胃下垂の方が過敏性腸症候群まで引き起こしやすい理由とは?
胃下垂は、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
胃下垂を引き起こす主な原因として、筋肉や脂肪が不足していて、胃をはじめとする内臓を正常な位置に保てないと言われています。
背が高く痩せている方に多く、また猫背の方にも多くみられます。
胃が下垂することで機能が低下してしまい、胃にさまざまな症状を引き起こします。
また、胃の不調だけではなく、各内臓の不調を引き起こす原因にもなってしまいます。
そのため、胃下垂でお悩みの方には、過敏性腸症候群にも悩まされているケースがあります。
過敏性腸症候群は下痢や便秘、お腹の張り、腹痛などの症状が現れる疾患です。
検査をしても腸内に潰瘍や炎症といった異常が見つからず、そのためストレスが主な原因とされています。
一般的には慢性化して、治りにくい症状だとされています。
では、実際には胃下垂と過敏性腸症候群には、どのような関係があるのでしょうか?
胃下垂と過敏性腸症候群の関係とは?
胃下垂が原因で過敏性腸症候群を引き起こしているものと、共通の原因を持つものに分けることができます。
胃下垂が原因で過敏性腸症候群を引き起こす要因には次のものがあります。
1.下垂することにより、胃の消化機能が低下する
胃で消化されたものが腸に送りこまれ、吸収されます。
胃下垂により、胃の機能が低下するため、消化不良を起こし、腸に負担がかかってしまいます。
2.下垂した胃によって、腸が圧迫を受ける
圧迫を受けた腸は、血流やリンパの流れが停滞してしまいます。
また圧迫を受けることで働きが妨げられ、機能低下を引き起こし、便通に異常を引き起こします。
胃下垂と過敏性腸症候群に共通した原因には、次のものがあります。
1.ストレス
過敏性腸症候群の主な原因はストレスと言われていますが、胃下垂の原因の1つにも、ストレスが関係しています。
2.自律神経の乱れ
胃や腸をはじめとした内臓の働きを主に調整しているのが、自律神経です。
自律神経のバランスが乱れ、内臓の働きが正常に行われなくなることで、胃下垂や過敏性腸症候群を引き起こす原因となります。
これらの原因の一つ、あるいは複数が重なることで、胃下垂の方は、過敏性腸症候群も引き起こしてしまうと考えられます。
胃下垂を良くすることは、過敏性腸症候群の改善にもとても重要です
胃下垂を根本的な原因から良くしていくことは、過敏性腸症候群を良くしていくことに繋がります。
胃下垂も過敏性腸症候群も、どちらも辛い症状です。
一般的に、胃下垂も過敏性腸症候群も良くなりにくい症状だと言われています。
ですが、胃下垂を引き起こしている姿勢の問題や自律神経の乱れ、内臓機能の低下といった原因を取り除いていけば、けして良くならない症状ではありません。
過敏性腸症候群にも、同じことが言えます。
もしあなたが、深くお悩みでしたら、根本原因に対する治療を受けることをおすすめします。
一日も早く、不調に悩まされなくなってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
関連記事 こちらもおススメです。合わせてお読みください
前の記事を読む
次の記事を読む
創輝(そうき)鍼灸整骨院
〒558-0003
大阪府 大阪市住吉区 長居3-2-3-1F
受付時間:午前 9:00~13:00
午後16:00~20:00
(定休日:土曜日午後・日曜・祝日)
> 詳しい道順はコチラ