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機能性ディスペプシアが、食べられないという悩みを招く理由とは?
機能性ディスペプシアは胃痛や胃もたれといった、主に胃の不調に悩まされることの多い症状です。
その中でも、すぐにお腹が一杯になったり、気分が悪くなって思うように食べられない、食事を楽しめないと悩む方が少なくありません。
当院に来院されたHさんも、機能性ディスペプシアで思うように食べられずに悩んだ患者さんの一人です。
Hさんは会社員として働く30代の男性です。
10年以上前から、常に胃やお腹の不快感があったと言います。
病院を受診したところ、機能性ディスペプシアと診断を受けます。
「ちょっとでも食べ過ぎるとすぐに気持ち悪くなるので、好きなものも満足に食べられないのが長年続いていました」
胃のことを気にして、いつも控えめに食事をとっていました。
少しでも食べ過ぎてしまうと、気分が悪くなったり、お腹も下してしまいます。
「内臓がいつも動いていない感じがしてました」
「気分が悪くなるから、普段から食事を抜いてました」
機能性ディスペプシアとしての症状が続く中で、体の冷えをいつも感じていたりと、他の症状にも悩まされていました。
Hさんは病院や鍼灸院に通ったり、漢方薬を飲んだりといろいろと試しますが、良くなることはありませんでした。
「胃を気にせず食事を楽しめるようになりたかったです」
別の治療の必要性を感じ、インターネットで様々な治療院を探した時に、当院のHPを見たことで来院を決めます。
当院で問診や検査をした結果、Hさんのお体の問題点が分かりました。
姿勢が悪くなり、首に特に負担がかかっていたことが、症状を引き起こす原因になっていました。
胃をはじめとした内臓の働きは、主に自律神経によってコントロールされています。
その自律神経は、脳から背骨を通って全身に伸びているため、首や姿勢の影響を大きく受けています。
Hさんのお仕事はデスクワークで、毎日長時間にわたってノートパソコンを使用していました。
自然とうつむきがちになり、首に強い負担がかかっていました。
当院の治療では、Hさんの首のバランスを調整して、姿勢を綺麗にしました。
また治療に加えて、食事も胃腸を活発にするような食事内容を取り入れてもらいます。
当院での治療を進めていくにつれて、Hさんのお体の状態は改善されていきます。
胃腸も動き出して、少しずつ食事がとれるようになっていきます。
食後に気分が悪くなることもなくなっていきました。
「食べても気持ち悪くならないので、ものすごく久しぶりに食事を心底楽しめました」
「これから胃を気にせず普通に食べられると思うと、とても嬉しいです」
Hさんは今では三食を食べられるようになり、食事に楽しさを感じながら過ごされています。
なぜ機能性ディスペプシアだと思うように食べられないのか?
機能性ディスペプシアの方の多くに見られるお悩みに、胃が動いている感じがせず、食事が思うようにとれないというものがあります。
食事をする時、胃は主に次の3つの動きをしています。
- 1.入ってくる食べ物に合わせて胃を拡張する
- 2.胃酸が食べ物を消化しやすいように攪拌(かくはん)する
- 3.胃から腸へと食べ物を送りこむ
機能性ディスペプシアは、これらの働きのどれか、あるいはすべての働きに問題が生じた状態です。
食事の時に必要な胃の働きが十分にされないため、胃痛や胃もたれなどの症状に悩まされてしまいます。
胃カメラなどの検査で原因が分からないのは、胃自体に問題があるわけではなく、働きをコントロールしている場所に問題が生じているためです。
その胃腸の働きを主にコントロールしているのが、自律神経です。
自律神経は全身の様々な働きを調整していて、胃腸をはじめとした内臓も、影響を受けています。
自律神経が乱れると、胃腸の働きのコントロールにも支障をきたし、症状を引き起こしてしまいます。
自律神経は脳から背骨を通って全身に伸びています。
そのため上記のHさんのように、姿勢が悪かったり、首の骨格のバランスが崩れて、首や背中に負担がかかり続けると、自律神経を乱してしまう原因になります。
機能性ディスペプシアは検査で原因が分からなかったり、薬で症状が改善しなかったとしても、根本的な原因を取り除けば、けっして良くならない症状ではありません。
自律神経が整うことで、胃腸が正常に働き始めると、食事を楽しめるようになる方は非常に多くいます。
治らないからと、諦めないでください。
当院での機能性ディスペプシアの治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
(その他の自律神経を乱す原因や注意しておきたいポイントについては、『なぜ機能性ディスペプシアは自律神経を整えることが重要なのか?』という記事に書いているので、詳しくはリンク先をご覧ください。)
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