供にもよく見られる症状です。
小さい子供のお腹が、食後ぽっこりと膨れた姿を見たことがある方は多いでしょう。
多くの場合は、成長とともに筋肉や骨格が発達することで、自然と胃下垂も解消されていきます。
ですが、一部の子供は、そのまま癖づいてしまい、大人になっても胃下垂が続いてしまいます。
子供で胃下垂が癖づいてしまうと、成長の面でもさまざまな悪影響を与えてしまいます。
将来を考えると、早めに対策をすることが大切です。
では、実際に胃下垂だとどのような悪影響があるのでしょうか?
また、どのような原因でなってしまい、そのまま癖づいてしまうのでしょうか?
どういった対策が必要となってくるのでしょうか?
胃下垂が癖づいてしまうことによる悪影響とは?
1.イライラや不安、集中力の低下
胃下垂で胃の働きが弱くなってしまうことにより、消化に負担がかかって、腸をはじめとした内臓全体の機能が低下してしまいます。
お腹の状態は、落ち着きや集中力といった、感情に深い関係がある場所です。
腸からはセロトニンと呼ばれるホルモンが出ていたり、副腎からは抗ストレスホルモンが出ています。
胃下垂によって、内臓全体の働きが低下することで、落ち着きがなくなったり、集中力がすぐに途切れてしまう、すぐにイライラするなど、さまざまなメンタルの不調が出てしまいます。
2.虚弱体質
胃は食べた物を消化し、腸で吸収しやすくする場所です。
胃下垂によって十分な消化ができずにいると、必要な栄養素を十分に吸収できない状態になります。
胃下垂の方は痩せていて、太りたいのに太れないというお悩みの方が多いのも、胃下垂によって必要な栄養素を吸収することができないために引き起こされています。
子供が胃下垂になってしまう原因とは?
大人に比べると、子供は筋肉や骨格の発達が不十分です。
そのため、内臓を支える力も弱く、新生児や乳児では胃下垂の状態が普通です。
多くの場合、成長とともに筋力がついて、下垂していた胃がが引き上げられるのですが、胃下垂のまま成長してしまう子供には、次のような原因があります。
1.親からの遺伝
胃下垂になる方は、胃を支える筋肉の働きが、正常な位置にある方に比べると弱くなっています。
両親のどちらかが胃下垂の場合、遺伝によって、子供も似たような骨格や体質のため、胃下垂になりやすくなります。
また、遺伝だけではなく生活環境や習慣も親と似通うため、より胃下垂になりやすい状態と言えます。
2.姿勢の問題
胃下垂の原因の1つに、姿勢の問題があります。
子供の場合、学校の授業などで長時間座ることが多い環境に加え、ゲームやスマートフォンなどにより、前屈みになりやすい生活を送っているケースが多くみられます。
普段の姿勢が悪く、猫背になっていると、お腹側を圧迫してしまい、内臓が自然と下垂してしまいます。
胃下垂を良くすることは、子供の成長にとても重要です
一般的に、胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ですが、胃下垂を引き起こしている姿勢の問題などの根本的な原因を取り除いていけば、けして良くならない症状ではありません。
大人でも胃下垂による、胃腸の不調で悩まされますが、子供の胃下垂は、健康面に加え、勉強やスポーツといった生活面など、成長に大きく関わっています。
子供の胃下垂は、大人に比べると、比較的早く改善されます。
まずは姿勢の問題を注意して見てあげてください。
それでも改善がみられない場合は、治療を受けることも重要です。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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