胃下垂の方が体重増えないのは食事量やカロリーの問題だけではない?
胃下垂の方は、体重が増えないと悩んでいるケースが少なくありません。
食事量や回数を増やしているのに、体重が少しも変わらない。
それどころか、無理に食べているため、胃もたれなどの不調を招いてしまうケースも見られます。
当院に来院されたSさんも、胃下垂で体重が増えないと長年悩まれた患者さんの一人です。
Sさんは40代の男性で、会社員として日々を忙しく過ごされています。
Sさんは幼少期からあまり内臓の働きが強い方ではなく、痩せていたのは子どもの頃からだと言います。
特に悩みが深くなったのは、成長期を終えた頃からです。
「成長期はまだ背が伸びたこともあって体重が増えたんですけど、身長が止まってから、ピタッと体重が増えなくなりました」
「猫背で姿勢が悪いのも自覚していたので、すごく気になっていました」
Sさんは少しでも体重を増やそうと努力しました。
特に食事には気を付け、摂取カロリーを増やそうと試みました。
「少しでもカロリーを増やそうと、油ものとかお肉を一生懸命に食べてたんです」
「けど、体重が増えないどころか、胃もたれになって気持ち悪くなって、無理に食べるのも続けられません」
あまりにも太れないために、体質の問題で、解決しないのではないかと考えたこともありました。
「父親も痩せているので、父方の遺伝の問題でこのまま太れないんじゃないかと不安でした」
成長期を終えてからの20年以上、変わらないままの現状に強い不安を感じます。
そんな不安を抱えながらも、Sさんは解決法を探し続け、ある日当院のHPを見つけます。
そして、もしかしたら解決できるかもしれないと、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Sさんのお体の問題点が明らかになりました。
1つ目は、胃下垂になっていたこともあり、内臓の働きがかなり低下してしまっていたことです。
Sさんは男性ということもあり気にしていなかったのですが、キツい便秘を抱えていました。
胃腸の働きが悪いために、消化や吸収が上手く働いていませんでした。
2つ目は食事の問題です。
体重を増やそうとして、胃腸に負担をかける食事内容になっていたり、日々の水分摂取量がとても少ないといった問題がありました。
これらは内臓の疲労を招いてしまっていました。
3つ目は姿勢の問題です。
姿勢が悪くなったことで自律神経が乱れてしまい、内臓の働きの低下を招いてしまっていました。
当院では、Sさんの胃腸の働きを活発にする治療を行い、猫背になっている姿勢を改善しました。
また、治療に合わせてSさんには食事指導も行いました。
カロリーの高いものを無理して食べるのではなく、胃腸に優しい食事に変えてもらいました。
当院の治療と食事の改善によって、姿勢と内臓の位置が良くなるにつれて、まずSさんのお通じの頻度が改善されていきました。
これまで2~3週に1度ぐらいだった頻度が、週5ぐらい出るようになっていきました。
また、じわじわと栄養を吸収できるようになり、一度も増えたことのなかった体重が増えだしました。
「これまでどれだけ頑張っても増えなかったので、本当に増えるんだと驚きでした。増えていく数字を見るのが嬉しかったです」
Sさんは当院に来院中に、体重が2.5キロ増えました。
何が問題になっていたのか、そしてどうすれば良いのかが分かった今、Sさんの体重は今後もまだまだ増えていくことでしょう。
内臓の働きを高めることが、栄養の吸収に繋がります
胃下垂でお悩みの方の多くは、お肉や揚げ物、甘いものといったカロリーの高い食事を頑張って食べているケースが珍しくありません。
胃に入っているカロリーの数値だけを見れば、確実に体重が増加してもおかしくない食事量を取っているのに、なぜ体重が増えないのでしょうか?
体が栄養を吸収するには、食べものを消化して、吸収する必要があります。
内臓の働きが低下していて、消化する能力や、吸収する能力が十分に働かないと、体に栄養を取り込むことができません。
胃下垂で体重にお悩みの方は、胃の働きや腸の働きが低下していることが多いです。
そのため、体重を増やすために何をどれだけ食べるかよりも、まずは胃腸が活発に働くようにすることが、解決に繋がります。
胃腸の働きが低下する原因は主に、食事の問題、ストレスの問題、生活習慣による自律神経の乱れの問題などがあります。
Sさんのケースでは、毎日のお水を飲む量が少なく、胃腸の働きが悪くなっていたことと、普段の姿勢が猫背になっていて、自律神経の乱れを引き起こしていました。
- ・座り方が猫背になっていないか、姿勢を意識する
- ・油ものやお肉を取りすぎず、胃腸を活発にする
- ・1日に2Lを目安に、水を飲む*
(*急に飲む量を増やすと負担になるため、状態を見ながら少しずつ増やしていってください)
胃下垂のせいで長年少しも体重が増えないという方も、内臓が活発に働きだすことで、適正体重まで増加していく可能性は十分にあります。
同じように悩んでいる方は、気を付けてみてください。
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