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機能性ディスペプシアからのひどい倦怠感が改善した理由とは?
機能性ディスペプシアにお悩みの方は、胃痛や胃の張りといった胃の不調だけではなく、倦怠感に悩まされるケースが珍しくありません。
その程度も重く、ひどい疲れやダルさに襲われ、日常生活がままならない、と悩む方も見られます。
当院に来院したTさんも、機能性ディスペプシアからくる、キツい倦怠感に悩まされた患者さんの一人です。
ずっと以前から、胃の痛みに悩まされていたというTさんですが、1ヶ月ほど前から、胃の張り痛みが強くなってしまいます。
胃の痛みがキツく、食欲もまったくなくなってしまいました。
「食べれなかったし、あまりにも胃の調子が悪いので、そもそも食べたいという気持ちも湧きませんでした」
また、ひどい倦怠感に襲われて、一日の大半を寝転んで過ごすようになってしまいます。
そのため調理をする元気もなく、食事はずっと、胃の負担が少ないおかゆ等ばかりだったと言います。
「しんどすぎて台所にも立てなかったから、余計に簡単なものしか食べられなくなっていました」
Tさんは病院を受診しますが、検査では胃に異常が見つかりません。
その時に機能性ディスペプシアの診断を受けました。
その後、あまりにもしんどく、気分も優れなかったため、心療内科にも通い薬をもらうのですが、治らない日々が続きます。
「本当はもっとしっかり食べたいし、胃のことばかり気にしたくない」
「それに、少しでも体を楽に過ごしたかったです」
肉体的な倦怠感は、精神にも影響を及ぼし、気分の落ち込みもひどくなっていました。
以前は元気に通っていたという体操も、しんどさのあまり通うのを止めてしまいます。
Tさんのご家族も、そんな姿を見て不安に感じていました。
娘さんが心配して、別の治療法を探しはじめます。
そして、当院を見つけたことで来院を決められました。
自分ではもう通えないぐらいに状態が悪いということで、ご主人が車で送迎して来院されました。
当院で問診や検査をした結果、Tさんのお体の問題点が分かりました。
自律神経の乱れによって、胃の機能が低下し、食べられなくなってしまっていたこと。
また、同じく自律神経が乱れたことで、胃だけでなく体内の疲労物質を分解する肝臓や腎臓の働きも低下してしまい、倦怠感を引き起こしていました。
自律神経の乱れを引き起こしていた原因としては、首の骨格のバランスの崩れ、猫背などの姿勢の問題が分かりました。
自律神経は脳から背骨を通って、全身へと伸びています。
首の骨格のバランスが崩れたり、姿勢が悪くなると、神経の通りが悪くなってしまい、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
Tさんの普段の生活について話をお伺いすると、リビングのソファで一日の大半を過ごしていたことが分かりました。
特にしんどくなってからはソファの生活が顕著に増え、ソファで丸く沈む姿勢になったり、横になったりして、慢性的に悪い姿勢が続いていました。
「一日中しんどくてソファに寝転んでました。それがますます悪くしてたなんて、思いもよらなかったです」
また以前、元気な頃には体操にも行っており、首をグルングルン回すような動作もしていたため、首の関節のバランスを崩してしまっていました。
これらの習慣はすぐさま悪化するのではなく、歪みがある一点を超えた時にガクッと調子を崩してしまうため、何が悪くしているのか気づきづらい問題です。
当院の治療では、Tさんの首の骨格のバランスを整え、キレイな姿勢になるように調整をしました。
それに加えて、Tさんご自身にも、普段の姿勢や習慣について気をつけていただきます。
具体的には、普通のダイニングチェアに座ってもらい、寝転がる時は地べたやベッドにしてもらいます。
当院の治療が進むにつれて、Tさんの症状は改善していきました。
首の関節が整い、姿勢が良くなっていくと、自律神経が安定して、少しずつ食事が取れるようになっていきました。
また倦怠感も解消され、しばらく休んでいた体操を、また通えるまでになりました。(なお、首を回すのは、再発防止のために避けてもらっています)
当院の治療が終了する頃には、Tさんの症状はすっかりと良くなり、今は料理もできて、ちゃんと食事も取れるようになりました。
「普通に食べれるのが嬉しい」
「それに、気分の落ち込みがひどかったのもなくなって、とても楽になりました」
今では倦怠感を忘れ、日々を元気に過ごされています。
ご家族もきっと安心されていることだと思います。
機能性ディスペプシアからのひどい倦怠感を解消するためには?
機能性ディスペプシアは、何らかの理由によって胃の機能が十分に働けなくなってしまい、胃痛や胃もたれといった、胃の不調を中心に引き起こしてしまう症状です。
そして、胃以外の不調に悩まされるケースも珍しくありません。
その中でも比較的多くの方に見られるのが、倦怠感です。
朝起きたときから疲れが取れない。
何をしていてもだるさがあり、一日中しんどい。
このような症状が起きるのは、主に次の二つの問題があるためです。
・大本の原因である自律神経の乱れによって、体の機能が低下してしまっている
・食べられないから栄養不足になってる
これらの問題を解決するには、一時的に無理をして食べたり、なにか特定の栄養を補給するのではなく、機能性ディスペプシアを引き起こす根本的な原因を解消することが大切です。
自律神経を乱す原因は多岐にわたりますが、その中でも見落とされがちで、かつ影響が大きいものに、首の骨格のバランスの崩れや、普段の悪い姿勢があります。
・猫背が癖づいている
・スマホやタブレットなどを低い位置で長時間見ている
・長時間、ソファでだらっと座ったり、横になっている
これらの習慣があると、自律神経を知らず知らずのうちに乱してしまいます。
特に調子が悪くなるほど、気づかない内に悪い姿勢が続いてしまい、ますます状態が悪化してしまう、という悪循環に陥るケースも珍しくありません。
心当たりがある習慣に気をつけてみてください。
機能性ディスペプシアは、思うように食べられないことも、倦怠感も、どちらもとてもつらい症状です。
日常生活にも大きな支障をきたしてしまう方が珍しくありません。
病院に通い処方された薬を飲んでも良くならないと悩む方も多いですが、原因を取り除いていけば、けっして治らない症状ではありません。
あなたが治らないのは、引き起こしている根本原因に気づけていなかっただけかもしれません。
当院での機能性ディスペプシアの治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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