過敏性腸症候群で学校に行けず友達ができないのは、心の問題?
過敏性腸症候群は、症状がひどい方では外出もままならず、学校や職場に出られないと悩む方が少なくありません。
学校に行きたいのに行けない。
親しい友人もできず、孤独感に悩まされ、余計に強いストレスを抱えてしまう方も珍しくない症状です。
当院に来院されたSさんも、過敏性腸症候群が原因で学校に行けず、友達ができないと深刻に悩んだ患者さんの一人です。
Sさんが過敏性腸症候群に悩まされ始めたのは、中学1年生の夏頃から。
腹痛や下痢、お腹の張り、ガスといった症状が出始めました。
それまでは普通に通学し、部活にも参加していたSさんですが、学校にまともに通えなくなってしまいました。
Sさんは病院を家族と一緒に受診したところ、過敏性腸症候群の診断を受けました。
その後、処方された薬を飲みますが、症状に改善は見られません。
学校を休んで家で生活していると、リラックスはできていても、それまで遊んだり話をしていた友達とも自然と接することがなくなり、孤独感に悩まされるようになります。
「このままで本当に良いのかなっていう不安と、学校に行ってまたガスや腹痛に悩まされるんじゃないかっていう不安で、家でも学校でも、本当には落ち着けなくなりました」
Sさんは病院だけでなく、針や整骨院や、整体、マッサージ、心療内科など、あらゆる所に行って治療を受けますが、良くなりませんでした。
Sさん本人も、家族も治らないのでは、という諦めにも近い状態に陥ってしまいます。
そして、改善は見られないまま月日は流れ、Sさんは高校に進学します。
「学校に通いたいし、友達も欲しい。皆と同じような学校生活が送りたい。そう思ってるのに、学校に行くとお腹が痛くなってしまうんです」
「中学までの知り合いとも離れて、まともに高校に通えてない私に、もうこれからずっと、友達なんてできないんだって思い詰めていました」
中学生のころと違い、高校では進級するのに出席日数が必要になってきます。
進級ができるか危ないときに、Sさんは当院のHPを見たことで、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Sさんのお体の問題点が分かりました。
過敏性腸症候群を引き起こしていた原因は、自律神経の乱れにありました。
その自律神経が乱れた根本的な原因として、普段の姿勢の悪さからくる、首の骨格のバランスの崩れにありました。
脳から背骨を通って、神経は全身に伸びています。
首に負担がかかって骨格のバランスが崩れると、神経の伝達に支障をきたし、自律神経の乱れを招いてしまいます。
Sさんは小学5年生の頃からスマホを使いはじめ、長いときには一日に6時間ほども触っていたそうです。
長時間、そして長期間にわたって首に負担がかかったことで、自律神経が乱れてしまいました。
中学生になって環境が変わり、ストレスがかかったことが引き金となり、過敏性腸症候群をキツく発症してしまいました。
当院の治療では、Sさんの姿勢を改善し、骨格のバランスを整えました。
また、Sさんには普段の姿勢で気をつけるポイントをお伝えし、実践してもらうようにしました。
当院の治療が進むに連れて、Sさんの症状は改善していきました。
学校に問題なく通えるようになっていったことで、Sさんの表情にも笑顔が見られていきます。
そして、今では普通に学校に通えるようになり、友達もできて、学生生活を楽しんでいるようです。
過敏性腸症候群で学校に行けず友達ができない方にして欲しい対策
過敏性腸症候群の症状が原因で、学校や会社に通えなくなったり、人と出かけるのが難しくなったりするケースは珍しくありません。
腹痛やガスが気になって、自宅から出られなくなったり、外出していても、いつお腹が痛くなるか分からず、少しも落ち着けなくなり、楽しめないと悩む方も多く見られます。
その結果、「一生まともに友達ができないのでは……?」
「できたとしても迷惑をかけて、長続きしないのでは?」などと、深刻に思い詰めてしまう方もいます。
過敏性腸症候群に悩む方は、腸の状態が悪くなることで、うつやパニックなども発症しやすく、メンタル的にも追い詰められてしまいがちです。
また外出が難しくなり、人とのコミュニケーションを避けがちになることで、孤独に陥ることが多いです。
ですが、過敏性腸症候群には何らかの引き起こしている原因があります。
そして、その原因を取り除けば、けっして治らない症状ではありません。
過敏性腸症候群に対して、食事の対策を取っていたり、何かしらのストレス対策をされている方は珍しくありません。
ですが、気づいていなかったり、見落とされがちな原因が、首の骨格のバランスの崩れや、悪い姿勢からくる、自律神経の乱れです。
特に現代ではスマホやタブレット、携帯ゲーム機を使用している人が多いです。
この時、低い位置に持って、前屈みの姿勢が長時間続くと、首に強い負担がかかってしまい、自律神経を乱してしまっています。
そのため、スマホなどを使う際には
・うつむきがちにならないよう、目線を上げて持つ
・長時間使い続けず、休憩を挟む
・背中が丸くなっているのに気づいたら、伸びの体操をする
などの対策が自律神経を安定させ、症状の改善に役立ちます。
一度気をつけてください。
当院での過敏性腸症候群の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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院名
創輝(そうき)鍼灸整骨院
院長
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所在地
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