胃下垂の方が逆流性食道炎にも悩まされやすい原因とは?
あなたはこのようなお悩みはありませんか?
- 胃下垂で悩んでいたが、最近では逆流性食道炎の症状まで出てきた
- 薬を飲んでも胃もたれや胸焼け、のどの違和感が良くならない
- 体質的に胃が弱いので、もう良くならないのではないかと不安
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態を言います。
下垂することで胃の機能が低下してしまい、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こします。
また、胃の不調だけではなく、太れない問題や、冷え性、肩こりなど全身の様々な不調を引き起こす引き金にもなってしまう症状です。
胃下垂は胃の様々な不調を引き起こす症状ですが、逆流性食道炎に悩まされている方が少なくありません。
すぐに胃酸が逆流してしまい、のどの違和感が辛い。
いつも胸焼けがしていて、食事が楽しめないといった悩みを抱えています。
また、薬を飲んでも改善がみられにくいため、一時的に良くなってもすぐに再発を繰り返してしまいます。
胃痛や胃もたれといった様々な胃の不調を抱えた上に、逆流性食道炎による胸焼けやのどの違和感といった症状まで抱えてしまうため、自分の胃が弱いのは生まれつきで、もう良くならないのではないかと諦めかけている方もいます。
なぜ、胃下垂の方は逆流性食道炎になりやすいのでしょうか?
また、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
胃下垂の方が逆流性食道炎に悩まされやすい3つの原因
胃下垂の方が逆流性食道炎にも悩まされやすい主な原因は、つぎの3つです。
1.消化の働きが落ち、いつまでも胃に食べ物が留まっているから
胃は食べ物を消化し、腸へと送り出す働きをしています。
胃下垂の方は、これら消化する働きと、腸へと送り出す機能が低下してしまいます。
逆流性食道炎は、胃酸の分泌量が増えることで症状が引き起こされやすくなります。
胃下垂によって長時間食べ物が胃に留まることで、胃酸が多い状態が続き、逆流性食道炎を引き起こす原因となります。
2.胃が下垂することで腸を圧迫し、便秘になるから
胃が下垂することで腸を圧迫し、腸の働きに大きな負担がかかります。
また、圧迫を受けることで、腸の血流やリンパの流れが悪くなります。
これらの原因のため、胃下垂の方は便秘にも悩まされているケースが多くみられます。
便秘は腹圧を上昇させ、胃を圧迫するため、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
3.胃下垂と逆流性食道炎の共通の原因に姿勢の問題があるから
胃下垂を引き起こす原因の一つに、猫背などの姿勢不良の問題があります。
前屈みの姿勢が癖づくと、上半身の重みが体の前側にかかり、胃を圧迫し、胃が下垂してしまいます。
腹圧の上昇は胃を圧迫し、胃酸を逆流しやすくさせるため、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
胃下垂の方が逆流性食道炎に悩まされやすい主な原因は、これら3つです。
胃薬で一時的に胃酸の分泌量を抑えたとしても、逆流性食道炎を引き起こすこれらの根本原因を解決できていないと、症状の再発を繰り返すことになってしまいます。
胃下垂の方の逆流性食道炎への対策とは?
胃下垂の方の逆流性食道炎に対しての対策で重要なことは、食事を見直し、胃腸への負担を減らすことで、内臓を活発に働かせることです。
胃下垂も逆流性食道炎も、悪化や慢性化していると、自力での改善の難しい症状ですが、胃腸をしっかりと働かせることで、症状を抑えることができます。
1.野菜や果物を積極的に食べる
お肉や脂ものの多い食事は、胃酸の分泌量を増やし、消化にも時間がかかるため、胃への負担が大きくかかります。
野菜や果物は、胃酸の分泌量も少なく、消化にかかる時間も短くすむため、胃に優しい食材です。
また、野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれていて、腸の善玉菌を増やしたり、便通を促す効果があるため、胃にも腸にも良い効果があります。
意識して食事に野菜や果物を取りいれるようにしてください。
2.よく噛んで消化を助ける
胃の消化を助け、吸収を良くするためには、よく噛むことが効果的です。
食べ物が小さく噛み砕かれることで胃酸の消化を助け、胃の中で撹拌しやすくなったり、腸に送り出しやすくなります。
噛む回数が少ないと、食物が大きいため消化に時間がかかり、また撹拌する際にも大きな力を必要とし、胃の負担になります。
よく噛むことで消化を助け、胃への負担を減らしてください。
3.水を積極的に飲む
胃腸を活発に働かせるには、十分なお水が必要です。
コーヒーやお茶の摂り過ぎは、カフェインの利尿作用で、体の水分を減らしてしまいます。
嗜好品として飲むのは良いのですが、普段の水分補給はお水ですることが重要です。
男性なら2~2.5リットル、女性でも1日に1.5~2リットルの水が摂取の目安になります。
*短期間で極端に水の摂取量を増やすことは、胃に負担をかける恐れがあるので、胃の状態を見ながら徐々に摂取量を増やしてください。
胃下垂と逆流性食道炎を良くし、安心して毎日を過ごせるように
まずはこれら3つの対策を取り入れてみてください。
症状の程度の軽い方であれば、これらの対策でも十分な効果を得ることができます。
ただし、
- ・症状がきつく、生活に支障が出ている方
- ・症状が慢性化していて、薬では効果がみられない方
- ・すでに上記の対策を取り入れていて、それでもお悩みの方
は、猫背などの不良姿勢の改善や、自律神経のバランスの調整など、根本的な原因に対しての治療を受ける必要があります。
胃下垂はそのままにしておくと、胃だけではなく様々な不調を引き起こす要因になります。
そのため、冷え性や便秘、慢性的な疲労など、肩こり以外にも様々な不調でお悩みの方が少なくありません。
逆流性食道炎も慢性化しやすく、また再発を繰り返しやすい症状です。
薬を飲んでも良くならず、どうしたら治るのかと悩んでいる方が多くいます。
ですが、胃下垂も逆流性食道炎も、引き起こしている根本的な原因を解決していけば、決して良くならない症状ではありません。
一日も早く胃下垂と逆流性食道炎を良くし、安心して毎日を過ごせるようになってください。
→つらい胃下垂の症状を改善するために、治療を受けたいとお考えの方は、当院の胃下垂の施術をご覧ください
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