過敏性腸症候群でお腹が張る方が見落としている意外な根本原因とは?
過敏性腸症候群の方に多いお悩みの症状の一つに、お腹が張るというものがあります。
お腹が張ることで苦しいだけでなく、おならが出やすい、ゲップが出てしまうなどの問題を引き起こしてしまいます。
学校や職場、公共の乗り物などでガスやゲップが出てしまわないか不安になって、強いストレスに襲われている方も少なくありません。
当院に来院されたNさんも、過敏性腸症候群によるお腹の張りに悩まされた患者さんの一人です。
Nさんは30代の女性です。
過敏性腸症候群によるお腹の張り、ガス、げっぷには、学生時代から悩まされていたと言います。
時を重ねるにつれて症状は重くなっていきます。
20代は職場で悩み、30代になると場所問わずお腹が張ってしまい、困るようになりました。
「この数年は、食後にお腹の張りが特に強く出てしまうようになっていました」
「冷たいジュースを飲むと、すぐにお腹を壊してしまっていたんですけど、最近では冷たくないジュースや甘いものを食べただけでお腹を壊してしまうようになりました」
Nさんは以前から病院で治療を受けたり、整体に通ったりもしていましたが、良くなりませんでした。
お仕事中もお腹のことが気になって、集中とは程遠い状態で、常に不安やストレスを抱えてしまっていました。
「いつお腹が張るんだろうってずっと不安を抱えています」
「お腹のことばっかり心配せずに、普通に食事が取りたいし生活したいです」
Nさんはメンタル的にも不調に追い込まれてしまいます。
10年前にはうつ病にもなり、パニック障害も併発します。
病院への通院の結果、メンタル症状は一時より改善しますが、今もしんどさが残った状態です。
Nさんは治療を探し続け、当院のHPを見たことで来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Nさんのお体の問題点が分かりました。
首の骨格のバランスが崩れ、姿勢が悪かったことが、自律神経を乱し、腸の働きを低下させていました。
Nさんは便秘ではなかったのですが、しっかりとお通じが出きっていなかったことで、腸にガスが溜まりやすくなり、お腹の張りに繋がっていました。
また、腸の状態が悪くなることで、脳がストレスによる影響を大きく受ける状態になっていました。
脳腸相関と呼ばれる仕組みで、過敏性腸症候群の方にうつやパニックを併発する方が非常に多い原因になっています。*1
当院ではNさんの首のバランスを整え、姿勢を改善する治療を行いました。
治療が進むにつれて、首が安定した状態を保てるようになり、姿勢が良くなっていきます。
すると、お通じがしっかりと出しきれるようになっていきました。
お腹の張りもなくなってガスも気にならず、ストレスの影響も受けにくくなっていきます。
治療を終える頃には、お体の状態は非常に良くなりました。
「お腹の症状はまったくなくなって、気分的にもすごく安定しました」
Nさんの生活にも大きな変化が起きました。
「以前からやりたかったモノ作りを始めたんです。もう止められないぐらい楽しくって」
当院での通院中、Nさんは好きなモノ作りを始められました。
慢性的なしんどさやお腹の張ることへの精神的な余裕のなさから、長年やりたいと思っていたモノ作りに挑戦できていなかったNさん。
今ではモノを作り、それを販売したりして、新しい日々を楽しんで過ごされています。
過敏性腸症候群でお腹が張る根本的な原因と自分でできる対策
過敏性腸症候群の方には、お腹が張る悩みを抱えている方が多いです。
腸にガスが溜まって圧迫感を感じたり、ガスやげっぷが出やすくなってしまいます。
食事内容にすごく気を付けたり、サプリを飲んだりといろいろな対策をされ、それでも改善しないと悩んでいるケースも多く見られます。
お腹の張りを発生させる原因は、食事やストレスなども関係していますが、その大元の根本的な原因には、内臓の働きが正常でなくなっている問題にあります。
腸の働きが過剰になったり、逆に低下してしまうと、お通じがしっかりと出しきれないことで、腸内にガスが発生してお腹の張りを起こしてしまいます。
大切なのは、腸自体の働きを良くして、毎回のお通じを自力でスッキリと出しきれるようになることです。
便秘薬などに頼って出すのが続くと、腸自体の排泄する力が弱ってしまいます。
腸の働きは自律神経が主に調整しています。
自律神経の乱れというと、多くの方が生活習慣やストレスなどを思い浮かべると思います
これらの要因も大切ですが、あまり知られておらず、大きな影響を与える問題に、首の骨格のバランスや姿勢の問題があります。
脳から首を通って全身に神経が延びているため、首のバランスや姿勢が悪くなると、神経の伝達に支障が起き、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
首や姿勢をしっかりと改善するには、骨格のバランスを整える治療を受ける必要があります。
ですが、自分でできる対策もあり、悪化要因を取り除き、今以上悪くしないことが重要です。
・スマホやゲーム機を低い位置で見ない
・首の骨をボキボキと鳴らさない
・首を左右に振らない
・うつむせ寝でのスマホ利用を避ける
これらの対策は、どれも首や姿勢を悪くしないのに効果的です。
まずは上の4つのポイントについて気を付けてみてください。
その上で一日も早く快適に過ごしたい。
自分の体の状態を把握したうえで、治療を受けたい。
そんな方は、骨格のバランスを整える治療を受けることを検討してみてください。
どこでもしっかりと整えられるわけではありませんが、食事やサプリなど、色々試して良くならなかった方が改善される可能性は十分にあります。
当院での過敏性腸症候群の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
参考文献
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院情報
院名
創輝(そうき)鍼灸整骨院
院長
尾原秀祐
所在地
〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F
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治療時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
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土曜午後・日曜・祝日