胃下垂だと子宮のトラブルが起きやすいのは本当なの?
胃下垂は、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
胃下垂を引き起こす主な原因として、筋肉や脂肪が不足していて、胃をはじめとする内臓を正常な位置に保てないと言われています。
背が高く痩せている人に多く、胃が下垂することで機能が低下してしまいます。
また、胃の不調をはじめ、各内臓の不調を引き起こす引き金にもなってしまう症状です。
胃下垂を放っておくと、内臓全体の下垂を招き、年々全身の不調を引き起こす原因にもなってしまいます。
慢性的な胃下垂の女性が悩まされやすい症状に、きつい生理痛や子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科系疾患、不妊といった子宮のトラブルがあります。
食べ物を消化する胃と、生殖器である子宮とは、一見何の関係もないようにも思えます。
ですが、実は胃が下垂すると、子宮に大きな影響を与えてしまいます。
では、なぜ胃下垂だと、子宮のトラブルが起こりやすいのでしょうか?
また、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
胃下垂だと子宮のトラブルが起こりやすい原因
1.下垂した胃によって、子宮が圧迫を受ける
胃下垂の方は、胃が下垂することで内臓全体が圧迫を受けます。
圧迫を受け続けると、やがて内臓全体が下垂するようになっていきます。
圧迫を受けた子宮は負担がかかり、血流やリンパの流れも悪くなってしまいます。
結果、機能が低下し、婦人科系疾患や不妊の原因となります。
2.内臓の働きが落ち、血流が悪くなり、子宮も冷える
胃や腸をはじめとした内臓は、血管やリンパ節が密集しています。
胃が下垂することで、内臓の働きが落ちてしまい、血流やリンパの流れが滞ります。
その結果、子宮や全身の冷えを引き起こす原因となります。
3.自律神経が乱れ、ホルモンバランスも崩れる
胃や子宮といった、内臓や生殖器の働きを調整しているのが自律神経です。
胃下垂を引き起こす原因の一つには、自律神経の乱れがあります。
自律神経のバランスが乱れることで、内臓や生殖器の働きが落ち、胃下垂や子宮のトラブルを引き起こします。
また、自律神経は女性ホルモンの分泌を調整している脳の視床下部の働きにも影響を与えるため、女性ホルモンの分泌も悪くなり、生理痛をはじめとした子宮のトラブルの原因となります。
これらの要因が重なり合って、胃下垂は生理痛や子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科系疾患、不妊などの問題を引き起こす原因の一つとなってしまいます。
胃下垂が招く子宮のトラブルは、自分で良くできるの?
胃下垂の原因には、骨格や筋肉の付きやすさといった遺伝的な要因、猫背などの不良姿勢の問題、自律神経の乱れといった要因があります。
そのため、胃下垂を引き起こしている根本的な原因を特定し、改善することは、自力では困難です。
また、胃下垂を引き起こす原因の一つである姿勢の問題は、自分で改善できそうに思えますが、実際は自力だけで改善することは困難です。
姿勢が悪く猫背になっている方が、キレイな姿勢をしようと背筋を伸ばしても、多くの場合は長続きしません。
というのも、姿勢が悪く猫背になっている方は、骨盤のバランスなど骨格にゆがみがあります。
そのため、キレイな姿勢を作ろうと意識しても、筋肉で無理に維持しているため、筋肉が疲れるとすぐに元に戻ってしまいます。
良い姿勢を癖づけ、習慣化させるためには、骨盤をはじめとした骨格のゆがみを整えることが不可欠になります。
胃下垂による子宮のトラブルを解消するために
生理痛をはじめとした子宮のトラブルは、女性にとって大きな問題です。
生理痛は女性のおよそ3割にも上る方が、日常生活に支障をきたすほどの症状に悩まされていますし、子宮筋腫や子宮内膜症のため、不妊に悩んでいる女性も多くいます。
だからこそ、根本的な原因から解決する必要があります。
一般的に、胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ですが、胃下垂を引き起こしている姿勢の問題や自律神経の乱れ、内臓機能の低下といった原因を取り除いていけば、決して良くならない症状ではありません。
もし、あなたが胃下垂による子宮のトラブルでお悩みなら、根本原因に対する治療を受けられることをおすすめします。
一日も早く、体の不調に悩まされず、快適な毎日を過ごせるようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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