胃下垂で食べても痩せると悩んでいた女性の体重が増えた理由とは?
胃下垂でお悩みの方には、食べても太れない、痩せてしまうと悩んでいる方が多くいます。
食事のバランスに気を付けたり、量を沢山食べても太れないケースが多いです。
当院に来院されたMさんは、胃下垂によって食べているのに痩せてしまう、頑張って食べた結果、胃や腸の調子が悪くなったと悩んだ患者さんの一人です。
Mさんは60代の女性で、パートをして毎日を忙しく過ごしています。
Mさんが胃下垂によって食べても痩せると悩み始めたのは、この1、2年のことだと言います。
「もともと細いのは細かったんですけど、この1、2年で2kgほど体重が落ちてしまいました」
「体重が減り始めてから一生懸命食べてたんですけど、食べても食べても痩せてしまって、一度も体重が増えませんでした」
元々痩せている人にとって2kgの減少は、非常に大きな変化です。
Mさんは無理をして食べ続けた結果、お腹が張って、ガスが溜まる状態がいつも続くようになり、また胸焼けにも悩むようになってしまいます。
Mさんは内科を受診し、処方された薬を飲み続けてます。
ですが、根本的な改善には至りませんでした。
「このまま続けていても、体重が落ちていくばかり。なにか別の治療が必要なんじゃないかなと思いました」
Mさんは色々と調べた末に、抱えていた症状から胃下垂が原因ではないかと考え、当院に来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Mさんのお体の問題点が分かりました。
胃下垂を引き起こし、お腹の張りやガス、胸焼けといった症状も引き起こした一番の原因は、自律神経の乱れでした。
内臓の働きを主に調整している自律神経が乱れたため、胃が下垂したり、胃腸の働きに異常が起きて、お腹の張りやガスといった症状が引き起こされていました。
当院の治療では、内臓の調整を行いました。
下垂した胃の位置を調整し、胃腸の働きを活発にしました。
特に気になったのは、ストレスと自律神経の乱れを引き起こしている問題です。
減っていく体重、お腹の張り、下腹のぽっこりとした見た目、ガスと気になる症状が多く、すごくストレスを溜めた状態になっていました。
ストレスを発散できる状況なら良いのですが、Mさんは会社の上司を喜ばそうと、休みの日も自主的に家で仕事をするぐらい仕事に熱心でした。
体も気持ちも落ち着け、回復する時間が足りなかったことも、自律神経を乱す大きな原因になっていました。
平日はともかく、休みの日は仕事をだけでなく、ゆっくりする時間も作ってもらいました。
また、食事指導を行いましたが、Mさんは元々食事バランスが良い方で、大きな変更はなく済みました。
当院での治療と、生活で落ち着く時間を設けたことで、自律神経が穏やかになっていきました。
内臓の働きも活発になり、食べた物を吸収するようになり始めました。
「これまで少しずつ減ってきていた体重がはじめて増え始めました。良かった、本当に自分の体重は増えれるんだと安心できました」
食事指導も実践されてお腹の状態が良くなるにつれて、自律神経とストレスが穏やかになり、体重も2.8kgほど増えていきました。
最初はストレスや自律神経の緊張で表情も硬くなっていたMさんですが、治療を終える頃には、柔らかくリラックスした表情に変わっていました。
「体の調子も良くなったし、ジムで運動がしたくなってきました」
当初のMさんの目標体重には0.5kgほど届いていない状態でしたが、体重が減る心配はなくなっています。
今後、こちらでお伝えした内容を実践されれば、自力でもじわじわと体重が増えていくだろうと判断できたため、治療を終了しました。
体の不調もなくなった今、運動を楽しまれていることだと思います。
内臓と自律神経は相互に影響を与え合っています
胃下垂で食べても痩せてしまうとお悩みの方の多くが、胃や腸の働きが低下していることで、うまく栄養を吸収できなくなってしまっています。
そのため、多くの量を食べることよりも、胃腸をしっかりと働かせることが先決です。
胃腸の状態がしっかりと働くようになれば、ほとんどのケースで無理に食事を取らずとも、少しずつ健康的な範囲までは体重が増えていきます。
胃腸を始めとした内臓は、主に自律神経によって働きがコントロールされています。
ストレスを感じると胃が痛くなったり、お腹を下したりしやすいのは、ストレスによって自律神経が乱れ、内臓の働きに不調が起きるためです。
そのため、自律神経のバランスが整うと、胃腸を始めとした内臓の機能もしっかりと働くようになり、不調が改善に向かいます。
また、自律神経から内臓への影響だけでなく、内臓から自律神経にも影響を与えています。
内臓の状態が良くなると、ストレス耐性や自律神経にも良い影響があります。
特に腸はセロトニンやドーパミンといった脳のホルモンの分泌にも深く関わっていて、自律神経の働きに大きな影響を与えます。
自律神経と内臓は相互に影響を与え合っているため、どちらか一方に問題があると、もう一方の対策をどれだけとっても、なかなか改善しない、というケースが珍しくありません。
胃下垂で太れない、胃の不調があるという方は、大体のケースで一番に食事に気を付けられます。
ですが、実際にはストレス対策・自律神経の乱れ、内臓への負担、どれがあっても問題になってしまいます。
- ・急な強いストレスや慢性的なストレスの抱え込み
- ・座り方や普段の姿勢による骨格のバランスの崩れ
- ・睡眠不足や運動不足といった生活習慣の問題
- ・太ろうと無理に食べて胃腸が疲労している
- ・食事の量やバランスの乱れ
これらは胃下垂でお悩みの方が抱えている問題の一例です。
骨格のバランスなど、自分では解決できない問題もありますが、バランス良く体調を整えていくことが、最終的には一番の解決策になっていきます。
胃下垂で、一生懸命食べてるのに太れない。
食事に気を付けても胃の不調が良くならない。
このようなお悩みのある方は、一日の生活の中で負担をかけてしまっている点がないか、一度確認してみて下さい。
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