胃下垂で消化不良を起こしている方に大切な食べ方の工夫とは?
食べものを消化する能力は、個人差が大きいです。
お肉や脂、砂糖といった普段多くの人が口にする食べものにも、人によって上手く消化、吸収できる量に個人差があります。
特に胃下垂の方は、胃腸の働きが低下していることが多く、消化不良を起こしてしまいがちです。
今回ご紹介するHさんは、50代の看護師の女性です。
Hさんの胃腸の調子が悪くなり始めたのは、当院に来院する約3年前のこと。
体重が少しずつ減り、体調の悪い日が増えていきました。
また、胃もたれや連日の下痢に悩まされるようになります。
落ちた体重を取り戻そうと、Hさんは食事を頑張ってとります。
ですがそれによって、気付かないうちにどんどん内臓を疲労させてしまっていました。
そして胃腸だけでなく、全身の調子も悪くなっていきます。
首肩のつらいこりに悩まされたり、体がすぐに疲労し、なかなか疲れが取れない日々が続きます。
「仕事も常勤で働くのが難しくなってしまって、シフトを変えてもらいました。普通に働くのも難しい体調の上に、気持ちも落ち込んでしまいました」
普通に働ける元気な体を取り戻したい。
Hさんは病院、整骨院、整体、マッサージと色々な治療を受けます。
ですが、改善は見られません。
「もう何処だったら治してくれるんだろうかとずっと探し続けていました」
Hさんが当院のホームページを見て来院したのは、しんどくなってから3年が経過していました。
問診や検査の結果、Hさんの内臓、とくに胃腸が疲労しきっていて、十分な消化や栄養の吸収、排泄ができなくなっていることが分かりました。
胃腸の状態が悪いため、普段の食事について聞いてみました。
すると、菓子パンをよく食べたり、牛豚の料理を多く食べていることが分かります。
食べること自体は問題ないのですが、その頻度が高くなっていたことで、もともと消化能力の低かった胃腸に大きな負担をかけてしまっていました。
当院の治療では、胃の下垂を上げ、胃腸の疲労を取り除き、働きを活性化させました。
それと同時に、Hさんの場合、どういう食事が良いかをお伝えしました。
「これまで好きだから、料理がしやすいからって理由で食べることの多かった食事が、胃腸に負担をかけていたなんて思ってもみませんでした」
Hさんは当院に通院しながら、お伝えした食事内容を実践します。
連日や毎食は食べないように気を付けるなど、Hさんの胃腸に負担をかけがちだった食事を減らした結果、まず内臓の疲労がなくなっていきました。
胃腸が活発に働いたことで、これまでずっと下し続けていたお通じが安定し、下すことが一切なくなりました。
また、慢性的に続いていた首や肩のこりも解消されます。
「胃もたれに悩まされることもなくなって、とても体の調子も良いです」
体に起きた数々の良い変化に、Hさんは笑顔を浮かべます。
その後、Hさんは調子の良くなったお体で、元気に働かれています。
胃腸の強くない人は、食べ方を工夫してみてください
食べものを消化する力は人によって個人差があります。
お肉や揚げ物をたくさん食べても胃もたれしない人がいれば、少量でも消化不良を起こして不調を感じる方もいます。
胃下垂をはじめ、胃腸のあまり強くない人は、消化や栄養の吸収能力が低いために痩せがちです。
そのため体重を増やしたいと思って、お肉や油もの、甘いものといった太りそうなものを沢山食べるケースがよく見られます。
その結果、胃腸に負担をかけてしまいます。
胃痛や胃もたれ、消化不良を起こし、かえって体調を崩してしまうことにも繋がりがちです。
では、胃腸のあまり強くない人は、どういう食べ方をすれば良いのでしょうか?
当院では人によって差はありますが、次のポイントをお伝えすることが多いです。
- ・牛豚(の脂)を食べすぎない
- ・小麦を食べすぎない
- ・砂糖を摂りすぎない
重要なのは、その人の消化能力、許容範囲を超えないことです。
まったく食べてはいけないわけではありません。
パンが好き、甘いものが好きで、どうしても食べたいというような方も多いかと思います。
一度食べる量を減らしてみて、どれぐらいまでなら食べても調子を崩さないか。
どれぐらいから胃が疲れたり、お通じが悪くなったりするのか。
自分の胃腸が許容する量や頻度を確認しておくと、お体の調子を良く保つのにとても効果的です。
ぜひ実践してみてください。
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