胃下垂で太りたいのに太れない人が太るための方法とは?
胃下垂の方に多いお悩みに、太りたくても太れない、というものがあります。
一般的には痩せたいと思う人が多いため、太れないと羨ましがられることもありますが、本人からすれば大きな悩みです。
自分の理想とする体型は人それぞれですが、痩せるのに苦労する人が多いように、太るのもまた簡単ではありません。
「痩せすぎている」
「もっと健康的な肉づきになりたい」
「鍛えられた体つきになりたい」
など深刻に悩みを抱えている方が多くいます。
今回ご紹介するKさんは、そんな太りたいと思いながらも、長年なかなか太れなかった男性です。
Kさんは建設業で働く20代の方。
4年前から、ずっと自分の体型に悩みを抱えていました。
BMIを使った適正体重の指標では、標準体重よりも10キロ痩せていました。
(どうして食べても食べても太れないんだろうか?)
せめてあと数キロは太りたい。
Kさんは体重を増やすために、食事量を増やしました。
食事ではお肉やフライ系、カップラーメンなど高カロリーなものを積極的に食べるようにします。
間食に甘いものも食べるようにもしました。
(これだけ食べれば、さすがに少しは体重が増えるはず)
一般的には十分体重が増えておかしくないカロリー量を、毎日摂り続けます。
Kさんは一生懸命太るための努力をしました。
ですが、体重計が示す数字は、少しも増えてくれません。
(どうして太らないんだ? これ以上量は食べられないし、胃もますます調子が悪くなってきた)
頑張って多くの量を食べたことで胃もたれを起こし、いつも以上に食欲がなくなってしまいました。
それだけでありません。
頭痛や体のだるさを感じたり、下痢になったりと明らかに体調が悪くなっていました。
普通に食べていても太れない。
かといって、カロリーの高い食事では胃腸が受けつけない。
一体どうしたら良いのか?
Kさんは自分だけで改善することは諦め、色々と調べた末に、当院に来院されました。
お体の状態を調べた結果分かったのは、Kさんが胃下垂だということです。
胃をはじめとした内臓の位置が下がっていました。
また姿勢も悪くなっていました。
胃下垂は胃が下垂することで、胃腸の機能が低下したり、下腹がぽっこりと膨らむことで悩む人の多い症状。
特に胃下垂の方は、胃腸の消化や吸収する働きが大きく低下していることが多いです。
カロリーの高いものを食べても、胃腸で十分に消化、吸収がされません。
そのため、一生懸命に食べているのに、思ったように太れないことになります。
当院ではKさんの胃の働きを活発にする調整を行い、内臓の位置を整え、姿勢を綺麗にしました。
それに合わせて食事について、どのようなものを食べると良いか。
そしてどんな点に気を付けたら良いかなどをお伝えして、食事を改めてもらいました。
4年間という長い年月太れなかったKさんは、通院期間中の3カ月だけでも4キロ増やすことができました。
「本当に治るのか不安だったんですけど、太れて良かったです」
とても喜んでいただけただけではなく、太れるんだと自信を持たれたように思います。
太れない人が太るために大切なのは胃腸を元気にすること
太るためにはたくさん食べなくてはならない、とほとんどの方が考えています。
一般的にはこの考えは正しいので、ほとんどの方は食べた量に比例して体重が増えていきます。
ところが、一部の方は一生懸命に高カロリーなものや量を食べても、思ったように体重が増えません。
それどころか、胃腸に負担がかかって、胃もたれや便秘、下痢といった不調を引き起こします。
また体の怠さなどの全身の不調を訴えるケースもよく見られます。
胃下垂の方の場合は、胃腸の状態を活発にして、吸収率をまず高めることが大切になってきます。
当院では骨格や神経の流れを良くしたり、姿勢を改善したりしますが、胃腸に負担をかけない食事の指導も欠かせません。
Kさんを始め、胃下垂からの太れない症状でお悩みの方には、まず次のポイントに気を付けていただいています。
- ・野菜や果物を積極的に摂って、胃腸の状態を良くする
- ・消化に負担の大きい脂っぽいお肉や油ものを控え、鳥や魚、大豆製品といったタンパク質を中心にとる
- ・添加物の多いインスタントや加工食品を避ける
- ・お水をたっぷり飲む(最低女性で1.5リットル、男性2リットル)*1
(*1 急に飲む量を増やすと、胃腸の負担になる方もいますので、少しずつ飲む量を増やしてください)
こんな食事内容で本当に太れるの? と思われるかもしれません。
胃下垂を始め、胃腸が強くない方は、一般的に太ると言われているものを取るより、胃腸の状態を活発にすることが太る秘訣です。
これまでにたくさんの方で効果が出ている方法です。
一度ご自身の胃腸に合わせた食事を取ってみてください。
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