なぜ胃下垂に悩む男性が、何をしても増えなかった体重を増やせたのか?
胃下垂はいろいろな不調や悩みを引き起こします。
特にその中の一つ、太れないことに悩んでいる方が少なくありません。
痩せている自分の体型が気になって太ろうとしているのに、思ったように太ることができません。
食べたくても量が食べれない。
何を食べても、たくさん食べても太らない。
Mさんもまた、太れないことに悩んでいた患者さんの一人です。
Mさんは20代の男性で、自衛官として働いています。
Mさんが太れないことを悩みに感じたのは、高校生のころからだと言います。
当時からあまり食欲のある方ではなく、痩せた自分の体が気になっていました。
自衛隊に入隊した後、Mさんは激しい訓練に耐えるためにも、体重の増加の必要性をますます感じるようになりました。
「1日中訓練で動き回っているんですよ。筋力も持久力も必要で、今のままだとダメだなって痛感しました」
Mさんは太るために、一般的に良く知られている方法をまずは採用しました。
食べる量を増やし、お肉や油ものといった、カロリーの高い物を中心に食べるようにしました。
「これは上手くいきませんでした。もともとよく食べる方じゃないのに、無理をして食べたことで、お腹を下してしまいました」
その後にも、Mさんはプロテインを飲んでみたりもしましたが、体重が増えることはありませんでした。
食事を工夫しても改善する気配がない。
一体どこに問題があるのか。
色々と調べた結果、自分が胃下垂だからなのではないか、という予想が浮かび上がりました。
Mさんは胃下垂の改善を求めて、当院に来院を決めました。
問診や検査の結果、Mさんのお体には3つの問題点が見つかりました。
それが姿勢と内臓の下垂、そして食事の3つ問題です。
当院の治療でMさんの下垂していた胃の位置を上げ、姿勢の問題を解決するとともに、食事指導も行いました。
胃下垂の方の場合、太るための食事は『たくさん、カロリーの多いもの』という考え方とは違っている部分もあるため、適切な食事内容についてお伝えしました。
また、姿勢は日頃の座り方などの習慣の影響が大きいです。
骨格の調整なども行いましたが、日頃の良い姿勢の保ち方、避けた方が良い悪い動作をお伝えしました。
当院に治療に通いながらも、厳しい自衛隊の活動も続いていました。
訓練と勤務のくり返しで大きくカロリーを消費する日々が続きながらも、1.5kg体重を増やすことができました。
「胃の位置が上がるのが分かって、これまでどれだけ食べてもまったく増えなかった体重が増え始めて嬉しいです。無理に食べなくなったので、お腹を下すこともなくなりました」
体重の増加に、Mさんは喜ばれます。
姿勢や内臓の下垂といった問題が解消され、Mさんは治療を終了しました。
お体にあった問題が解消され、食事のポイントも理解されたので、今後さらに理想の体型に近づかれることでしょう。
胃下垂の人が太るための3つのポイント
胃下垂の人にとって、太るのは簡単なことではありません。
食べる量を増やしたり、高カロリー食品を試したり、胃下垂の対策として腹筋をしてみたりと、様々な対策を取っても良くならないと悩んでいる方が多くいます。
胃下垂による太れない問題は、一つの問題を解決すればすぐに良くなるというものではないことが多いです。
解決しないといけない問題は、
1.胃の下垂(による内臓全体の働きの低下)
2.食事の問題
3.姿勢の問題
の大きく3つに分かれます。
この内、1の胃の下垂の問題については、自力で解決することが難しい問題です。
ですが、2・3の食事や姿勢については、ある程度自分でも対策が取れます。
ちなみに、胃下垂の方の多くが、腹筋が弱いからではないか、と気にされます。
Mさんのように、鍛えていて平均以上に腹筋がしっかりとしている人でも、胃下垂に悩まされる方は少なくありません。
まったく影響がないわけではありませんが、筋力があれば必ずしも改善する症状ではありません。
食事の対策のポイント
・食べすぎて胃腸に負担をかけない
・脂もの、高タンパク質食品を摂りすぎない
・お水をしっかり飲む
・野菜や果物を積極的に食べる
太れないために、量やカロリーを求める方が多いですが、胃腸に負担をかけて逆効果になってしまいがちです。
胃腸が疲労すると、十分に消化・吸収ができません。
内臓がまず活発に働けるようになる必要があります。
その結果、栄養の吸収ができるようになります。
姿勢の対策のポイント
・スマホ等を見るとき、低い位置で首を倒して見ない
内臓の働きをコントロールしている主な要因が、自律神経です。
その自律神経は姿勢に大きな影響を受けています。
普段の座り方や、スマホなどの使用といった、日常生活に気を付けることで、自律神経の乱れの悪化を防ぎ、胃腸を活発に働かせることに繋がります。
胃下垂による太れない問題は、皆さんとても深刻に悩まれます。
自分の痩せた体を見られたくないと、真夏に長袖を着続けている方もいます。
太れない方は食事の量やカロリーを気にされますが、それよりも吸収率を上げれるように内臓を活発に働かせることが重要です。
上記の対策だけでも、体重が増えだしたり、標準体型に近づける人はきっといるはずです。
今まで太れなかったのは、自分に合った方法を見つけれていないだけかもしれません。
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