胃下垂と呑気症に悩まされていた方が見落としていた原因とは?
胃下垂は胃が下垂することで、胃痛や胃もたれなど、様々な胃の不快な症状を引き起こします。
呑気症も胃下垂と併発しやすいもののひとつです。
ゲップがこみあげる、胃の膨満感を感じるといった症状があります。
当院に来院されたTさんも、胃下垂と呑気症に悩まされた患者さんです。
Tさんは大学生の女性です。
大学に通いながら、接客のバイトもして忙しく過ごされています。
Tさんが症状に悩まされ始めたのは、当院に来院する二年前のことでした。
少しでも食べすぎると、食後すぐに胃もたれや胸焼けがしてしまいます。
そのため、朝食を一切取らずに過ごすようになったと言います。
また、Tさんを強く悩まされたのはバイトなどの緊張感が強く感じるときです。
ゲップがこみあげてきてしまう呑気症の症状が強く出ました。
「元々人前では少し緊張してしまうんですけど、呑気症の症状が出るようになって、いつゲップが出てしまうかと、余計に緊張してしまうようになりました」
Tさんは病院に通い処方された薬を飲みます。
ですが、思うように改善しません。
治療を続けていましたが、一年後には症状が悪化してしまいます。
鍼や灸といった治療を受けたりもしましたが、大きく改善することはありませんでした。
漢方薬を飲んでみたりと、色々と試しながらも、どうして治らないのかと強い不安を抱いていました。
「もしかしたら、長年続く呑気症や胃もたれは胃下垂が原因ではないかと思いました」
Tさんは胃下垂の治療について色々と調べた結果、当院のHPに辿りつきます。
当院で問診や検査をした結果、Tさんのお体の問題点が分かりました。
胃もたれや呑気症といった症状は、大きく二つの原因がありました。
1つは胃が下垂したことによって胃の機能が低下し、また胃に圧迫された腸の働きまで悪くなってしまったこと。
もう1つが、便秘が長年続いていたことです。
Tさんは、お通じが3日に1度ぐらいの頻度が当たり前になっていて、便秘症という自覚はあったものの、それが悪いとは思っていませんでした。
便秘でお腹が張っていたために、ガスが発生したり、腹圧が高くなり呑気症の症状を引き起こしていました。
また、便秘でお腹が張り過ぎていて、体の緊張が取れず、自律神経が乱れていました。
当院では下垂した胃を挙げたり、胃腸の働きを活発にするような治療をしました。
治療だけではなく、Tさんにも普段の食事に気を付けてもらいました。
当院の治療と食事に気を付けていただいた結果、胃の働きだけでなく腸の働きも良くなります。
そして、しっかりとお通じが出るようになっていくにつれて、どんどん胃もたれや呑気症の症状も落ち着いていきました。
緊張するようなことがあっても、ゲップがこみあげるようなことはなくなりました。
状態が安定したことで、治療を終了しました。
Tさんは今、人前でも強く緊張することなく、堂々と振るまえているようです。
お通じをしっかり出すことは多くの方が思っている以上に大事です
呑気症は、空気を呑み込むことによって、胃や食道、腸に空気がたまり症状を引き起こします。
ゲップや腹部膨満感、ガス、胸焼けや上腹部痛などの症状がみられます。
呑気症の主な原因は、ストレスで唾を飲みこむことが増え、その際に空気を大量に呑みこむことだと言われています。
見落とされがちな原因として、便秘が問題となっているケースが多いです。
腸に便が溜まることでガスが溜まったり、腹圧が高くなることで胃を圧迫してしまいます。
便秘になっている方は、自分のお通じの頻度が当たり前になっているため、あまり問題視していないことが多いです。
その方にとっては当たり前のことで、自分の抱えている不調と原因が結びつきづらい問題があります。
ですが、実際には便秘は多くの方が思ってる以上に、体に悪影響を与えています。
肌荒れや吹き出物といったよく知られたものから、内臓疲労を招き、慢性的な疲労の原因になっていたり、様々な影響があります。
そのため、胃下垂によって便秘になっているようなケースでも、普段の食生活で野菜や果物を積極的に食べたり、お水をしっかりと飲むといった、お通じはしっかり出すことが重要です。
呑気症が治らないと悩んでいる方は、一度ご自身のお通じを良くすることも考えてみてください。
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