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機能性ディスペプシアの人がやってしまいがちな、食事の勘違いとは?
機能性ディスペプシアは、胃の機能が低下することで、思うように食事を取れないと悩む方が多いです。
胃痛や胃もたれといった症状が主ですが、その他にもうまく食べ物を消化できないことで、痩せた、体力が低下したと悩む方も少なくありません。
当院に来院されたKさんも、長年機能性ディスペプシアに悩まされた患者さんの一人です。
Kさんは50代の男性です。
Kさんが胃の不調に悩まされだしたのは、当院に来院する20年ほども前からのことです。
キツい胃もたれや下痢といった症状に襲われ、病院を受診しました。
それからは長年、病院で処方された胃薬や漢方薬に加え、市販薬を飲んでいましたが、症状が根本的に改善されることはありませんでした。
「胃カメラで何度検査をしても、胃には異常がないと言われていました」
「もうそういうものなんだと、薬を飲んで、長年うまく付き合っていくしかないのだと思ってました」
そんなKさんの考えが変わったのは、この半年ほど前のことです。
Kさんには、登山の趣味がありました。
長年全国のいろいろな山に登っていたKさんですが、体重の減少から体力が低下してしまいます。
「仕事のストレスを感じやすくて、趣味で登山をして発散していましたが、最近はめっきりと体力が落ちてしまって、登山の最中に歩けなくなるほど、疲れ切ってしまいます」
「このままどんどん弱ってしまうんじゃないか、もう山を登れなくなるんじゃないかと不安になりました」
これまで病院に長く通っていましたが、Kさんは別の治療法を探し始めました。
そして、当院のHPを見たことで、来院を決めます。
当院で問診や検査をした結果、Kさんのお体の問題点が分かりました。
Kさんの場合には、骨格のバランスの崩れ、悪い姿勢からくる自律神経の乱れと、日々の食事の負担による胃腸の疲労が、主な原因になっていました。
自律神経は脳から背骨を通って、全身へと伸びています。
そのため、骨格のバランスが崩れ、姿勢が悪くなっていると、神経の通りが悪くなり、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
また、体重を減らさない、体力を増やすために、Kさんはこれまでにプロテインを飲んだり、油ものを意識的に食べたりしていました。
ですが、働きの低下していた胃腸では、うまく消化や吸収ができず、胃もたれや下痢を引き起こしてしまっていました。
当院の治療では、Kさんの崩れていた骨格のバランスを整え、姿勢を良くすることで、神経の流れを良くしました。
また治療に並行して、野菜や果物を食べる、お水をしっかり飲むなど、胃腸に良い食事をお伝えし、実践してもらいます。
「野菜や果物を増やしたり、お水を飲むと、ただでさえ量を食べられないので、余計に痩せてしまうと思っていました」
「良かれと思ってプロテインを飲んだり、頑張って油ものとかも食べていたので、それが負担になっていることに気づきませんでした」
当院の治療が進み、Kさんもお伝えした食事を実践されたこともあり、症状が改善していきます。
胃もたれと下痢が治まり、疲れも出なくなって、体力も戻ってきました。
また、体調の改善にともなって、どんどんと活動量が増えます。
「食べないといけない、という意識が常にあったけど、何を食べるかも大事だなと初めて体で実感しました」
「今は自分にあう食事がわかったので、これからは気をつけて良い状態を保とうと思います」
当院での治療が終了する頃には、これから先、体が弱ってしまうことへの不安がなくなって、まだまだ山に登れると喜ばれていました。
機能性ディスペプシアの方の食事で押さえておきたい大切なこと
機能性ディスペプシアでお悩みの方は、食事について悩まされることが多いです。
・そもそも食欲がない
・食欲はあるけど、食べるとすぐに胃もたれしてしまう
・食べられないことで極端な痩せや体力の低下を感じていて、もっと栄養が取りたい
などの悩みを持たれることが多いです。
胃の機能が低下することで、上手く食べ物の消化したり、消化したものを腸に送り込むことができず、ひどい胃もたれや胃痛、体重の減少といった症状を引き起こしてしまいます。
このとき少なくない方が、量を食べられない分、少しでも栄養を取ろうと、プロテインやカロリーバーなどの補助食品、サプリメントに頼るケースが見られます。
これで状態が改善する方はそれで良いのですが、思うような効果を得られないケースが多くあります。
人の体は基本的に、食べ物から栄養を吸収するようにできています。
偏った取り方は、かえって負担をかけてしまったり、長い目で見ると、胃腸の本来の消化、吸収能力を低下させてしまうことにも繋がります。
可能な限り食事で取る、取れる体を作ることが優先で、サプリメントは補うものとして、メインには置かないことが大切です。
当院でお伝えするケースで多いのが、いきなりタンパク質や脂質をたくさん取ろうとするのではなく、まずは野菜や果物を食べて、しっかりとお水を飲み、胃腸の調子を整える。
そして様子を見ながら、無理のない範囲でお肉や油ものも食べていく、という流れです。
消化や吸収できる内臓の状態を作らないと、頑張って食べても身につかず、余計に負担になってしまいます。
もちろん、機能性ディスペプシアを引き起こすのは、食事だけの問題ではありません。
ですが、食事で知らず知らずに余計な負担をかけている場合は、その負担を少しでも減らすことが非常に大切です。
もし、プロテインや栄養ドリンク、カロリーバーなどで改善が見られない方は、野菜や果物も食べたり、無理のない範囲でお水を飲んだりして、胃腸を元気にすることから心がけてみてください。
当院での機能性ディスペプシアの治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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