胃下垂の男性が不調に悩まされる原因と対策とは?
あなたはこのようなお悩みはありませんか?
- 食後はいつも胃がもたれている
- 痩せているので太りたいが太れない
- 食後、下腹がぽっこりと膨れてしまう
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
下垂することで胃の機能が低下してしまい、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こします。
胃下垂になっている男性の方は、胃の不調に加え、痩せていたり、下腹だけが出ているといった外見に悩みを抱えているケースが多くみられます。
ですが、胃下垂は肩こりや腰痛をはじめとした、全身の不調を引き起こす原因にもなってしまう症状です。
そして、様々な不調を抱えていても、本人は胃下垂が原因だと自覚していないケースがよくみられます。
男性の場合、胃下垂はどのような影響があるのでしょうか?
また、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
胃下垂の男性が悩まされやすい5つの不調
1.胃の不快な症状
胃は食べ物を消化し、腸へと送り出す働きをしています。
胃下垂の方は、これら消化する働きと、腸へと送り出す機能が低下してしまいます。
長時間食べ物が胃に留まることで、胃もたれを引き起こしたり、消化不良のために胃痛、胃酸過多など、さまざまな胃の不快な症状を引き起こしてしまいます。
2.消化の働きが低下し、栄養の吸収が悪くなる
胃下垂の男性は、太れない、筋肉がつかないと悩んでいる方が多くいます。
食べものを胃が十分に消化し、腸がしっかりと働くことで栄養を吸収します。
ところが、胃が下垂することで食べものの十分な消化ができず、腸に負担をかけてしまうため、栄養の吸収も悪くなってしまいます。
その結果、食べても食べても太れない、筋肉がつきにくいという悩みを引き起こしてしまいます。
また、胃下垂の方は食べものが胃に入っても、適切に胃が広がらないという方もおり、すぐに満腹感を感じてしまうため、食べたくても食べられないというケースもよくみられます。
3.胃が下垂することで腸を圧迫し、便秘になる
胃が下垂すると、腸を圧迫し、大きな負担がかかります。
また、胃に圧迫を受けることで、腸の血流やリンパの流れが悪くなり、働きが低下して便秘を引き起こす原因となります。
胃が下垂した状態が長期に及ぶと、圧迫を受けた腸など他の内臓も下垂し、ますます働きが低下してしまうことになります。
4.血流やリンパの流れが悪くなり、肩こりや腰痛になる
胃が下垂すると、内臓を圧迫してしまいます。
内臓は血管やリンパ節が密集しているため、圧迫を受けると内臓だけではなく、全身の血流やリンパの流れまで悪くなってしまいます。
その結果、肩こりや腰痛といった体の痛みやこりを引き起こす原因となります。
5.前立腺の悩み
胃が下垂することで、前立腺の症状を訴える方も少なくありません。胃が下垂することで圧迫を受けるのは腸だけではなく、前立腺を圧迫し続け、血液やリンパの流れが悪くなることで、頻尿や排尿障害などの前立腺の悩みを引き起こす原因となります。
胃下垂の男性が不調に悩まされないための対策とは?
胃下垂を自分で改善することは難しく、残念ながら一般的に言われている腹筋などで改善されるケースは非常に稀です。
自分で取れる対策としては、普段の食事を見直すことで胃腸への負担を減らすことができます。
1.野菜や果物を積極的に食べる
お肉や脂ものの多い食事は、胃酸の分泌量を増やし、消化にも時間がかかるため、胃への負担が大きくかかります。
野菜や果物は、胃酸の分泌量も少なく、消化にかかる時間も短くすむため、胃に優しい食材です。
また、野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれていて、腸の善玉菌を増やしたり、便通を促す効果があるため、胃にも腸にも良い効果があります。
意識して食事に野菜や果物を取りいれるようにしてください。
2.よく噛んで消化を助ける
胃の消化を助け、吸収を良くするためには、よく噛むことが効果的です。
食べ物が小さく噛み砕かれることで胃酸の消化を助け、胃の中で撹拌しやすくなったり、腸に送り出しやすくなります。
噛む回数が少ないと、食物が大きいため消化に時間がかかり、また撹拌する際にも大きな力を必要とし、胃の負担になります。
よく噛むことで消化を助け、胃への負担を減らしてください。
3.水を積極的に飲む
胃腸を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。
コーヒーやお茶の摂り過ぎは、カフェインの利尿作用で、体の水分を減らしてしまいます。
嗜好品として飲むのは良いのですが、普段の水分補給はお水ですることが重要です。
男性なら2~2.5リットル、女性でも1日に1.5~2リットルの水が摂取の目安になります。
*短期間で極端に水の摂取量を増やすことは、胃に負担をかける恐れがあるので、胃の状態を見ながら徐々に摂取量を増やしてください。
胃下垂を良くし、毎日を安心して過ごせるように
まずはこれら3つの対策を取り入れてみてください。
症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。
ただし、
- ・症状がきつく、生活に支障が出ている方
- ・症状が慢性化していて、薬では効果がみられない方
- ・すでに上記の対策を取り入れていて、それでも症状でお悩みの方
は、猫背などの不良姿勢の改善や、自律神経のバランスの調整など、根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。
胃下垂はそのままにしておくと、胃だけではなく様々な不調を引き起こす要因になります。
そのため、冷え性や便秘、慢性的な疲労など、肩こり以外にも様々な不調でお悩みの方が少なくありません。
また、一般的に胃下垂は良くなりにくい症状だと言われています。
ですが、引き起こしている根本的な原因を解決していけば、決して良くならない症状ではありません。
一日も早く胃下垂を良くし、毎日を安心して過ごせるようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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